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美文字になりたくて

美文字になりたい❣❣

ずっと思っていたけれど、PCの普及やメールに始まり、ラインやSNSでコミュニケーションがとれるようになり、字を書く機会は減少する一方だった
年賀状すら手書き部分を意識的に作らないと印字や画像で事足りてしまう
手紙を書くのは好きだったけど、悪筆も手伝っていつしか遠のいていた

そんな中、定期購入をしていた商品の会社からニュースレターが届いた
中身は多方面に渡る情報の中にペン字習得コースの案内が載っていた
へぇー、いいな、昔からの美文字へのあこがれがムクムクと起きだす
でも、場所は東京 時間はたっぷりあるけど遠くて通えないな
家周辺で探してみたけど心にピタッとくる教室の情報には出会えなかった

自分で頑張ってみたらどうだろう

ずっと昔、通信のペン字講座の申し込みをして、最初にテキストも師範コースまで購入したにも関わらず、一度も課題提出をせずに挫折した経験がある自分なのに・・・ どうかな、自力で出来るかな  でもやってみたい
手始めに本を探した

美文字レッスン開始

中塚翠涛さんの旧本

まずはAmazonでタイトルに惹きつけられてこの本を買った
中塚翠涛さんを知ったのはこの本がきっかけだったが、40代の美人書家さんでNHKの大河ドラマの『麒麟がくる』の題字を担当された人だとか、ドラマは見ていないが何故か字は思い出せる
『美文字のすすめ』の今販売されている本は中塚さんのお顔が表紙になっているが、私はこちらの淡い色と字が好きで古本を買った
中身が面白くて一気に読んだ
字のお手本書と言うより、美文字を書くとはどういうことかが丁寧に説かれた本だった。
たとえば、『どんな字でも丁寧に書かれていることが相手に伝わる、丁寧さは相手への敬意である、相手が読みやすいよう意識して書くことが美文字につながる』『お手本の字がゴールではないが、自分の個性や想いを大切にしながら読みやすい字を書くことは時にはお手本の字とクロスすることもある』など
読む人への心遣いや思い入れの大切さや丁寧に書くことの大切さを認識させてくれる本だった
今までの自分は悪筆だからとチャチャと書いて早く終わらせたいばかり思って書いていた
そうして書いた字はやっぱり乱暴で、雑な字だった

なるほど読み手を意識して丁寧に書いたら読みやすい字になるのか
思考が単純なので、即100均で練習帳を探し本にある注意事項を押さえながら練習すると、時間はかかるがいつもよりマシな字に見える
何だか楽しいから、9月1日から毎日練習を続けている
 
そうだ、練習もかねて手紙を書こう
9月にいくつかの美術館を訪れたので絵葉書を求め、いつもはラインで済ませる友達複数人に葉書を出したことをきっかけに郵便での交流も再開したのは思わぬおまけだった
先日は、『この絵ハガキの絵を見てあなたに送りたいって思った』と言葉が添えられたハガキを手にして心が暖かくなった

もう少しお手本の字も練習してみたくなり、求めた1冊は右上がり6度に書くと上達するという本だったが、今の実力では字のバランスが取りにくく活用しきれなかった

次に求めた本は、文章の7割はひらがなが占めるとのことで、ひらがなが美文字になると7割きれいな字になれるとのことでこの本を買ってみた

川南富美恵さん

これは平仮名を書くポイントが書かれており、バランスのとり方なども参考になる
好みでない字体は無理せず、心のままに丁寧に丁寧に練習を続けている

この2冊の本が今の自分の教科書だ
いつの日かお手本なしでも自分が納得する字が書ける気がしてきた
きっと達成できる 達成するまでやり続けるだけだから   
                            2022/10/30



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