水害の記録⑫


7/29(土)

5時半起床。
末っ子の娘を起こし、準備をして一緒に畑に行く。
今日はジャガイモを掘る約束をしていた。
雨で、畑がダメになっちゃったから、食べられないかもしれないよ、と伝えたけれど、それでも、掘りたいっていうから一緒に行くことにした。
もともと、娘と芋ほりがしたくて、ジャガイモを植えたんだ。

土は乾いた泥が固くなっていて、手で掘ろうとしても固くて掘れない状態だった。
これでは、植物は呼吸できないかもしれない。
いくつか掘り起こしてみたけれど、病気みたいになっているジャガイモがたくさんあった。
植物は、すぐに見た目にわかる影響が出る。
ということは、だ。見た目に問題がなければ、それは食べられるということなのかもしれない。

6時半から息子を雄和の陸上競技場に連れて行く予定だったけれど、妻が連れていくことになった。
なので、床下の乾燥のため、ダクトファンを設置し、スイッチオン(床下の奥にあるサーキュレーターもコンセントを入れると動くようにしている)。
今日も一日中、乾かす。
ダクトファンでは、床下の空気を排気している。
これで、少しでも臭いが取れると良い。

日中は、娘たちの妻の誕生日プレゼントの買い物に付き添った。
家に戻ってから、バキュームクリーナーを洗って乾かした。
このバキュームクリーナーがなければ、排水は不可能だった。
本当にありがたい。
来た時よりも美しく、というこどものときのスローガンを思い出しながら洗う。
今日の暑さならあっという間に乾くだろう。

日が沈んだころ、側溝に溜まっているいた砂を土嚢袋に入れる作業をした。
土嚢袋1袋いっぱいになるだけあった。
これが水に溶けて、泥水となって辺りを浸水していったわけだ。
多くの泥水は側溝の排水にそのまま流したので、実際はこの何倍もの泥がやってきたことになる。
泥も乾けば、さらさらの砂になるのだから、不思議だ。
見た目にきれいに見えても、汚染されていると言われると、なんか側溝に流したくもないので、土嚢袋に集めた。
細かくて無理なものは、明日水で流すことにする。


つづく

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