
ワクワクしていたらお金は入ってくるのか?2年ぐらい実験してみた!
こんにちは。
今日は私の恥ずかしい失敗談です。
2018年に、ワクワクしていたらお金は本当に入ってくるのかな?
実験してみよう。
と思い立ち、それまでコーチングの集客の柱だったアメブロを消去しました。
正直、その頃コーチングの値段が(この業界の相場に合わせて設定したものの)相当高額で、プレッシャーに押しつぶされそうになっていたのかと思います。
そこから逃れたかった。全てを一旦リセットして、一からやり直したかった。
でも、これまでのクライアントさんに何て説明すれば良いか分からない。
お金の実験と称して、コーチングから逃げよう。
が今にして思えば本音だったのかと思います。
しかし当時は自分自身逃げた事に気づいていませんでした。
そもそも、何故そんなに高い値段に設定したのか?
当時所属していたコーチング協会の基本価格が1セッション4万円でした。
また、
・高額じゃないと、クライアントさんが本気で人生を変えようとしない。
・自分もクライアントさんもお金のブロックを外すためにも、高額で売る事に意味がある。
的な意見を真に受けていました。
実際には高額でも無料モニターでも、セッションでクライアントさんが得るものは、値段に関係ありませんでした。
そんなに高額なんだったら、どれだけ現実を変えられるのか試してやろう。みたいなクライアントさんもいらっしゃいました。
無料モニターで人生が変わるほどの気づきを得た人もいました。
高額でバンバン売れたけど、私のお金のブロック?的なものは無くならず、苦しくなって逃げました。
当時の私は、セッションにそれだけの価値があると思っていました。
自分自身、勉強のために6〜7万円のセッションとか何度も受けに行っていましたし、自分の人生を変えるのだからそれだけお金をかけることに意味があると思っていました。
私はそれだけの価値があると信じ込んでいたので、よく売れました。
しかし、売れれば売れるだけ苦しくなっていきました。
確かに1回のセッションで大きく現実は変化する事はあります。
しかし、人の思考の癖はそう簡単に変わるものではないので、大きな気づきがあって現実が変わっても、ホメオスタシスが働いてまた少しずつ現実が戻っていったり、同じような悩みを見つけてきたりします。
協会内では「一回のセッションで現実を変えられるコーチだけが本物だ。」のような競争原理があったので、現実が変わらない場合もある、とは言いづらい雰囲気でした。
現実は変わる事があっても、人生は劇的に変化はしない。
人生は1回のセッションで劇的には変わらない。
時間をかけてゆっくりゆっくり変化していくものなのだ。
と言う事が私の中でだんだん明らかになっていきました。
20万円ぐらいのコーチ養成講座も、受講生さんがいっぱい来てくださいましたが、その後コーチとして活躍して講座代の元を取れる人はごく一部。
今思えば、講座ってのはほとんどの人が自分の為に受けるものであって、皆んなが皆んな(本気で)コーチになろうとは思っていないし、ならなくて良いし、学んだことが後になって役に立ってる場合もあると分かります。
しかし、当時はコーチ養成講座と謳っていながら、コーチになれない人が続出する講座に嫌気がさしていました。
コーチになれない人に、次々と上位の講座を売りつける協会ビジネスにも辟易していました。
そんなこんなが重なって、稼ぐことから私は逃げました。
ワクワクしていたら本当にお金が入ってくるのかな??
と言う引き寄せ・スピリチュアルに逃げたのです。
当時はまだ貯金がありましたから、1年ぐらいはなんとかなりました。
しかし、2017年に結構ちゃんと稼いでいたので、2018年の税金と社会保障料で日に日に貯金は減っていきました。
私はワクワクどころではなく、不安でいっぱいでした。
それでも、ワクワクする事をしよう。ワクワクにフォーカスしよう。
と頑張って「稼ぐ」行為をしないでいました。
今思うと、本当に馬鹿げています。
でもその時は本気でした。
ただただ、お金をもらう責任から逃れていただけだったのに。
世の中には、ワクワクしていただけで上手くいったと言う人がたくさんいます。
それは本当なんだと思います。
でも、その人たちは不安との付き合い方が上手いはずです。
私は不安に負けました。
完全に不安が現実化したのです。
そして、お金の現実と直面しなければならない状況がやってきました。
これまで、夫の給料がいくらなのか。
自分達が何にいくら使っているのか。
など、かなり曖昧にして来ていました。
見たくない現実とはこれの事か。
本当に。ずっと目をそらしてきた。
私たち家族の収支。
当たり前のこと。
そこを明らかにせずに、ただただ不安の中でお金を引き寄せなきゃ!
と焦ってる。
そりゃあ、引き寄せるはずもないわ!!
何よりも大切なのは土台。
土台がしっかりせずに、ワクワクできるはずもない。
ワクワクしているつもりでも、心の底は不安に支配されている。
人生のすべての時間をいきなりワクワクだけにしようとした事が私の最大の失敗でした。
安心できる土台があって初めてワクワクできるもの。
私はついつい白黒つけたがる性格で、いつも正解を求めてきた。
だからワクワクしよう。がいつの間にか、ワクワクしなきゃ。
になって、ワクワクしない時間を悪と捉えるようになってしまったのだと思います。
これは本当に、危険な罠。
バシャールもエイブラハムも間違ったことを言っているわけではない。
ただ、私たち人間の捉え方がついつい二元論に陥るために引っかかる罠。
0か100かじゃなくて良い。
少しずつ少しずつ。
ワクワクする時間を増やしていけば良い。
いきなり完璧を求めようとすると、見ないようにしていた不安が現実化してしまうのだ。
それでも、この二年間の経験は私にとってとてもとても意義のあるものだった。
本気でワクワクだけで生きてみようと実践した二年間だった。
夫もそれを許容してくれた。
たとえ逃げの為のエゴの声だったとしても、やってみたいと思った事をやらせてもらえた。
それは本当にありがたい事だった。
これからは、夫と一緒にちゃんと現実に向き合っていこうと思う。
ちゃんと稼ぐ事を頑張っていこうと思う。
クライアントさんには正面から向き合って、自分が今できる精一杯の事をただただやらせて頂けている事に感謝しています。
私自身、本当の自分となんて全然繋がれていない事が今日の記事でバレバレになってしまいましたが。
でも、それでも、目をそらさずに一歩一歩本当の自分を取り戻しています!そんな失敗だらけの私ですが個人セッション、初心に返って提供させていただいています。
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