小学生、先生に反論文を提出する②
4人で一致団結した次の日、Aちゃんをスルー。
「自分がされて嫌なことをしない」
小学生に入る前から教わってきたことを再認識してもらおうと思いました。
その日が終わったら、ハブるブームを辞めようということなど放課後一緒に帰りながら話せたらいいなと思っていたんです。
けれどAちゃんは私達のようにその日ハブられた子達のグループに混ざる訳でもなくただその日を過ごし、話す隙も与えず即帰宅。
すっかり拍子抜けを食らった私達ですが、明日の朝話そうと思い直して各々帰宅しました。
その次の日。
登校しても(Aちゃんいないなあ)と思ってたら、朝の会をやっている途中に教室の扉がバーン‼️と開いて、見るとAちゃんのお母さん。あ、と思った瞬間、
「こん中でA虐めてるやつ誰や!ぜってえ許さねえからな!!」と叫んだのです。
私達びっくり。「え!私達1年くらいずっと日替わりでAちゃんにいじめられてましたけど、、」
鬼の形相で現れた親に、先生もたじたじ。
Aちゃんが名前を出した私達も直ぐに個別で呼ばれました。詰められる中私は(何故、怒られているんだろう)とばかり考えていました。
でもまだ小学生なので言葉でうまく説明できません。先生怖いし言葉の背景にAちゃんの親見えるし、、。
「今度Aちゃんとお母さんに謝る機会をあげるから」
そう先生に言われた私。その瞬間決意しました。
そうだ。作文書こう。
私は3年生位から本が好きで、文章を書くのもそれを添削してさらに良くしていくのも好きでした。
作文なら、本当の気持ちを伝えられる。そう思ったんです。
親にも電話が入って、帰ると「何があったか話して」と言われるも「作文にして見せます」と言い放ち自室へ。
んもうペンが走る走る!
事の発端、クラスの現状、されてきたこと、今回のこと。最後に「先生も気づくべきなのでは?」とまで投げかけた1000文字以上の大作が出来上がりました。何度も何度も読み直して、ナメられないように念入りに添削した物を次の日先生に提出。
その後どうなったかというと、私の原稿を元にクラスの子にも聞いたようで先生も分かってくれ、Aちゃんの親にそれ以降会うことはなく、理不尽に謝ることも無く事は収まりました。
生意気な小学生と言われるかもしれませんが、大人の事情で理不尽に謝ることって、1度したらこの先ずっと自分の気持ちを殺して、(そういうもんか)ってペコペコする人生になってしまうと思うんです。
文って凄いなあ。と感じた出来事。
そこから悩んだら文章にしてみることが習慣になり、私も自分と向き合って反省したり、これからこうしよう!と思えるようになったり。
あの時無理に話を聞かず、私が気持ちをまとめる時間をくれた親に感謝しています。