アラサー女の推し活日記。
はじめまして。cocoと申します。
私は昔から、自分の気持ちを表現することや、文章にしてまとめたりすることが大の苦手で。夏休みの宿題の鉄板、読書感想文や自由研究は最後の最後までしっかり残してしまうタイプでした。
未だ、仕事においてもコミュニケーションにおいても、色々考えすぎて上手く書けなくて時間がかかってしまうのを何とかしたい!
苦手でも文章を書く習慣ができれば少しはマシになるかもしれない?そう思いnoteを始めました。
まずは好きなことから。昔からの趣味である"推し活"について綴ってみようと思います。
<推しという存在との出会い>
小中学生の頃の私は、芸能人とりわけアイドルというものに全くと言っていい程興味がなかった。特に旧ジャニーズの面々。特別歌が上手い訳ではないのに音楽番組に出て、やたらキラキラの衣装を着て、やたらカメラに向かってカッコつけている。歌を歌うのならもう少ししっかり音程をとってほしい。一体この人達のどこが何がいいんだか。確かに顔はカッコいいんだろうけど、女の子達があれだけキャーキャー言って盛り上がる理由が全然分からない。と嫌悪感さえ感じていた。(今思えば全く失礼な話である)
しかし高校進学後、もともとあまり良くはなかった家庭環境が悪化。学校でも周りの雰囲気に馴染めず孤立ぎみ。つまらない毎日に急降下した。これといった趣味もなく気を紛らわす手段と言えばテレビくらい。面白い番組がないかチェックする中、見つけたのが旧ジャニーズ事務所所属Kis-My-Ft2の冠番組だった。
"ジャニーズなのにブサイク!?"と副題が付いたそれはメンバーそれぞれが「カッコいい○○の仕方」などのお題についてプロデュースした映像を流し一般女性がランキング付けした順位を競うというもの。これが上位の人は確かにカッコいいと納得がいくような映像だし下位の人はコントか!?と思うくらい面白く仕上がっている。そんな映像達やランキングにぎゃあぎゃあ言い合う姿を見るうちに「なんだジャニーズって結構面白い人達なのか?ただのカッコつけ集団じゃないのか?」とイメージがガラリと変わった。(今思えば私が人括りに見た目で判断し偏見持ってただけの話。大変申し訳ございません。)
中でも上位にランクインしがちな、やけに色白のスラッとした人に興味を持つようになった。玉森くんである。声や言葉遣いにふんわりと優しい柔らかさがあり、笑うと目尻がくしゃっとなる所がとても可愛らしい、恥ずかしがり屋で母性本能くすぐられる系の甘え上手な印象だった。可愛いなぁカッコいいなぁと思う場面が増えたタイミングで主演ドラマ「ぴんとこな」がスタートする。いわゆる恋愛ドラマなので胸キュン台詞やシチュエーションが次々と繰り出されていきまんまとハマっていく私。そして玉森くん演じる恭之助がヒロインを思ってかける言葉が、自分にも同じように言ってもらえている気がしてくる。
「無理して笑わなくていいから。辛い時には聞いてやるって言ったろ?」
そんな台詞達がいちいち刺さって。
毎日ホントに楽しくないし心から休まる場所がない状況だけど、でも、このドラマがあるから頑張れる、玉森くんが、恭之助の言葉が、いつだって励ましてくれる。そう都合よく解釈し、毎話勇気や活力を貰っていた。
ドラマ終了後も変わらず番組を見続け、玉森くん以外のメンバーが出演する番組や音楽番組も欠かさずチェックした。よくジャニーズが歌っている印象があった、ちょくちょく英語混じりのテンション高めな誰の何の為の応援歌??とツッコミたくなるような歌(めちゃくちゃ失礼な言い方やぞ)が昔から苦手だった。しかしそんな歌が当時の私にはグサグサと刺さり染み渡った。こういった類いの前向きソングを食わず嫌いしててごめんなさい。あなた方の歌やパフォーマンスのお陰で私はとんでもなくパワーを貰えています。そこで勇気付けられた曲達は今となっても大好きな曲だ。
彼らが楽しみをいつも与えてくれたから、家や学校が息苦しくても当時の私の豆腐メンタルは持ちこたえることができたように思う。それくらい彼らは"推し"は、私にとって救世主だった。大学在学中、彼らのライブに参戦しこの目に映せた時は感動と嬉しさのあまり泣いてしまった。
大学で自由にネットにアクセスできる環境を手に入れてからは、片っ端から"Kis-My-Ft2""玉森裕太"と検索しありとあらゆる動画を見まくった。早速ライブDVD(勿論メイキング付き)を購入し"この場面のこの姿よくない??"とジャンルは違えどアイドル好きの友人とお互いの好きをしょっちゅう語り合っていた。アイドル好きでなくても一緒にDVDを観てくれる友人にはもれなく同じ話をし、あわよくば沼に誘い込もうとしていた。
好きなことばかりして過ごせる毎日が楽しくて。見たい映像は検索すればするほど出てくるしどれを見ても新鮮だし面白い。いくら時間があっても足りない。深夜、日によっては明け方まで延々と見ては楽しんでいた。学生の本分は学業であるのに、時にはチャイムギリギリに教室へ滑り込み、大概睡魔に負け居眠り、ごく稀に1コマサボり(ホント最低)。
私の生活の中心は専ら「推し」。
アルバイトや友人との遊びなど学生らしいことも勿論楽しかった(勉強が楽しいと思うことも勿論あった)けれど、推しの情報収集やTwitter(現X)での同じグループのファンとの交流など、推しの事を考えワクワクしている時間がとてつもなく楽しかった。しかし、今振り返ればかなりネット(推し)に依存しており結構異常だったと思う。常に新しい情報を追っていたい、もっともっと知らない情報を知りたい、と元々夜型の生活がさらにズレこみ生活リズムは散々だったのだから。
当時の私も依存気味になっている事は自覚していた。けれど、資格取得のため単位は取っているし、課題もそれなりに取り組んで成績もそこそこ取れてるし、学生の今くらい少々好きなことやってもいいじゃん?働きだしたら忙しくてそれどころじゃなくなりそうだし、と都合よくいい訳をして、自分に甘い生活をしていた。
<推しが結婚するということ>
社会人になり、在学中にできた旧ジャニーズグループの別推しのライブに遠征。活動休止前に見れて良かっためちゃくちゃいいライブだった……と浸っていたのも束の間、推しの結婚報道がなされてしまう。以前からそのお相手と週刊誌に撮られていたり、お相手が有料ブログで匂わせといわれるような投稿をしていたり。よりにもよってそういう相手を選ぶような人だったんだと心底悲しく勝手に裏切られたような気持ちになった。活動休止だけでもダメージが大きいのにそれを待たずしてしかもまだツアー中というタイミングも。それなりの理由があるのかもしれないが、しばらくの間、黒い感情が溢れ止まらなかった。もう推しは見ないと決め別の楽しみや趣味を探そうとするも気持ちはなかなか切り離せず頭から離れてくれず、ここまで推しに入れ込んでいた事に衝撃を受けると同時に自分のメンヘラ具合にも心底呆れた。
気持ちが次第に落ち着きしかしまだ完全に払拭できず彷徨っていた時、ドラマ「恋はつづくよどこまでも」の予告をたまたま見かける。ドSな医者と天真爛漫ナース、少女漫画的ベタな展開予感。おや?これはもしやハマれるタイプのやつ?
………結果、話はぶっ飛んでるしかなりのご都合主義だけどとにかく「天堂海里」がカッコいい。ひたすらにカッコいい!!!どの角度でもどの瞬間でもイケメン!!!タートルネック似合いすぎ!!!とあっけなく天堂担となり沼へドボン。
俳優沼は初めてではなく、前年のドラマ「凪のお暇」でしれっと別俳優に落ちていた。けれどそのメンヘラを拗らせまくったジャニーズに熱量高く、好きのレベルは沼の浅瀬でちゃぷちゃぷしている程度だった。
そうこうしていると「恋はつづくよどこまでも」と同じ枠で「この恋あたためますか」が放送される。このドラマの相手役が、その少しハマっていた俳優だった。やはりこちらのドラマも若干のご都合主義感が否めないが、何しろ俳優のお芝居がカッコいい。これまでは質の良い当て馬役ばかり(勿論演技は上手い)だったけど、恋が実る側になるとこんなにもいい顔(いい演技)するんだ…!!と、気づいたら天堂担を卒業し、再び同じ俳優沼へと足を踏み入れていた。
今度は浅瀬程度でなくすっかり底の方へと沈んでいく。オンライントークイベントなるものがあると知りファンクラブに入会。これまでの膨大な出演作品を少しでも多く観るためサブスクの体験を駆使し視聴。無いものはレンタルかネット検索。写真集や書籍を買いメイキングはどうしても見たいものだけを買う。初めて推しができた時と同じように、あの高揚感と"好き"で溢れた生活を満喫していた。
こちらの推しは週刊誌に撮られようとも買い物やゲーム中ばかり。恋愛や人間関係トラブルなど不穏なスキャンダルは一切無し。なんて穏やかな沼なんだろう、このままきっとずっと推して行くんだろうな、ずっと理想の男性像として尊い……!!と拝んでいくんだろうな…………と思っていた矢先、突然の結婚報道。嘘だろまたかよ!!!
しかし今回は、前推しのような相手側の匂わせなど一切ない上に誰もが知る好感度No.1のアナウンサー。そして報告の仕方は推しの普段通りのユーモア溢れる文面のみ。何だよこれ。もう祝福するしかないじゃんよ。匂わせ無し週刊誌にも撮られていない誰にも不快感を与えない隙のない非の打ち所のない発表。
嬉しい。推しが幸せになることは素直に嬉しい。けど、どこかやはり寂しい、誰かのものになるのが寂しい。そりゃあんな魅力的な人に相手がいないわけないよね、分かってたよそんなのと。喜ばしいことなのに素直に喜べない自分の拗らせ具合が嫌になる。
報告は文面だけでサラッと済ませるのかと思いきや、どうやらお相手の朝の情報番組で特集とか組んじゃう感じで、その場でエピソードとか聞いてるようで。仮にもニュース番組なのに。加えて当人が生放送に挨拶に来るという展開。いやいや番宣でもないのに何故??一体これは何を見せられているの….、その後も違う番組で話題にされ。これは………ナシじゃないかい???と。結局、どういう形で発表されたって、推しの結婚は辛いし、寂しいし、誰目線だよってツッコミたくなるけど小姑のように文句ばかり出てしまう。
もうアラサーなのにどうしてもいつまで経っても、推しにリアルに恋してしまうのはさすがにマズイ。いい加減辞めたい。もっと健全に趣味らしい趣味を楽しみたい。それにどんな発表の仕方であれ、奥さんがいる人を以前のように楽しく"推す"ことが私には到底無理。そんなこんなで沼から足を引き抜いた。
俳優沼を卒業し新たな推しを求め彷徨い歩く日々。(ほんと懲りない)
「そもそも人を"推し"にするから結婚やら何やらでストップかけられる羽目になるんだよ。人以外のものを"推し"にすればいいんだよ最初から」と思い、カメラ、料理、カフェ、メイク、ファッション等々探してみる。が、いまいち興味が持てない。アウトドアな事もしてみるが、そもそも超がつくほどインドアかつ運動が嫌いな為、ヨガくらいしか続かない。ヨガは好きだけど"推し"のように心の潤いやときめきは今のところあまり補充されない。物足りない。
結局、芸能人の"推し"に逆戻り。短くて1ヶ月ごとに変わる。前ほどハマりきれない感じはするけどこれはこれでいいかも。逆に前ほどになると必然的にお金や時間を使いたくなるし、ちょっと、いや、かなり依存的になるしデメリットの方が多いじゃない。だからこれで充分!とゆるーく過ごしていた。(それでも中古で激安写真集は購入したしせっせとSNS徘徊もしていた。どうにも止められないらしい。)
沼にどっぷり浸かれる推しがいないまま1年が経過したある日のこと。
私は、彼を見つけてしまったのだった。
<SixTONES "松村北斗沼">
もう推しにリアルに恋するのは辞めにしよう。いい加減現実見て、現実でいい人見つけていい恋愛しよう。推しに頼らず、依存せず、もっと健康的な将来に生かせる趣味を見つけよう。
(※そういう楽しみ方を否定しているのではなくあくまで私の性質上辞めた方がいいという話です※)
そう思っていたはずなのに。
気がついた時には、
SixTONES「松村北斗」の沼の中にいた。
以下はその経緯である。
①ドラマ「西園寺さんは家事をしない」
ごはんどきは何か見ながら食事したい、1週間の楽しみにできるものがほしいと毎クールドラマはチェックしている私。
TBS火曜10時枠。当たりの時はかなり面白い。それに主演は、ドラマ「やんごとなき一族」の御姉様役がとても良かった松本若菜さん。その方のラブコメなら期待値高いんじゃ?相手役は…たまに見かけるSixTONESの子か。でもまぁ顔や雰囲気はあっさりしてて苦手な感じではないし問題ないかなと初回視聴。予想通りストーリーは面白そう。そしてやはり若菜さんはコメディが上手い。楠見くんを演じた北斗くんに対しては1話では特に何も思わず、単にドラマ楽しめたし次も視聴しようかなぁくらいの感想。
②映画「ライアー×ライアー」
アマプラ更新時期が近づき解約前に最後何見ようか、コンテンツは結局のところ恋愛モノだよなと探しているとサムネイルが目に入る。昔からよく見放題に入っていて認識はしていた。しかしサムネからして、まさに若い子向けビジュアル重視のキラキラ映画っぽそう、しかも相手はデビューしてまだ日が浅そうなジャニーズの子だし。森七菜ちゃんはギャル役もハマってそうだけど何となく自分には響かないような、と避けていた。が、西園寺さんを3話くらい見た後だった為、相手役のジャニーズの子と楠見くんが一致する。西園寺さんのドラマのパパ役、自然で違和感なく見れてるし。ちょっと試しにこの子が出てる作品見てみようかなと思いキラキラ映画へ。
結果………、、とても良かった。なぜだかめちゃくちゃ刺さった。ホントに久々に作品見て泣いた。
キラキラ胸キュンシーンはあったけどそれだけじゃなくて。人が人を純粋に真っ直ぐに思い続ける美しさみたいなものが感じとれて。
序盤でギャル姿のヒロインと付き合う展開になり「すごく嬉しい」と北斗くん演じる透くんが喜びを伝えるところ。あの笑顔や仕草に
"キュートすぎるだろ、なんて可愛い顔するんだこの子は…めちゃくちゃ喜び溢れて嬉しそうなの可愛すぎる…こんな風に喜ばれたらそりゃあ断りようがないよね。……守りたいこの笑顔。……"とだいぶグインと心を掴まれた。
とにかく透くんの、ピュアさや純粋さ、一途さや健気さが全部可愛らしくて、けどどこか儚く切なくて、すっかり感情移入してしまった。
③映画「ホリック xxxHOLiC」
透くんの熱が冷めやらないうちに早急にアマプラを検索。夜勤明けで仮眠なくぶっ通しで見てた夕方、さすがにもう一本見る体力は残ってない。しかし透くんでわりかし心持ってかれてるもんだから、あと少しだけでも"松村北斗"を見たい!じゃないと眠れやしない!と謎の衝動性に駆られてしまう。(もうこういう性分なんだろう私は。)サムネで弓を射る人との事前情報を得、出演シーンだけでもと思い、いざ。
………声、ビジュアル(顔、立ち振舞い、雰囲気全て含む)最高じゃないかい?????、…………
まずその声。この人こんな地を這うかのような低い声出せるの?さっきまであんなに可愛い可愛い純粋無垢な従順ワンコちゃんだったのに??面影一つもなくギャップ凄まじい………
そして、ビジュアル。まぁーーー和装が似合う似合う。弓を射る姿が画になる画になる。古きよき日本男児感がすごくて。これは原色美男図鑑か?と。とにかく醸し出される色気に雰囲気があって上品で。………いや、……カッコよこの人……と思わず何度も呟いてしまうほど。
出演シーンはそう多くないのに、その声とビジュアルを得れただけでもう既に満足感。
④ショート動画「PARTY PEOPLE」
"松村北斗"という人に興味しか持てなくなった私は、所属グループ公式YouTubeチャンネルへ。手始めにショートの人気動画を検索。「PARTY PEOPLE」という曲のダンス切り抜き(個人)を発見。
んん??ええ??こちらが楠見くんで透くんで百目鬼くんの人??こんなにガツガツ踊っちゃうの??いや、待てよ、この人なんかちらっと見かけたバラエティ番組かなにかで「めっちゃ陰キャで友達いないんです」とか言ってたあの大人しげな人じゃない?いやそうだよ絶対そう。なんで??その欠片どこにもなくない??めちゃくちゃ陽キャじゃない??というかSixTONESってそういえばこういう装飾ジャラジャラ系の衣装でかなりガッツリめに踊る、やたら音楽番組の背景が黒い人達だった気がする……!!!いやチャラい!!透くんチャラいよ!!!
でもそのチャラさに全く嫌な感じがなく何ならほんのり上品さまで感じられて。しばらくループ再生が止まらなかった。
⑤ソロ曲「ガラス花」
個人の歌声や表現の仕方がしっかり分かるものと言えばソロ曲。今のところギャップしかないこの方は、一体どんな声でどんな表現をするんだろう………とワクワクした気持ちで視聴。
いい、まず歌詞がいい。とてもいい。
そして、声もいい。なんて優しい声なのか。めちゃくちゃ優しい、というか今にも消えてしまいそう。儚い。繊細。綿毛?真綿?、みたいな。……歌声が時々玉森くんと被る。こういう柔らかな、けどちゃんと芯が通ってるような軸のある声好きなのよ、……
それになんというか、めちゃくちゃ表現者だこの人、……そりゃ演技もできるだろうし、俳優としてお声もかかるだろうよ、これだけ表現できれば、………
気づいたら息を止めて見てしまう……指先から表情から全部細かくて一秒足りとも見逃せない感じ……コンテンポラリーダンスって今まであまり良さが分からなかったけど、魅せられるってこういうことかと。あぁもうこの人、良すぎるな(魅力的すぎるな)……良い、良い……良い………と、完全なる沼落ちを自覚した。
⑥ラジオ「SixTONESのオールナイトニッポン」
沼落ちを自覚してからは、例のごとく検索のお時間。Xを徘徊してると、西園寺さんで共演中の子役:えまちゃんとのエピソードラジオが流れてきて。ん??なんかこの人の話の進め方けっこう独特かも??何やら怪しげな匂いが。
すぐさま、ラジオの他の切り抜きを聞いてみる。
………やはり、普通じゃなかったこの人。よくもまぁ一つのエピソードトークでこんな長尺話せるな。そしてオチまでなかなか辿り着かないけど、長引かせた分ちゃんと面白い。語彙が豊富だし、例え話は上手いし、あれだけ軽いラフな感じで話進めてるように感じさせながら、かなりしっかり構成考えられてるし、めちゃくちゃ頭良いんだろうな……それに、あんなお上品な顔立ちで下ネタバンバン言うしずっとめちゃくちゃふざけてるの何なの。喜怒哀楽激しすぎるし。……ラジオでお腹抱えて笑うって初めてだよ私は、………そして普通に落ち着いて話してる時の声がいい。イケボ。……耳心地の良いトーンとテンポ感でとても聞きやすいし適度な低さ、………
そういう所で感想はまだまだあるけれど、元々普通じゃなく少し捻りのある話をする人が自分の好みでもあり。
お芝居、ダンス、歌、トーク、本当どこを切り取っても魅力的すぎる人じゃないか………と、ズブズブと沼の中を進んでいた。
⑦北斗くん×えまちゃん
すっかり沼ってしまった私は、まず現在放送中の西園寺さんのメイキングから取りかかる。ドラマ本編は勿論、メイキングのパパと娘(時には西園寺さん含めた3人)がそーれはもうかわいくて。特に北斗くんのルカちゃん溺愛っぷりが眼福すぎて微笑ましすぎて。パパっぷりがあまりにも理想像すぎてずーっと見ていられる。それに、西園寺さん達家族に、私の家もこうであってほしかったなという理想の家庭を重ねて見てしまう。幼い時に自分が得られなかった家庭を今味わえているような気がしてきて、ただひたすらにあたたかい気持ちになれる。癒しチャージしたい時はこの家族の動画をみるに限る。
そして、なんといってもSixTONES公式チャンネルの子育てVlog。北斗パパ、ホントいいパパ過ぎて拍手喝采です。パパ賞なるものがあればダントツでぶっちぎりの1位なんじゃないかってくらい子どもの扱いが上手い。否定やマイナスな事は決して言わず全て肯定的にとらえてるの素晴らしい。んで、声がやさしい常に。
Vlogの中で素敵ポイントはいくつもあるが、中でも、選ぶ時間が足りなかったのか遠慮したのか食べきれないと思ったのか購入量少なめなお姉ちゃんに対し「あー少ないっ。あとで選ぼうまた(笑顔)」って声をかけられる気配りの高さ。「少ないね。これだけでいいの?大丈夫?」とだけ聞くのではなく、後で選ぶこともできるからね、と選択肢を提示して負担にさせない言い方の上手さ。ホント見習いたい。そしてそれをめちゃくちゃナチュラルにされる所が北斗くんの魅力的ポイントの一つなんですよ、………
そんなこんなで2025年1月現在。
もう推しに恋なんてしない、と決めていたのにあっけなくレールから逸れ再び同じ道をどんどん進んでしまっている。
現実世界でまともに相手と出会おうと婚活した時期もあったけれど、"この人といるよりも推しを愛でている時間の方がよっぽど楽しい"とまたこちら側に戻ってきた。
しかしもう、一旦はそれでもいい。
ここまで結構な分量を書いて改めて感じる。
やはり、私の生活にはどうしても"推し"というものが必要らしい。
"可愛い""カッコいい"etc.……推しのたくさんの素敵な所にときめきをもらい、"好き!!!!!"とひたすら愛でる。
いい加減現実見な、とも本当思うけれど、
今の私には、こうして過ごす沼が居心地よくて仕方ないのだ。
現実でなく偶像で恋愛しようとするのは、私が、他者に自分の時間や気持ちを振り回されることが億劫と感じやすい所や、何かにつけとても面倒くさがりな性格がかなり影響していると思う。しかし、昔からのこの性格を今さら変えることはなかなか困難な話である。
けれど、いつか何かのきっかけで私の中で革命が起き、この染み付いた面倒な性格が変化する……、時が来るかもしれない。
その日その時まで、"推し活"という長年過ごしてきた底なし沼に、心地よく入り浸り続けるんだろう。