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DМC5に出てくるユリゼン@ブレイクを知りたい。自分用参考記事メモ

※完全に自分用まとめです。
バージルお兄ちゃんの精神が気になるので、それまで1mmも知らなかったウィリアムブレイクに少しずつ触れていく作戦。


とてもよいnotoまとめ!

出版書籍からの紹介です! うちはネット情報収集に留まっていたので助かります。
ブレイクの「日本語訳」は奥深い世界のようで、訳者によって様々な日本語表現となり、印象もかなり変わります。
「Sick Rose 翻訳」などで調べると、興味深い翻訳トークが出てきたりします。
僕も自分で翻訳できるくらいになりたいなあ。



GameSparkの特集 DΜC5/ブレイク詩集解説

DMCやったけど、ユリゼンやブレイクなんて全然知らなかったという僕みたいな人にちょうどよい記事。ブレイク神話の大まかな説明がある。

ブレイク神話を大まかに説明すると、世界の始まりには人間の始祖であり世界そのものである存在「アルビオン」がありました。アルビオンの中には「4つのゾア」という別の性格を持つ存在があり、「アーソナ」「サーマス」「ルーヴァ」「ユリゼン」という名前です。ゾアはそれぞれ元素や方角、理性や感情を司り、ユリゼンはアーソナ、ルーヴァはサーマスと対になる存在でしたが、アーソナとルーヴァは切り離されて低い次元の世界に落とされてしまいます。アルビオンが死の眠りに入り、残されたユリゼンはバランスを失った世界を支配しようとして、破滅を招く大戦争が引き起こされる……というものです。

鍵となるのは、分離したゾア達が統合することによって、再びアルビオンが蘇る、という点です。対立する要素は切り離しては存在できず、相反し合うからこそ互いに支え合い、進歩することができる。キリスト教の悪を排除する教義に、ブレイクは疑問を持っていました。人間の中にある善と悪、その両方が人間を成すものである、ブレイクの神話にはそんな思想があると解釈されています。

ダンテに敗北したバージルは自身の中にある悪魔と人間を分離しようと試み、その結果「ユリゼン」と「V」が生まれました。ダンテがユリゼンを倒した後にVの人間性が戻り、再びバージルとして蘇る。これはブレイクの神話における「分離」と「統合」のモチーフを踏襲しているととれます。そして、ダンテとバージルもまた双子。欠けたピースを取り戻した二人の決着は、おそらく未来永劫付くことはないのでしょう。

https://www.gamespark.jp/article/2020/09/27/102516.html


ウィリアム・ブレイクの画付き詩集、翻訳と解説。神曲もあり

ブレイクの詳細な紹介を行ってくださっているサイトがありました。とてもありがたい。しかも神曲の挿絵まで紹介されています。

「生まれた喜び / Infant Joy」 … 生まれてまだ2日だもの。
「病気のバラ / The Sick Rose」 … crimson joy と secret love

※crimson joy と secret loveは、バジニキ戦闘曲の歌詞に含まれているもの。


Wikipediaにあるユリゼンらのページ

Wikiにユリゼンの記述がありました。特性が興味深い…

特性
・呼び名 - 耕夫(Plowman)
・技 - 建築(Architecture)
・ 願望 - 飢え(Hunger)
・場所 - 天頂(Zenith)
・方向性 - 高さ、深さ(Height & Depth)
・金属 - 金(Gold)

エマネーション(emanation)は、快楽(Pleasure)を象徴するアハニア(Ahania)。対立物(Contrary)は、イマジネーションを象徴する北のアーソナ(Urthona)。

ユリゼン(Urizen)という名前は、「Your Reason(きみの理性)」と「horizon(地平線 / 限界)」という意味が同時に含まれ、かばん語のようなものだと考えられる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ユリゼン

ユリゼンと対になる存在アーソナもwikiがある。
DMCには存在しないが、ダンテがもし閻魔刀で人と魔を分かつことがあったらアーソナであったのだろうか…。

特性
・呼び名 - 鍛冶屋(Blacksmith)
・技 - 詩歌(Poetry)
・願望 - 友情(Friendship)
・場所 - 天底(Nadir)
・方向性 - 広さ(Breadth)
・金属 - 鉄(Iron)

対立物(Contrary)は、理性を象徴する南のユリゼン(Urizen)である。また、アーソナには、エマネーション(emanation)がいない。

永遠界(Eternity)から切り離されたアーソナは、ロス(Los)と呼ばれるようになる。ロスには、精神的な美しさ(Spiritual Beauty)とインスピレーション(Inspiration)を象徴するエニサーモン(Enitharmon)というエマネーションが与えられている。

アーソナ(Urthona)という名前は、「earth owner(大地/地球の所有者)」に由来する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/アーソナ

※というか英語版Wikiの方が当然詳しくいっぱい書かれている…
自動翻訳の性能を信じてこちらも参照してほしい。

度々出てくるこの「エマネーション」とは何か??
英語版ユリゼンやアーソナのページも見て調べてみたが、説明するには難しい概念かも。

WBに関する記事

エマネーションで検索したら、ブレイクに関してすごくかみ砕いてお話してくれている興味深い記事を発見。

もっとはっきりいえば、世界最初のキリスト教無神論者なのである。ぐっぐっぐ、ブレイクは三位一体を否定し、そのくせつねにイエスの内側に立ったのだ。ブレイクは歴史を錯誤する者なのだ。

https://1000ya.isis.ne.jp/0742.html

このインゲニウムを、ブレイクは最初は前世代のスウェデンボルグの霊視の記述のなかに発見し、ついでダンテ、ミケランジェロ、ベーメ、ミルトン、バークリー、バークに再発見していくのだが、これらを「ブレイク一人神話」に引きこむには、そこに「エマネーション」(emanation)を加えることを思いつく。

エマネーションとは魂が自己分離して放射状に形をなしていくものをいう。ブレイクはそのエマネーションをブレイク神話のアニメーション化(アニマ+モーション)に使っていく。そして放射状のエマネーションを自ら引き取って渦巻きにしてみせた。ぐるぐる、するする、ぶるぶると。

本書『無心の歌・有心の歌』とはこの渦流化のプロセスを歌にしたものだ。

https://1000ya.isis.ne.jp/0742.html

エマネーションを雑に言うと、ひとつの魂から性質が分離して別のキャラクターが生まれる事。つまりバ~ジルさんからユリゼンとVが生まれた、まさにあの現象を指す感じがする。

ユリゼンのエマネーション「アハニア」を検索、英語版Wikiを発見。なんてことだ、当然英語版wikiの方がとても詳しく内容が書かれている。何故もっと早く読まなかったのか…!

自動翻訳が間違っていなければ「アハニアとは、ユリゼンが精神にとっての快楽の必要性を理解できないために分裂した存在。知恵の女神」
ユリゼンとの間に息子・娘が生まれたらしい……
つまり「奥さん」!?

他のエマネーションに値する存在もちらほら見てみたけど、もう担当直入に言って奥さんの事なのかもしれない。女性神からは夫が生まれるのだろうか…?とりあえず今分かるのはここまで。

※他にも記事を見つけ次第更新します。

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