やっぱり2
今日も読んだ本の話
本から受ける作者の人となりを知らない間に想像してしまう。
一昨日、友人が面白いよと紹介してくれた本を読んだ。
『幸福な生活』と何とも素敵な題名の本だった。作者の○田○樹さんの本は初めてなので、楽しみに読んだ。短編の集まりの本で、短い物語の終わりに必ずオチがある。最初の2〜3作は「よく、こんなネタを思いつくな。」と思ったが、読み進めるうちに、何か後味が悪いと言うか、一編づつの読後感がどれも私にはイマイチだった。しかし、途中で投げ出すのが嫌な性格だし、読まないうちに評価も出来ないだろうと最後まで読んだ。結論はやはり、この作家さんの本は今後読むことはないなぁだった。
そして偶然にもこの作家さんに心惹かれない理由がわかった。
今日読みはじめたノンフィクションの本の「何が記者を殺すのか」に、この作家さんが登場した。人間性を疑うような言動が一行あった。
やっぱり
そういう人間性が小説の中に出てくるんだよと私は思っている。
2023/8/20
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