「嫌い」「できない」は人生の道しるべ
誰にでも、「嫌いなこと」「上手にできないこと」「苦手なこと」ってありますよね。嫌だなぁって思うことや人。人と比べて劣ってるな、苦手だなって思う部分。
でも、「嫌うのは良くないこと」「できないこと、苦手なこと、こそ克服するべき」って知らず知らずのうちに思っていたりしませんか?
でもでも、「嫌いでいいです」「できなくていいし、苦手でいい」
それ、あなたの個性だから。
「嫌いなこと」「できないこと」、いうなれば、人より劣っている部分は、あなたが進むべき道を教えてくれる大事な道しるべですよ!っていう話です。
どういうことかというと…
私自身を例にとると、「より良い人生にしたい」「自由に自分らしく生きるために成長したい」「夢を叶えたい」、などの自分の目標達成のために、自分に欠けているものを埋めていくようなアプローチをずっとしていました。
無意識に、何かが嫌いな自分やできない自分を責めながら。
誰かと自分を比較して、コミュニケーションが苦手な自分に劣等感を感じ、それを埋めるためにコミュニケーションにまつわる本を読み漁って、なんとかコミュニケーション上手になろとする。
嫌いを好きになろうと、苦手を克服しようと、一生懸命もがいても、結果は全然楽しくなかった。常に無理していて、いつもいっぱいいぱいでした。
好きになれなかったし、克服もできなかった。
何かを良くしたくて、自分を変えようとしているのに、逆効果だった気がします。
でも、
とある小説家の方が、「基本、宅急便が来ても居留守を使う。出前はお金を払わなきゃいけないから居留守できなくて、ストレス。それほど人と関わりたくない。」と言っていたり、
とあるネットビジネスで成功した起業家さんが、「引きこもって生きていきたい。だからいつも一人で家で作業していたら成果が出た。協調性がないから、マイペースに仕事がしたい。」
などとおっしゃているのを聞いて、
成功している人でも、普通の人よりできないことがあるのか!
っていうか、その苦手なことがむしろ成功した要因になってない?
と気づいてから、嫌いな自分、できない自分を責めなくなりました。そして、「これが苦手だからこそ、逆にできることがある」って発想を転換できるようになったのです。そしたら、明らかに人生が好転し始めました。
例えば、
社交性がない → 一人で自分の世界に籠って物事を深く考えたり、創造するのが向いている
マイペースで協調性がない → 自分のペースで働ける仕事や、ワークスタイルが向いている
などなど。
だから、自分の「嫌い」「できない」をネガティブに捉えたり、責めたりしないで、自分らしく生きるため道しるべだと捉えてみて欲しいのです。
あなたの「嫌い」「できない」の反対が、あなたの「好き」「得意」。つまり、あなたらしく生きられるところ、自分らしい人生へと続く道です。