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コロナ自粛中を健やかに過ごすための2つのマイルール

前回の投稿からかなり時間が経ってしまった。
それと同時に、前回書いたときとは、世界の情勢が大きく変わってしまった。

私はこの冬、ジムに通い、夏の旅行に向け計画を練り、おうちご飯のスキルを上げたいと考えていた。しかし、現実は、2月末よりジムは閉まり、コロナによって欧州への旅行はいったんキャンセルとなり、おうちご飯中心に切り替える以前に外部のお店が閉まってしまった。

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今、日本の、世界の状況は日々変化していて、毎日、ネットやTVでさまざまなニュースが流れている。

そんな中、状況や環境の変化を踏まえず、「普段の」自分の活動をベースに、そこにさらにプラスアルファの目標を立てて、「よりよく生きる」ことを目指すというのは、現状ではほとんど不可能だし、可能であっても、かなり的がずれたことになるように感じる。今は、そもそも最低のラインで生きること、つまり、「身体を壊さないこと」「とにかく生き延びること」が困難になっているのだ。

こういった状況でも、少しでも楽しく、健やかに生活するために、私は、これまでの「目標」はいったん置いておいて、以下のルールを設定した。

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・無理に自炊をしなくてOK(テイクアウトを楽しみ、お店を応援する)

・自宅で楽しく過ごすために必要なものやことにはお金を遣ってOK

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コロナで週末自粛が始まった3月末頃、わたしは、この状況が続けば、節約ができて、お金が貯まるだろうと踏んでいた。というのも、普段の私の週末の過ごし方は、レストランやカフェなどで外食する、美術館に出かける、旅行にいく、のいずれかだからだ。

しかし、実際は逆で、コロナ自粛が本格化した4月の出費は、先月を大幅に上回ることになった。外食費や、美術館のチケットや図録に費やすお金、旅費が0なのに、である。

それは、これまで仕事以外の時間≒週末をほとんど外で過ごしていた私が、家の中で長時間過ごすには、本や雑誌、お菓子作りの道具など、「普段の」私の生活では省略している物品が必須だったからである。

これまで、外=お金がかかる、内=お金がかからない、と単純かして計算していたけれど、家の中、しかも、実家ではなく一人暮らしの1Rで毎週末を楽しく過ごすには、初期投資が必須であり、外出しているのとは違った形でお金がかかるのだった。

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でも、今回のこの事態は、そうそうすぐに収まる物とは思えない。ならば、少しでも楽しく過ごしたい。そう思って、上記の2つのマイルールを作った。

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・無理に自炊をしなくてOK(テイクアウトを楽しみ、お店を応援する)

→普段しない人が自炊をするというのは、多かれ少なかれストレスがたまる行為である。そもそも、キッチンに立つこと、調理をすること、皿に盛ること・・・等にストレスを感じない人は、すでに自炊している。

 自炊は気が向いたときにすればOK、外食でお世話になっているお店を応援するためにも、無理に自炊をするのではなく、せっかくならテイクアウトを楽しんじゃおう!の精神でいることで、楽になった。

 今は、普段は門前払いを受けてしまうような高級店も、破格の値段でテイクアウトを提供している。せっかくの機会だ。近所の高級店のテイクアウトを楽しもう、テイクアウトに疲れたら、ちょっと自炊をやってみよう、の精神で楽に過ごそう。

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自宅で楽しく過ごすために必要なものやことにはお金を遣ってOK

→4月、私が多くお金を使ったのは、「本」「雑誌」「サブスク(dマガジン、バレエやピラティスのレッスン、映画配信)」「お菓子作りの道具」だ。

特に、本と雑誌。私は、雑誌が大好き。FUDGEやNEXT WEEKEND、椿花やTRANSITの写真が美しく、企画や構成の楽しい雑誌は、見ているだけで最高に癒やされる。けれども、今までは「物を増やさない」(多くは引っ越しのため)をテーマにしていたので、かさばることを理由に本や雑誌は買わないようにしていた。でも、時間が空くと一番したくなるのは読書。もともと本の虫だったので、思い切って、今は実家にあるけど読みたいな~と頭に浮かぶ雑誌やバックナンバー、本を購入。知っていたけど、本を買うのって、やっぱりすごく楽しかった。

物を増やさないと言うことは、大切だ。空間は有限だから、必要なことでもある。でも、本当にほしい物や、わくわくが続く物なら、たとえ場所をとったとしても、あるのはいいなと思うようになった。特に、好きな本や雑誌というのは、毎日読む物ではなくても、たまに衝動的に手に取りたいことが起きて、その衝動が起きたときに、「そこに」「手の届くところに」『ある』というのは、すごく大きいことだ。図書館の本ももちろんいいけど、自分の本、というのは、なんとも表現できない圧倒的なよさがある。

ピラティスやヨガのサブスクは、身体を動かしたくて始めたがこれもいい。こういったお金は、正直コロナが無ければ買わなかった物やサービスでだろう。けれど、いまはこれらのおかげで楽しく過ごせている。逆に言えば、これらがないと、私は今状況で楽しく週末を過ごすことが難しい。むやみに節約に走り、家の中でストレスをためるよりは、よっぽど健全だろうと思うことにしている。

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出費が続くのは痛い。節約が思うようにできないのは多かれ少なかれストレスを感じる。特に、こんな不安定な状況では。でも、節約は、できるタイミングでやればいい。今は、とにかく、Stay home, Stay safe。おうちでよりよくハッピーに過ごすためには、使い倒せるか不安だけど気になっていたサブスクにエイっと登録することや、ついついサイトを眺めて必要か不必要か十分に熟考しないで洋服やアクセサリーをぽちること、普段なら絶対買わないお店での少し高級なテイクアウト、なんだって必要なこと。あっていい。それらは全部、楽しく健やかに、おうちですごすための「工夫」なのだから。

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