猫と住むならG1クラス以上の断熱にした方がいい
暖冬とはいえ、冬らしい気温になってきました。
最近では寒い東北でも、寒冷地仕様のエアコンが主要な暖房機器となってきました。
住宅を新築するとき建築士やハウスメーカーの営業さんから、エアコンは効率がいいので!と勧められることも多いと思います。
もちろん、FF式ストーブやペレットストーブなどを併用すれば、さらに暖かく過ごせますね。
私はアパート暮らしなので、壁に穴を開けるような設備は追加できません。
なので、電気ストーブやファンヒーター、灯油ストーブなどを併用している人も多いと思います。
エアコンだけでは、足元がひんやりしてしまいますよね。
私のように、猫と一緒に暮らしている人はこの暖房問題は悩みの種でもあります。
猫にとって快適な室温は、20℃前後と言われています。
日中、人間が仕事に出掛けている時、猫と暮らしている皆さんはどうしていますか?
私は、エアコンを20℃設定にしてつけっぱなしにして出掛けています。
そのため、電気代が春・秋の2倍以上になりました涙
もちろん、夏場もつけっぱなしです。東北は冬のほうが快適な室温との温差が大きく、かつ気温の上がる日照時間か短いこともあり、冬の方がエネルギーがかかります。
猫も寒いんでしょうね。仕事から帰ってくると、出迎えせず毛布から顔を出すだけ。私がソファに座ったら、膝にのり暖をとる日々。
猫用の小さなホットカーペットや湯たんぽなどなど、もちろん対策グッズはたくさんあります。
が、人間が居ない時間も家は暖かい・涼しいというのは猫と暮らす人間にとって重要なポイントです。
だからこそ、家を新しく建てる時/リノベーションするのきは、しっかり断熱することをお勧めします!
猫にとって快適な室温は、私たちにとっても快適です。
なかでもおすすめは、HEAT20のG1クラス以上を目指すと良いと考えます。
断熱等級やZEH水準など色々な基準がありますが、HEAT20という基準は今のところ2段階に分かれています。
以下のサイトがわかりやすくまとめていますので、ご参考にしてください!
上記は、だいたい宮城県以南の地域になりますが、G1クラスの断熱性能の住宅では室温がおおむね10℃を下回らない基準です。
(省エネ地域区分として8つに分けられていますので、自分の地域もご確認ください!)
もちろん、家族が生活し、かつ暖房機器を使用することで実際の室温は10℃以上を保ち続けます。
つまり、たとえ日中猫だけでエアコンを消したままお留守番をしてもらっても、外が寒くても室温が10℃以下になりません。もちろんエアコンをつけっぱなしにしても、断熱性能が良いため室温が下がりにくくなります。
そのため、エアコンの稼働も最小限に抑えることができます。
また、これはリビングなど主要な部屋だけではなく、家全体の室温の話です。
つまり、猫トイレを置いている廊下や洗面所の室温も10℃以下になることはありません。
これで、寒さに弱い猫たちもトイレに行くのが億劫になりません。(これは人間も同じですね。)
猫トイレの匂いが気にならない場所に置けますね。
断熱性能を上げることは、もちろんコストアップになります。しかし断熱工事というのは、後から追加工事することは、他の工事内容に比べると難しいです。
断熱工事をしっかりすることで「寒くない冬」を過ごせます。これは、東北に住む我々にとって、優先順位は高めですよね?
もちろん、G2クラスまでできればとても良いですが、ここはコストや他のものとのバランスで決めても良いと思います。
猫にとって快適な暮らしは、キャットタワーや猫用扉なども魅力的ですが、まずは暖かい冬を過ごせることも重要です。
これは、私たち人間にとっても快適な暮らしになるでしょう。
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