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里親の認知度について考える
里親制度が認知されていないと思う理由
たとえば10人に「私は養育里親です」
っと伝えたとする。
そうすると、一人か二人は「知ってる」
っと答える。
あとの4人は「聞いたことあるけどよく知らない」と言われ
のこりの4人は「里親ってなんですか?」
っと言われる。
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数十年ぶりに同窓会で会った友達に
里親のことを話したら
「里親って、ごめん、全く何のことか知らない」
って言われて、1から説明したのはそんなに遠い過去のことじゃない。
SNSもフェイスブックやインスタグラム 、ツイッター、ブログ
自分で発信できることはたくさんあるこの世の中で
いまだにこの状況、この現状。
事実、里親の認知度はこの程度 だと言わざるを得ない。
○○月間 という啓発月間の中で
里親啓発月間は10月。
でも、この10月が里親啓発月間であるという事を
果たして何人の人が知っているだろうか?
里親制度は浸透してきているのか?
平成29年度から厚労省の掲げている
新しい社会的養育ビジョンの一環として
全国の児童相談所は里親を増やそうと努力している。
啓発月間には、有名なタレントさんや
11月に児童虐待防止月間などもあるので
約2ヶ月程度は社会的擁護関係のポスターやCM、告知など
何らかの形でされているというものの
浸透しているのか?と問われれば、
私は間違えなくNOと答える。
![](https://assets.st-note.com/img/1651226837537-ETr04krOVA.png?width=1200)
なぜそう言い切れるのか?と言えば
私が初めて出会う会社の組織だったり
習い事で新しく出会うコミュニティーだったり
そうした、新しく出会う場や人の中で
自分が里親だということを伝えた際に
最初に話をしたエピソードのように
「よく知らない」と答える人がまだ半数以上居るからに他なりません。
里親を増やす前にちょっと考えて欲しいこと
里親になる人を増やす前に
里親という制度や家庭を誰もが知っているような社会にならなければ
厚労省が掲げている目標に到達することは難しく
また、里親に求める資質や浅い理解のもと闇雲に里親を増やすことが
必ずしも良い結果を招かないとも言える。
私は里親の一人として
もちろん仲間が増えて欲しいとは思っている
でも、その前に
里親家庭が空気みたいに存在できるような
社会になってくれたら、そこに存在する子どもも里親も
より周りを頼りやすくなるし、生きやすくなる。
イメージ的には
「私、里親なんだよね〜」
「そうなんだ、私の友達も里親だよ。」
「私は里親になれないけど、何かあったら気軽に相談して!」
みたいなやりとりが、イチイチ説明しなくても
普通にできる ということ。
そうなっていけば自然発生的に
里親も増えていくことになる と思っている。
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里親制度の認知度を上げるにはどうするのか?
私の理想系からはまだ程遠いと思うけれど里親制度における
マイノリティー側とマジョリティー側が
一緒に同じ議題に向き合って
新しい方法を模索する必要があるんじゃないか?
とは思っている。
圧倒的に、両者が交わる場が少ないし
伝える場が限られているとも感じる。
そのために何が出来るのか?
今すぐには回答できないけれど
両者が出会える場、話ができる場を
COCO PORTAでお手伝いできたら良いな
と思っています。
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