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英語学習のモチベーションが下がる理由②現実逃避

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英検®1級、準1級オンラインスクール代表の森心(ココ)です。

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前回から、「英語学習のモチベーションが下がる理由と対処法」をシリーズ化し、お届けしています。
(前回の記事はこちら

今回は、モチベーションが下がる2つ目の理由、「現実逃避」を取り上げます。

英語の学習って、「できない自分」と嫌でも向き合わざるを得ません。

  • 英語を話したいのに話せない自分

  • 英単語を覚えたいのに、何度覚えても忘れてしまう自分

  • まったく英語が聞き取れない自分

  • 英文を読んでいると、アルファベットの羅列が暗号のように見えてくる自分

これってかなりのストレスです。

「できない自分」と向き合いたい人は、よほどの物好きでない限りいないのでは……と思います。

私もいまだに英文を読んでいて、

「終わりはどこやねん……」

と迷子になったり、

「この単語の意味はなんだ?あーーーーーー数カ月前は覚えていたのに!」

と悔しくなったり、「できない自分」と向き合ってストレスを感じることがあります。

特に、英検2級→準1、英検準1→1級と、ひとつ上の級の勉強に取り組み始めたばかりの方は、「できる」と感じることがめちゃめちゃ少ないはず。

この「できない自分」に嫌でも向き合い続けると、よほどポジティブ思考の方でない限り、

「英検を克服できない自分」

というセルフイメージになっていきます。

1つ前の「ホメオスタシス」の回でもお伝えしましたが、人間の行動のベースには、あなたが自分自身に持っている「セルフイメージ」があります。

脳にこの「できない自分」が深く深く刻み込まれてしまうと、当たり前ですが、モチベーションは下がってしまいます。

では、そんなときはどうすればいいのか?

それは、「できることから始める」です。

特に英語学習のようにたくさんの学習や時間が必要なものの場合、自己効力感を持てないと継続できません

では、「できることから始める」とは、どういうことでしょうか?

自分の実力より1.2倍難しいテキストをやっているのであれば、いったん0.9倍にレベルを落として、気持ちを回復させる

分厚いテキストがなかなか終わらないなら、まずは1冊、少し簡単でめっちゃ薄いテキストを終わらせて、いったん「できた自分」を経験する

こんな感じです。

ただし、こうした場合、当たり前ですが、学習の質としてはどうしても低くなってしまいます。

毎日0.5kgのダンベルを上げ続けている人と、2.0kgのダンベルを上げ続けている人であれば、後者のほうが負荷が高いし、同じ期間・時間トレーニングしても、その後の結果は変わります。

自分の中で、かける負荷による結果の期待値調整をしっかりしてあげたうえで、学習に取り組むことが大事です。

次回はその3「目的を見失う」を解説していきますね!

ではまた!

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