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古川武士『DEEP DRIVER』で2025年の目標を決めてみた

なんだかもやもやとしていた2024年の年末
最後の1週間で、信頼して話せる先輩2人と1on1をさせてもらい、1年を振り返りました。

2024年の12月はとにかく心が苦しくて、
でもなぜ苦しいのかわからないまま過ごしていました。

そこで上司と話して気づいたのが、
「それっぽく仕事を進めてしまっている」という現状。

ある程度の仕事ができるようになってきているからこそ、それっぽいクオリティで成果を出すことはできている。でもそれじゃ表面的なニーズしか満たせないし、仕事は面白くならない。
これが自分の今のもやもやであり、乗り越えるべき課題であると気づきました。

さらに、もう1人の先輩とのお話の中では、気づいたら「頑張ることを頑張る」という状態に陥りがちな自身の傾向を見つめ、以下のようなことが分かりました。

・見てもらいたい、「いいね」と言ってもらいたいという欲求があり、それが「頑張らないと」という強迫観念めいた状態を生み出している
・でも根底には100人のうち1人でも共感してくれるような新しいものを生み出したいという価値観がある
・自分の浅い欲求と向き合いながら価値観を満たすためには、自分で自分を認められている状態、自分を好きでいられている感覚を増やしていくことが大事

「それっぽさ」でごまかすことも、「頑張らないと」という強迫観念を持ちがちなことも、自分のこれまでの人生の結果だととても納得できます。
これらを乗り越えていくために、自分の価値観に紐づいた目標を立てたいなと思い、会社のビジネスパートナーでとても信頼している方に教えていただいた、古川武士さんの『DEEP DRIVER』を使って、自分のDEEP DRIVER(動機の源泉)と目標・行動を考えてみることにしました。

このような自己分析・自己探求のノウハウ本は多くありますし、私も仕事柄読むことが多いですが、こういう本でよくある「…で、結局具体的には?」というツッコミなく読めました。とても具体的かつ実践的です。
ところどころ理想論っぽいところもありますが、それはそれで、古川さんの熱意と哲学が伝わってきてとても好きでした。早速古川さんの他の本も買ってしまいました。

このnoteは古川さんの本の内容紹介ではなく、あくまで私個人のDEEP DRIVER探求の整理のために書いているので、詳しい内容を知りたい方はぜひ書籍を読んでください_(._.)_
そしてこの探求には2日間かかっておりまして(笑)、端折りながらまとめているので伝わり切れない部分もあるかと思いますがご容赦ください…。

1.DEEP DRIVERを理解する

まずは自分の価値観を、経験、好き嫌い、問いに対する回答などから整理していきました。そしてまとまったのがこちらのマップ。

中央に自分のキーワードを置き、周りに満たしたい欲求や大事にしたい価値観をマッピングしていきます

思い込みのせいで自分で自分を苦しめている人が、自分の心の動きに気づいて楽になれるように、ナナメ上のものをつくり広める
これが私の現段階でのDEEP DRIVERです。

ナナメ上のもの、が伝わりづらいと思うのですが、「ちょっと変なもの」「普通とは少しずれた考え方」とかを作って広めていくことで、「そんな見方ができるんだ」「これまで知らなかったけどこんな面白い世界があるんだ」なんて思ってくれて、それがきっかけになってその人の世界が広がっていくような世界観を作りたい。という想いを込めています

2.理想を描く

次は、マップ化したDEEP DRIVERを実現するための理想の未来を描いていきました。
究極の未来、3年後の未来、1年後の未来の3段階に分けて、制約を取っ払って考えていきました。

究極の未来。ストーリー調に書くとイメージが広がりやすいかもしれない
3年後の未来。究極の未来から紐解いて、問いに答えていく形式で整理していきます
1年後の未来。3年後の未来から3つのパターンを想定して、自分の目指したいテーマを設定する

また、ここまでだとかなり「個人」によった未来になっていまして…。
「関係性」にも着目して理想を描けるのがこの本のメソッドの面白いところでした。自分、家庭、職場、社外の4つの関係性に分けて、現状整理と「何があれば充足するか?」を考えていきました。

自分の時間充実しすぎで草 どこまでも我が強い
これをすることによって、未来を描くときに「他者のために」のベクトルが働きやすくなります

3.理想を目標に落とし込む

理想はワクワクするもの、制約を無視して考えるもの
目標は現実的に、定量的に考えるもの

というわけで、理想を現実にすべく目標に落とし込んでいきました。こんな感じです。

目標(ゴール)は描いた未来からばらばらとできるだけ多く洗い出し、その中からまず1つ選び出す(左図)
そして1つに絞った目標に対して、行動リストを10個作る(右図)
さらにその中でインパクトのある3つを選び出す(右図青線)

これを書きながらわくわくしすぎて、目標全てに対してアクションを考えようとしちゃいましたが、1つに絞ることが大事です。

4.アクションに落としこむ

最後に、目標を月次・週次・日次の行動に落とし込んでいきました。
現実感出てきてしんどく感じるかな~と思った作業でしたが、やはり目標にワクワクを感じているからなのか、行動を考えるのも結構楽しいもんでした。

私の決めた行動はこちら
【月次】
月に2つは気になる店舗に足を運び、アイデアノートにまとめていく
【週次】
休日に3~4時間お店立ち上げのための知識インプット、販売活動ができるイベントをチェック
【日時】
6~7月に販売活動を行う

ここまでくるといきなり今の仕事をやめそうな勢いですが、やめません。(笑) でも、自分の性格上踏ん切りをつけられなくてずるずる30代まで現職の可能性がとても見えるので、「3年目が終わるタイミングで”やりきった”と思ってお店の立ち上げに向かうつもりで1年間働く」というのがいいんじゃないかなと思っています。
そのつもりで働けば、見えるもの、この会社で得られるもの、1つ1つの仕事との向き合い方も変わると思うので…

また、この目標には関係なく、例年通りやりたいことリストを作ったのですが、いい意味で昨年作った「やりたいこと100個」から絞れたのが面白かったです。やりたいこと100個出せと言われればたぶん余裕で出てくると思いますし、あれはあれでバラバラ書き出すからこそワクワクするのですが、ここまでがっつり整理すると、「今年1年で絶対やりたいこと」に絞れるもんだなと思いました。

【やりたいことリスト】
・自分の作品を1つ創り上げる
・シルクスクリーンをやる
・今年もTIFに行く
・フルマラソンもう1回走る
・チェコへ行く
・島に1人で行く
・自分に刺激を与えてくれるコミュニティに参加する
・パートナーと自分史語りをする

かなり私個人の話になってしまいました。長文ですみません。
でもこのnoteが1つの目標設定の事例として参考になったら嬉しいなと思います。でもわかりづらいところもあると思うので、古川さんの本を読んでいただいて、ぜひゆっくり時間を取って実践してもらいたいです。

個人的には、「どうやったら自己理解が苦手な人でも"自分を知りたい、知ると良い"と思ってくれるのか」ということを考え続けていたので、実際に古川さんのメソッドで実践してみて、自分なりにこの学びを今の仕事で活かしたいなと思いました。

また月一回くらいで振り返りながら進捗報告していきたいと思います。2025年は飛躍の年にしたい!🦅

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