【熟年の婚活バナシ】その1
男と女の話しです。
好きだとか愛してるとか、そんなものからはもうとっくに離れて枯れて、
分別のある年齢になっているはずなのに、枯れていないんだなぁ、これが
老年オトコとオンナ。
ある時、夫に
「離婚したい」と言われた。
「は?何言っちゃってんの?」
とポカンと口を空いて(正確には電話口で)聞きなおしたが、
「俺も老後を考えて1人になって、ゴニョゴニョ」
などとワケのわからんことを言っている。
どーも怪しい‥
「誰か居るの?」
聞いてみても
「そんなの居ないよ。俺も老後を考えて、ゴニョゴニョ」
「何言ってんの?💢
あのさ、私たちって年金も少ないから1人暮らしになったら、ハッキリ言って生活していけないよ?何でこの年になって離婚するわけ?誰か居るんでしょ?」
オンナはあくまでも疑り深く追及し、理由が明確でない事は認めない!
まあ、後日談もいろいろありますが、
その後に彼の宣わった理由に納得したわたくしは、2日目に離婚を承諾し、
3日目には婚活サイト3ヶ所に写真を載せて、婚活活動を始めたのです。
そこから約1年に渡り婚活活動をしてみたところ、世の中には、いい年こいて(人のことは言えない)パートナーを求めていわゆるマッチングアプリで婚活、恋活しているオジさんがたくさんいることを初めて知った。
初めて、って、わたくしはいちおう
28歳から健全な婚姻生活を営んでいましたので、合コンもマッチングアプリも知らないのは当たり前ではないですか?
この度めでたく独身になったのでマッチングアプリに登録してみたら、こんなところで活躍しているオッサンがこんなにもうじゃらうじゃらといる、ということにまず驚いた!
で、こんな薫おばあさんにも、物好きなオッサンがオファーをビシバシとくれるということにも驚いたが、とりあえず、まずは会わなきゃ!と、
人生行動ありき、のわたくしは、片っ端から会ってみることに致しました。
ところが、これが、オモロいのなんの、って(笑)
最初に会ったオジさんは‥
某国営テレビ局の元プロデューサーで、お互い局に共有の知り合いが居たことが判明し、話も合います!
経歴は偽物でも何でもなく真実だということがわかった。
次に会った人は、大学教授、最先端の数学者で、こちらも著名な大学で講義をしている写真と、論文が検索できた。
何と‼️
皆さまちゃんとした人ばかりじゃん‼️ビックリ‼️パックリ‼️
こんな人がこんなところにうじゃらうじゃらと居るなんて、私の世間は狭かった💦
しまいには、
「離婚何回ですか?」とか
「別れた理由は何?何??」とか、
「アプリで何人位と会いました?」
「サクラに引っかかりましたか?」
などなど、私の婚活は、データ集めの取材と化してきたのです。
で、アプリ退会するまで1年かけて
取材した結論。
男性は50代までは仕事も忙しく、
離婚して一人暮らしもまた楽しや。
しか〜し、60代に近くなると現役リタイアが目の前に迫ってきて、
「何だか寂しいなぁ。バーのママさんじゃなくて、特定の誰かと会いたい、話したい‥誰かいい人居ないかなあ?」
となり、知り合いなどにそそのかされて登録してみたら、あら、楽しや!マッチングアプリ万歳‼️
薫おばあさんが、今どきのマッチングアプリで1年間活動してみたら、そんなおじさんたちがほとんどでした。
しかし、みなさんマジメにパートナー探しをしていて(たまに不真面目な恋活募集既婚者も居ますが)
一年の取材を通して得た結論から、
わたくしはマッチングアプリ推薦人となり、私の周りにいる友人知人の独身熟女たちをこのマッチングアプリに5人引きずり込んだのです。
最初は
「え〜?マッチングアプリ?
怖くないのぉ〜?」
などと怯えていた彼女たちも、今や良いお相手と巡り合い、良いお付き合いをされているのでした。ホント。
恐るべしマッチングアプリ‼️
熟年おじさんおばさんの婚活、恋活の場としておススメですよ。
ただ〜し、有料の男性の有料期限が切れそうになると、20歳も年下の美しい女性から頻繁にオファーが来て、
下心満載のオジさんは、メールやり取りしたさにお金を払って会員更新してしまうのだとか。
「オトコってバカだね〜サクラだとわかってんのに、つい金を出しちゃうんだよねー」
とは、某県宅会社のお偉い婚活おじさんの言でした。
皆さま、熟年婚活、マッチングアプリおススメですよ!
ただし、くれぐれもサクラには注意しましょう!
わたくしの婚活はどうなったか?って?
それはまた、次回につづく‥‥