ちょっと激戦区。保活にChatGPTを使って希望園を抽出してみた
保育園探しは、子育て中の主婦にとって大きな課題の一つ。
情報が多すぎて何から手をつけて良いのか分からない
問い合わせや見学の時間が取れない
保育園問題が深刻になる今、様々な悩みを抱えている方も多いです。
ましてや都会の激戦区では、何十ヶ所も候補を申請しても入所できない家庭も。
みなさん仕事や家事育児の合間を塗って保活しているのに・・・
そんな中、最近話題のChatGPTが救世主になるかもしれません。
この記事では、実際に主婦がChatGPTを使って保育園探しをした体験を元に、その使い方や活用法を詳しくご紹介します。
※我が家は3月末にトカイナカ(都会の近くだけど田舎)から都会に家族で引っ越してきました。引っ越し前は余裕だった保育園入所。保育園入所激戦区の新境地での1歳娘の保活が始まりました。
ChatGPTとは?保育園探しに役立つ理由を解説
最近話題のChatGPTは、OpenAIが開発した高度な人工知能(AI)です。
多くの情報を学習し、人間のように会話をする能力を持っています。
そんなChatGPTが保育園探しにも役立つ理由は、その情報収集力と迅速な応答です。
膨大なデータベースを持ち、質問に対して瞬時に答えることができるため、効率的に情報を得ることができます。
保育園探しにChatGPTを使う:主婦の体験談
実際にcoconがChatGPTを使って保育園探しをした体験を紹介します。
みなさん主婦の方が仕事や育児で日々忙しい生活の中、効率的に保育園を探すのは一苦労ですよね。
まず保育園探し。近くに保育園がどのくらいあるのか。
保育園が見つかったら、
保育園の空き状況。保育園の評判や口コミ。家からの距離・・・
認可保育園だけ〜、希望は家のすぐそばの一ヶ所だけ〜
いやいや、激戦区ならそんな生ぬるいことを言ってられません。
認可も認可外も企業主導型保育園も・・・
あれこれネットで検索しては候補をあげ、そんなことをしていると私のmacのウィンドウはすごい数になっていました。
その画面を見た夫が提案してきたのです。
「ChatGPT でなんとかならないのかな〜」
それが私とChatGPTによる保活作戦が始まり。(大げさ)
結果、ChatGPTはかなり役に立ってくれました。
私がChatGPTを使った具体的な方法の前に、まずChatGPTが提案してきたChatGPTの保活活用方法を紹介します。
主婦がChatGPTで保育園情報を収集する手順(ChatGPT的)
ChatGPTは会話形式で問題解決のヒントや情報収集をしてくれます。
なので、困ったときは気軽に問いかけてみましょう。
「近くの保育園について教えてください」と質問する
ChatGPTにアクセスし、「近くの保育園について教えてください」と質問してみます。
すると、ChatGPTは居住地域に基づいて、周辺の保育園のリストを提供してくれる・・・とChatGPTは提案してきましたが、実際にやってみると、coconの現在地からはやや遠い保育園が3ヶ所ほど出てきました。
どうしてそこを提案したかを聞くと
いやいや、保育園は近ければ近いほどいい。
それが絶対条件。
他にはもっと近くの保育園がたくさんあるのです。
では、「もっと近い保育園」を教えてもらいました。少し距離は近づきましたが、最寄ではなかった・・・
え。ChatGPT の回答ポンコツすぎない??」
いや、まだ諦めるのは早い。
もう少しChatGPTに付き合ってみます。
各保育園の詳細情報を尋ねる
次に、各保育園の詳細情報(例えば、定員、保育方針、施設の設備など)を尋ねることで、より具体的な情報を得ることができます。と提案してきました。
これも実際に聞いてみたところ、
と言われました。
そして一般的な保育園の定員数、開園時間、設備など紹介してくれました。
うーーん。
聞きたいことが解決しない。
全体からリサーチするのは無理でも、特定した条件であればちゃんとした結果が出るかなと思ったのだけど。。。(だってWeb上には保育園のホームページがあるんですから)
全然解決しないじゃないか。
そろそろChatGPTの提案を信じるのは時間の無駄か。
ChatGPTで保育園情報を収集する手順
もう、求める結果が出てこないとは思っていますが、一応、提案されたものは全て確認します。
さあ、聞いてみましょう。(疑いの目)
「〇〇保育園の空き状況を教えて」
すると、以下の回答がありました。
うん。それはわかっていたよ・・・
保育園の比較:ChatGPTを活用して簡単に比較検討
ChatGPTでは、保育園の比較もしてくれると提案してきました。
もう、騙されないぞ、と思いつつ、やってみます。
「○○保育園と△△保育園を比較して、それぞれの違いと私にとっておすすめの方を教えてください」
ここで出た回答は。。。
これまでで一番まともな回答がもらえました!
それぞれの保育園の特徴もしっかり書かれているし、定員はぼやっとしているものの、それなりに的をついた調査結果です。
私に?おすすめな方の選び方も教えてくれました。
少々一般的な回答ではあるものの、これなら数多くの保育園からピックアップする時点での簡単な振り分けをする際にも良いのではないでしょうか。
最終的にはそれぞれ各園の公式サイトは確認しますが、希望する保育園を絞る最初の段階でいちいち各ホームページを確認して記載のあるページを探す手間がなくなります。
期待した回答が返ってくるとは限らない
ここまでみてきたように、Chat GPTは期待した回答を返してくれるとは限りません。
例えば、上記の方法では、保育園の詳細を聞いても、情報が公開されていないから一般的な園情報を提供してくれたのに、比較したものでは小規模なのか中規模なのか、それにより定員数がある程度明確になっていました。
私が調べた他の例でも、「自転車20分以内の保育園」では20分以内と思われる保育園をあげてくれましたが、「入所待ち人数〜人以下で自転車20分以内の保育園」と聞くと、それぞれもう少し細かい所要時間とともに条件にあう保育園をピックアップしてくれました。
なので、期待した回答が得られるかどうかは質問の仕方で決まると考えます。
答えが出ない時は安直に「使えない」と諦めるより、色々角度を変えて聞いてみると良いかもしれません。
(というか、より詳しい指示をすると良いのかな)
主婦がChatGPTで希望の保育園を抽出する手順(cocoの場合)
さて、ここからは私が行なったChatGPTの利用方法を紹介します。
保育園がどこにあるか、どんな保育園かなんて、そんなの自分で調べるわ!
そうなんです。
大体、保育園はまず公式サイトを見ますし、口コミだって自分でみます。
大変なのは、比較と家からの距離。
比較は先ほどの手順をもう少し改良すれば使えそうな予感。
問題なのは距離。
これを把握するのにcoconはウィンドウをいくつもいくつも開いていたのです。
保育園のリストを準備する
激戦区だけでしょうか。どこの保育園でも市が公表する保育園リストがあると思います。
リストには入所待ち人数だったり、受け入れ可能人数だったりが書かれていて、毎月更新されます。そのリストを活用してChat GPTにアシストを依頼します。
保育園のリストから条件にあう保育園を抽出
保育園リストのPDFをダウンロードしてChatGPTにアップロード。
ChatGPTに聞きます。
「この画像で入所待ち人数〜人以下の保育園を教えて」
すると、
ちゃんと保育園名と入所待ち人数も出してくれました。
次はもっと詳しく聞いてみます。
また保育園リストの画像とともに、
「1歳児入所待ち人数10人以下の保育園で、(現住所)から自転車で20分以内で行ける保育園を教えてください」
ChatGPTの回答は以下。
今度は保育園と住所、待機児童数、距離、自転車での所要時間まで、より正確な情報が抽出されました。
(画像は2ヶ所までしか写っていませんが実際にはリスト内の保育園で条件に該当するもの全てピックアップされています)
これです!これ。
私のやりたかったこと。
さすがChatGPT。すごいです!!(あれほど使えないと言っていたくせに・・・)
保育園探しは「距離」が最重要だと思う
いろんな保育園を見て、調べて、考えて・・・
結局は距離なんだと感じています。
今時、保育環境がー!保育士がー!なんてちょっとでも問題になるとすぐに拡散されます。
中には一定数、悪い口コミ、低評価もありますが、じゃあその保育園全てがそうではないです。
運悪く、評判の悪い保育園に入ってしまったら、それはそれで早急に対応を考える。(せっかく入れたのに)
だって、大事な子どもが毎日お世話してもらうところだから。
でも、最近は本当にどの保育園もそれぞれ色々特色があり、方向性は多々あれども、どの園も子供にとってより良い生活環境であるために運営されている園がほぼだと思います。
それゆえ、調べれば調べるほど悩むし迷う。
それに加えて待機児童の問題。
希望の園を上位にした方がいいのか、それとも入れることをまず考えるなら安全パイを取るのか。
それは悩みどころですが、私は希望を優先することにしました。
そしてその希望条件の上位が「距離」
通える距離の中で希望順を考えました。
そのために、自転車で通える範囲を調べていたのです。
自分なら、保育園のサイトを開き、住所をGoogleマップで調べ、自転車での経由検索し、一つ一つ調べていました。
ですが、その面倒な作業をChat GPTはものの数秒で解決してくれたのです。
主婦が使うChat GPT;『できるけど面倒な「調べ物」』に向く
ChatGPTはビジネスの分野ならその可能性は無限大です。
そしてただの個人、しかもパソコンとほぼ関係ない主婦には無縁の話だと思っていました。
もちろん、料理検索や簡単な調べ物、悩み相談など活用方法はあります。
でもそんなのは自分でもサクッと調べるし、Chat GPTは使ってみると便利だけど、まだまだネット検索してしまう。
だから、他に便利な使い方はないかと考えてみました。
今回の保育園の例では距離を聞きましたが、他にもまだまだ抽出方法があると思います。
そして提示する条件が詳細なら詳細なほど、より精度の高い答えが返ってくるようです。
私には無縁だと思っていたChatGPT。
もう少しお近づきになってみたいなと思います。
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