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ha64
認められたくて
人に認められたい。暴れ狂う承認欲求と私は生きている。
人がどれほど大きな承認欲求を抱えているのか知らないが、恐らく私の飼い慣らそうとしている承認欲求は人一倍大きく凶暴で獰猛なものだ。
承認欲求を満たすために資格検定を受けている。
これは中学生の時に取り始めた英検が始まりだったように思う。受かるよう勉強という努力を重ね、試験を受けた結果その頑張りが認められて資格を手にする。この経験を何度もしてきた結果、私の承認欲求はここまで膨れ上がり暴れるようになったのだと思う。
大学生になると、受験が終わったことで検定試験を取る必要がなくなった。私の承認欲求は行き先を失い、心理的に病んでいたと思う。
私がそいつを資格試験で満たせることをはっきり自覚したのは車の免許の時だった。病んでいた私は勉強にのめりこむようになり、精神的な健康を取り戻したとき、私は前に進むために資格試験で認められる必要があることに気が付いた。
それから、資格試験を取る努力を常にしている。最近は、漢字検定や危険物取扱者などを取得した。一度TOEICを受けたこともあるが、これは合格が出る試験ではないので私には不向きだった。
人に迷惑をかけずに認めてもらう方法として、資格試験は便利だ。
しかも取った資格は将来何かの役に立つかもしれない。一石二鳥の欲求との向き合い方を私は見つけた。
荒れ狂うあいつを宥めながら、今日も私は勉強をしている。