ドラマ版『ゴールデンカムイ』第六話を観た感想ッ!
11月10日に放送されたのは『職人の鑑』ということで……待ちに待った月島軍曹回でした!(江渡貝君の回でもありますが私の中では軍曹回(笑))
私がWOWOWに加入したのは……月島軍曹の活躍を観るため!
なので待ちに待った回を観ることができて大満足の日曜日でした。是非その興奮を聞いていただければと思います!
はじめての方は映画の感想から読まれることをおすすめします。↓
今回のメインは江渡貝君と鶴見中尉の人皮ファッションショーとダンスだったのですが……私の中でのメインは月島と尾形の戦闘です!
ふたりとも身のこなしが格好よくてアニメでも何度も繰り返し観ていまうほどお気に入りの場面なのですが……
実写化……とんでもなかったです!
アニメの戦闘そのものというより、現実に落とし込んで表現されているのに感動しました。戦闘慣れしたふたりの立ち回りが本当にカッコイイ!
同じ隊にいてお互いのことを知り尽くしているからこその戦闘は独特の緊張感があって良かったです。
尾形を待ち伏せていた月島が背後に映し出された瞬間ゾッとする。ホラー映画のようなスリルもあり。
銃剣を尾形の拳銃の引き金に突き刺して奪い取る。あの一連の動きが洗練されているし、戦い馴れた者の動作だと分かって好き。
この対決がカッコイイのと楽しいのとで何度も繰り返し見てしまいます。
アニメだと銃剣を滑らせて拳銃を手にするけれど実写ではよく観えませんでした。(私の動体視力の問題?)
その後に繰り出される月島の強力な蹴り!
工藤さんはすらっとしているので月島の重さを感じる攻撃をどう表現するんだろう?と思っていたのですが……。見事に重さを感じる蹴り、表現されていました。あれは月島の蹴りだ!
私の観たかった戦闘が見事に表現されていました!
「よくも戦友を殺せたものだな!尾形よ!」という聞きたかった台詞もばっちりあって大満足。
そして尾形の華麗な滑り込み!相変わらず戦う所作が綺麗すぎる尾形上等兵。なんだかドラマでは尾形の滑り込みがデフォルトの戦闘描写になってきましたね。
「出た!猫ちゃんスライディング!」と思いました。(笑)
今後も楽しみにしてます。
アニメでは月島の無表情であることが多かったのですがドラマではかなり月島の表情を映しているように思いました。
坑道にて江渡貝から偽物の刺青人皮を託された月島の苦し気な表情。
原作漫画やアニメでは月島が江渡貝の死をずっと心に抱えていたと読者が知るのはだいぶ先なのです。
ドラマでは早くから冷酷さと根っからの優しさ、人の好さの狭間で揺れる月島を描いていくようです。なんとも嬉しい演出。
鶴見中尉に偽物の人皮を手渡す月島のシーン。
原作はずぶ濡れで泥だらけでしたがドラマではまだ雨が降る前のため綺麗なまま。
映像表現において雨が降るタイミングというのは重要らしいという話をどこかで聞いたことがあります。ドラマにおける雨は登場人物の心象表現でもあり、展開の切り替わりでもある……と思われます。
暗い廊下でフードを被る月島軍曹。これから冷たく暗い雨が降る外に出て行く。
まるでこれから月島が進んでいく過酷な道を表現しているようで魅入ってしまいました。
そのワンシーンだけで視聴者は色々と月島の心情を想像してしまうことでしょう。
私はどう捉えたかと言うと……
「余計なことには目を向けず、鶴見中尉の命令に従うまで」という外界をシャットアウト、みたいな意思を感じましたが他の人はどう捉えたんでしょうか?
月島の側にあった壁掛けの電話機(となりのトトロでサツキが使っていたレトロな電話機)もゴールデンカムイファンなら気が付く伏線として映し出されていたのが良かったです。
ドラマ派の人達が「あの時の電話機!」となるの楽しみにしてます(笑)
さらに一番衝撃を受けたのは
月島の財布が登場したことです。
え……?月島の財布?
思いもよらないドラマアレンジに時が止まる。
月島、財布持ってるの?(大混乱)
戸惑いつつも実際にキャラクターが生きている感じがして良かったです。
もっとよく見たかった(笑)明治の財布!
長財布だったんですね……遠くから見ると袱紗ばさみみたいだなと思いました。明治時代の貨幣とかサイズが大きかったのでは?
調べてみたら「がま口財布」も明治時代かららしく、折りたたむ財布が主流だったようです。
今は鞄が小さいから財布も小さくせねばならんのです。というかスマホ決済だから財布もコンパクト化してそうだな……。
急に財布の歴史に思いを馳せてしまいました。(笑)
他にもいいなと思うシーンが盛りだくさんな第六話でした。
この回だけで一日中語ってしまいそうなので本日はここらへんにしておきます。
早く鯉登少尉と月島の絡みが観たい!次回も楽しみしています。
ドラマ感想のナンバリング↓