【仕事術】冷蔵庫を開くたびに”あの能力”の筋トレができてしまう話
ここあんです。どうもです
今回は「業務管理」「プロジェクト管理」「事業管理」に悩む方々に、私が実践する一つの成長のキッカケとなるお話をします
まず、前提として私自身の話
私はここ数年、プロジェクトや担当事業の管理者を続けきたのですが、複数のミッションを常に抱えながら走り続けてこれた理由を振り返ってみると、その成功要因としてパッと出てくるのは「思考の筋トレ」に逃げずに向き合い続けたからではないかと思っています
はじめは新規の担当を持つたびに不安を抱えながらのスタートだった記憶はありますが、いつからか気づけば全く知見の無いプロジェクトや事業の管理者となったとしても、5~6割くらいは既存の仕事の仕方を当て込めるようになってきたこともあり、着任の度のストレスは知らぬ間に減っていた気がします
業務時間中は当然、担当領域およびそれに派生する横や上のプロジェクトや事業の状況を理解することに努めざるを得ないので、まさに脳をグルグル回しながら、手前のことも先々のことも想像しながら発言し、判断し、修正していくような日々を繰り返してきました
この”脳をグルグル回しながら”というのが少し難しい表現になるのですが、回すといっても脳の中の情報がぐるぐる回るというより、何故か脳自体を【横回転】させているような感覚
上手くは言えないですが、ただモヤモヤと考えているというよりは、スイッチ一つでその思考に入っていくような瞬間を都度繰り返してきました
うまくお伝えしずらいものの…
自分の中ではその「脳の横回転」をさせる行為は、トレーニングで腹筋や腕立てを1セット頑張る時のような、割と慣れてくるまでは苦痛だったり、気持ちの入れ込みが必要だったりするような面があります
なので、まさに「筋トレ」と同じ
繰り返すことによって少しずつ筋力が付いてきて、導入自体が楽になっていく
そんな作業の1つだと思っています
今では余程の大きな問題や課題に向き合うとき以外はそんなに苦痛なくこの状態にいられるような気がしてます
ただ、私がこの「脳の横回転」状態の筋トレを繰り返して様々なプロジェクトや業務管理などを効果的に回せるようになった最大のポイントは、業務時間外でも割とトレーニングを続けてこれたことにあるのかなと考えています
極端にいうと、仕事以外の時でも思考を止めなかった
それによって、他の人より倍速くらいの成長度を示すことができ、結果として仕事もついてきたようなそんな感じがします
「脳の横回転」状態になる初速が他人と比較しかなり早くなった印象で、要は、”反射神経”の違いが出せるようになったことが重要なポイントだった気がしています
今回はそんな日常での頭の回転の鍛錬を続けてきた例を紹介できればと思っていますが、最も有効的な方法は【冷蔵庫の管理能力】をあげることになります
■日常でも「脳の筋トレ」を続けるコツは【冷蔵庫】にあった
前述のとおり、業務時間以外においても頭、脳の思考の筋トレを繰り返してきた訳ですが、自分の中で振り返った時に以下の2軸の面での筋トレが後から血となり肉となり、仕事に上手に反映されていったような気がしています
1つは、業務の「効率化」を求める頭の回転
もう1つは物事を「管理する」為の頭の回転
個人的な感覚でいうと、この2つは腹筋と腕立て伏せのトレーニングの違いのようなイメージを持っています
そんなわけで、この2つの筋力を別々に高めていいく必要はあるような気がしていますが…
日常生活におけるシーンで、1つめの「効率化」を求める頭の回転を最も効果的に鍛えてくれたのは【料理の時間】になります
今回のテーマはどちらかというと管理能力の話を軸にしたい為、この「効率化」の思考の回転についてのポイントについては以下の記事でまとめています
ぜひ気になった方は参考に読んでみていただけると幸いです
そして、今回の本題である「管理能力」
これを高める為にやっている日常生活における脳の筋トレ方法は【冷蔵庫の管理】になります
たまたま振り返ってみて気づいたレベルなのですが…
効率化の筋トレで記載した【料理】とこの【冷蔵庫の管理】は別物のようで、日常生活にも関連性がありすぎる為か、片方を実行すると自ずともう片方が成長していった関係性にあったのだなと思っていますが…
日々の自炊を繰り返すことによって、冷蔵庫の管理をしっかり続けてこれたのは自分の中では運が良かったような気がしています
では、なぜ【冷蔵庫の管理】が、業務管理やプロジェクト管理、乃至は事業管理能力を高めてくれるのか
以下に個人的な見解を解説します
■「冷蔵庫の管理」が能力を高める理由
そもそも、皆さんは冷蔵庫の中をしっかり把握できていますでしょうか?
自分の経験上、単身世帯のときは冷蔵庫のサイズも管理している食材も大した量ではないのである程度把握できていた記憶はありますが、家族で利用する最低限の大きさのサイズであってもお肉の保管状況や飲み物のストック数程度は頭の中に想像できるとしても、調味料や冷凍食品の補充具合等については日常利用していないと全然わからないといって感じかと思います
「スーパーやコンビニに行ったときに、牛乳ってストック合ったっけ?」
「このレシピを作りたいのに、冷蔵庫の中に同じ野菜があったかが思い出せない…」
そんなシーン、思い当たる節ありませんか?
単身世帯の方でピンとこない方は実家の冷蔵庫を想像してみてほしいのですが、家庭における冷蔵庫の中身の変化って想像以上に循環が激しいですよね
最近はカメラが内蔵された冷蔵庫の登場によってスマホで状況確認ができる便利な世界が展開され始めてきましたが、あれだって冷蔵庫内の全容把握までは現時点で至っていないようです
意識的に2~3日に1回は状況把握しておかないと、タイムリーな食材や調味料の保管状況を頭に記録しておけないのが、この「冷蔵庫の中身管理」の重要な肝となります
■なぜ、冷蔵庫の中身の把握がビジネスに通ずるのか
冷蔵庫のものを把握しておくことが仕事においての「管理能力」に通ずる理由
それはいくつかの共通点があるからです
冷蔵庫の中身の管理がしっかりできているということは、頭の中で以下のような管理ができているに等しいと思っています
❶食材/飲料/調味料等の網羅数 → モノの管理
❷食材は家族分の食事に相当する量を担保できているか→ ヒトの管理
❸補充を考える上で月内の上限額を上回らないか → カネの管理
日常生活において、大半の人はこの❶~❸の思考の回転をスーパーやコンビニなど、買い物体験をするシーンであたり前のように実践しています
❶でいうと前述のとおり、現時点で我が家にストックされている食材の把握ができていないと「何を補充すればいいのか?」の判断が鈍ります
❷でいうと、例えば「お父さんは今日会社の飲み会だから夜ごはんはいらない」を把握できているかによって、今晩食事を用意すべき人の人数を読むことができますし、1週間分の家族の予定を理解していたりすると、購入すべき食材の量にも変化がでてきたりします
❸は言わずもがなの話ですが、「今月は旅行があるから節約しないと」といった、週次/月次単位程度での大体の予算の活用具合を頭の中で想像しながら買い物しているといったシーンがあてはまると思います
こんな風に、この「冷蔵庫の中身」の把握をフックに人が日常生活で頭を働かせる瞬間は、まさに仕事における業務管理やプロジェクト・事業管理における基礎となる経済資源(ヒト・モノ・カネ)に対して向き合っているに等しいと考えることができます
業務管理能力とはまさに、このヒト・モノ・カネを効率的に管理する能力を指します
業務目標を設定して進捗を管理する能力がベースとなるこの行為の精度向上こそが仕事の能力を高める非常に重要なポイントとなるのです
また、マネジメント観点でもこの管理能力に紐づけた形で「冷蔵庫の中身」把握は有効かもしれません
極端な話、「最近うちの子はお肉を出しても残すから魚を中心に買いそろえておこう」といった行為は、まさにマネジメントレイヤーが自チームのメンバーのコンディションを把握しているから業務を割り振れるようになる話と同様の行為とも言えます
部下やメンバーの状態や気持ち、周囲の環境や変化などを正しく理解し、適切な対応をする力を育てることが、日常生活でも実はできてしまうのです
そして、家庭においても何か課題に対する対策を検討したりする際にも、この状況把握がしっかりできている人の意見は間違いなく通りやすいかと思います
冷蔵庫の中身の管理を軸に、家計や家族のコンディションを把握できている人が打ち出す対策案でないとある意味成果は生まれないのは自明です
〇 ヒト・モノ・カネの把握
〇 計画と推進の振り返り、リプランの設定
〇 課題の抽出と改善策の提示
この3点をカバーできるようになることに悪い話は1つもありません
■まとめ
今回は「冷蔵庫の中身」を把握することが、仕事における業務管理能力を高めてくれる【脳の横回転】を繰り返す良い筋トレになるという話をさせていただきました
これについてはビジネスシーン以外で鍛錬を積んでおくことが重要で、能力向上のスピードを他者よりスピード感持って得ることができる
そんなチャンスが日常生活に転がっているといた感じでしょうか
個人的にはこの「冷蔵庫の中身」を管理することは、日次レベルで仕事の数字を追ったり、メンバーのタスク進捗状況を確認することと、かかるストレスが近い気がしているので、管理のサイクル的にも非常にマッチしているような気がします
自分や自分の家庭の生活管理ができてこそ、ビジネスにおいても管理能力を発揮できるモノ、と割り切って「脳の筋トレ」はじめてみませんか?
了
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