小学生、先生に反論文を提出する①
「ハブる」って、伝わるだろうか。
言わば仲間はずれにするということ。
小学生の頃、この「ハブる、ハブられるブーム」が襲来したことで私の小学生生活は苦い思い出になってしまった。
ブームが来たのは小学校5年生くらい。
学校全体の人数が多い為、クラスの中でいくつかのグループに別れるのは当たり前のことで、小学生低学年からグループ事にゴリゴリのカースト制度があった。(恐ろしい)
2年ごとのクラス替えなので2年間はグループで仲良くして、また新たなグループで2年仲良くする、といった具合。
そして5年生になって新たなクラスで組んだグループがマズかった!!
私は同じクラスのAちゃんBちゃんCちゃんDちゃんとの5人グループで仲良くなり、初めは平穏に過ごしていた。
そんなある日、リーダー的存在のAちゃんが急に
「なんかBちゃん嫌かも」と言い出したのだ。
C、D、私は他校にも顔が広いAちゃんがいる事でクラスでも学年でみても上のカーストに居られているとの自負があったため、「明日からハブろー」という命令に「ははーー」と家来さながら言うことを聞いてしまった。
次の日、いつものように話しかけてくるBちゃんをフルシカト。Aちゃんが言うBちゃんの悪口に対して全力で同調。みんな「次自分がハブられないようにしなきゃ」という思いで必死だったと思う。
しかしそんな気持ちがAちゃんに伝わったのか1度言う通りになったら調子に乗ったのか分からないが、その日から次々とAちゃんの気分で日替わりハブる、ハブられる生活がスタートしてしまった。
自分がハブられる日は登校した感じで分かる。「あー今日私かー。」と。
でも1週間のうち1日くらいなので、(今日だけ我慢したら明日は仲良くしてくれる)と健気にみんな耐え、先生にも言うこと無く何とかやっていた。
Aちゃんがハブりを始めた影響で、他のグループでもハブりが起きるようになった。(ほぼインフルエンサー)
みんなひとりぼっちにはなりたく無いので、その日クラスでハブられている人達の1日限定グループが出来るという変な団結力も見せた。(ジャニーズのカウコンか)
でも私は段々とAちゃんに腹が立ってきていた。「女王様かよ。学校なんてちっぽけな世界で威張ってんじゃないよ!」そんな怒りが溢れそうな時、B、C、Dちゃんも同じように思っていたと分かり一致団結!
Aちゃんのグループ脱退に向け足並みを揃え、その日がやってきた。
私たちの作戦は「1度同じ思いをさせて反省してもらってバブるのをやめさせよう」というものだった。
Aちゃんを無視したらどうなったのか、②に続く…!