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notte stellataへの旅

推し活?

この言葉は、聞き始めた当初はあまりしっくりこなかったが、今は慣れた。
いろいろ説明しなくても理解してもらえるので都合がよい。

3月12日仙台へ=推し活第2弾の巻=

3月12日仙台空港に降り立った。
このひとつ前の東京ドームでの公演は北海道の流氷旅行と重なったので、申し込みすらしなかった。で、今回の東北しかも羽生さんの出身の仙台であると言うことで申し込んでみた。今回のチケットも3日間の公演日の中で1日だけそして1種類だけを申し込んだ。   当たった。
仙台は昔に姉家族が住んでいて、一度だけ遊びに行ったことがある。その頃の仙台空港は小さくまだプロペラ機が発着していた←いつやねん

会場のセキスイスーパーアリーナは3.11の震災の時は遺体安置所として使われていた
こじんまりとした客席のすべてが見渡せる会場で、居心地がよかった。
亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。

notte stellataの公演

3.11の震災に合わせたアイスショー、今回は羽生選手単独ではなくて座長の役割を担って複数のゲストスケーターと体操の内村航平さんとのコラボのショーだ。
終演後は、スケートが観れてよかっただけのコメントでは表せない感情に包まれ、なかなかここにも書けなかった。あの日から1カ月余りが経ち、少しだけ俯瞰して考えることも出来るようになったので、自分の記録として書き残してみようと思う。

彼は12年前の震災3.11から毎年一人で3.11の日が来ると鎮魂の舞を演っていたそうだ。自然災害とは言え、亡くなった命は諦めがつかない。なぜ亡くならねばならなかったのか。理不尽な戦争や内乱で亡くなる世界の人々、犯罪で亡くなる命・・・。命の重さがどんどん軽く考えられるようになったのではないかと思える今の社会・・・。

彼の「notte stellata」も「春よ、来い」もそれはそれは心が伝わってくる、深い深い舞だった。氷の表面すれすれに顔を近づけて愛おしむように慈しむように丁寧な所作で慈悲溢れる彼の想いがスケートに溢れているのを感じ、涙が流れた。
千秋楽とあって舞台最後にお話も沢山あった。私自身が1カ月たった今も何かしらの感情を引きずっているのはこの話の中身だと思う。彼の話した真意は彼自身にしかわからないことだから私の受け取り方が言葉の表面のみを捉えているに過ぎないと思うのだが・・・。彼にはずっと幸せでいて欲しいんだよ。彼の幸せを削ってほしくないんだよ。

ここまで書いてさらに月日は過ぎた

そして、一昨日野口美恵さんが書いた記事を読みこのnoteを書き上げる気持ちになれた。

改めて読んでみた。
一部引用
『これからも色々なことを背負って、スケートのためだけに日々を過ごしたいと思っています。精一杯、自分の幸せを削ってでも、ずっと羽生結弦としてすべてを背負って進んでいくんで、どうか応援してください。』
会場で聴いたときは衝撃過ぎたけど、今は受け入れられる。野口さんの記事を読みなるほど、覚悟と言えばそうかもしれないな。

それにしても、年齢の高いお客さんが多い印象のアイスショーだった。出身地と言うこともあるのだろうか?。3.11の特別な日だからか?。会場までのバスの中でも髪の毛も薄く白くなられた小柄なご夫婦(多分)が仲良く座っていらっしゃった。スケーターさん達の演技に対して感謝と敬意を届ける(そんな風に私は思い行動している)スタンディングオベーションがおとなしいなぁと感じたのは、気のせいではなかったのかも・・(立ったり座ったりもしんどかったりされたかなぁ)
内村航平さんとの対決ショーも見事に終わり、あっという間の2時間が過ぎた。今回もありがとう。

その日は、仙台駅の傍の『ホテルモントレ』に泊まった。予約するときは何も考えてなくて、検索画面の一番最初に出てきたのと名前がいいなと惹かれて予約した。会場に向かう前に荷物だけフロントに預けておこうと立ち寄った際に、ホテルの前まで行って気がついた。このホテルは羽生さんと内村さんの対談で使われたホテルじゃない?慌てて検索してみるとやはりそうだった。
おぅ、偶然とはいえラッキー!!!  俄然元気が出た。

こんなお部屋
このスタンドが可愛い


仙台市内を散策

翌日は午後の飛行機を取っていたので、午前中を仙台ブラっと旅に充てた。
まずはフィギアスケート発祥の地の五色沼へ。

ホテルから30分も歩けば着きそうなので、途中でカフェに入って朝ご飯を食べようと歩き出したものの、予定していたお店は潰れたのか影も形もなく、仙台駅から離れる一方なので喫茶店を見つけられず、コンビニ(ミニストップ)のイートインでサンドイッチを食べた。節電かな?何だか暗っぽい中での食事は侘しさも合わさりこれはこれで印象深かった。

五色沼から5分ほど歩いたら金メダリストのお二人のモニュメントが飾ってある。

ソチの分がなぜか映っていなかった
後ろに並んでらっしゃるので慌てて撮ったら切れていた


また、このモニュメントのある国際センター駅の2階で『羽入結弦写真とポスター展2023』も開催されていた。もちろん鑑賞してきましたよ。

仙台放送が保存している写真とポスター展
これだけは撮影可

次は循環バス(ループル仙台)に乗って羽生さんが2017年に勝利祈願をお参りしたという大崎八幡宮へ。

その時の絵馬が飾ってあるとの事だったがわからなかった。おみくじを引いたら大吉だったので記念に持って帰ってきた。

参拝を終えたあたりからぱらぱらと雨が降り出してきたバス停に行くと仙台駅と書いた市バスが来たので飛び乗った。雨が勢いよくバスの窓ガラスに降りかかってきた。グッドタイミング。青葉通りとか通りながら無事仙台駅に着いてやれやれだった。仙台駅でお土産を買い空港行きの電車に乗った。お昼ご飯に空港でずんだアイスを食べた。
仙台空港は羽生さんが世界に飛び立ち、世界から帰ってくる空港なんだなぁと感慨深いものがあった。          2023/4/18 2023/5/23




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