小学校の頃のお話。4

1年もすると,先生をいじめるのにも飽きたクラスメイトたち(ここからはいじめっこと呼びますね)は次のターゲットを探し始めました。

そこから,教室内でだれかが代わる代わるいじめられる,そんな1年が始まりました。

最初に,私たち4人グループにいじめっこたちは目をつけました。
休み時間や放課後に執拗に声をかけてきて,仲良くなることを強制してきました。私たちは戸惑いましたが,断る理由もない。だんだん最近仲良くなったなと感じていました。そんなことをのほほんと思っているうちに,いじめっ子たちは確実に4人の仲を裂いていきました。

私はすぐいじめられました。

4人グループの子は,せめて花子は,味方だと思っていました。
でも,いとも簡単に,その期待は裏切られていきました。

学校に行っても空気みたいな存在で。何を言っても否定されて無視されて。

この状態,3ヶ月続くことになります。

クラスメイトがどんどんいじめられていくなかで3ヶ月いじめられ続けたのは,長い方でした。多分,一番長かったんじゃないかな。

一緒にいなければ,声をかけなければ,いじめっこたちは手を出してきませんでした。次のターゲットが待ってますから。

それでも私は,グループを抜けることが出来ませんでした。

何でこんなに耐え続けたのか。

花子は,他のいじめっ子やクラスメイトがいないところでは私に優しかったのです。

教室では無視するのに。

そんな花子に,期待してしまいました。
3ヶ月,半殺しにされ続けました。

次の記事に続きます。

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