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ちきりんさんの「ゆるく考えよう」 時間がない!へのイライラ対応法
毎日イライラキリキリしちゃいませんか?
朝は登園出勤だけで目まぐるしいし、仕事はサボれない、帰宅と同時にゴングが鳴る夜オペレーションは、ご飯・お風呂・歯磨き・宿題見て・寝かしつけ、場合によっちゃ習い事もあったりしてエグい。
突発事項も多発。洋服の汚れ方がすごい日もあるし、おもらしすることもあるし、明日までに準備しなきゃいけないものに気付いたり、最悪の場合は突然吐いたり熱出したり。
なんとか寝かしつけたときには自分も寝落ちして、リビングぐちゃぐちゃのまま朝チュン・・・
こんなことはないですか?ありますよね(断定)。
とにかく時間がないのが主婦稼業。
時間が足りない!
自分の時間がない!
一時間・・・いや、30分だけでもいいから自分の時間が欲しいぃぃ!
つらい~痛いほどわかります。
では!今回はそんなイライラキリキリを一気にスバッと解決します!
・・・なんて、できる方法があったらいいのですが、当然あるわけもなく。
しかし、今回は「こんな日常も悪くもないのかも」と思えるパラダイムシフト的気付きをくれた本を紹介したいと思います。
それはコチラ
社会派ブロガーであるちきりんさんの「ゆるく考えよう」
いいタイトル~。座右の銘にしたい~。
この本は育児とかビジネスに特化しているわけではなく、みんな、すこーし肩の力抜いて生きてこ、そのためにはこういう思考法もあるよ、と教えてくれる内容です。
では、主婦の時間不足問題についてどんなパラダイムシフトが??(大げさです)
ブラジル日系移民に学ぶ生産性の秘密
まずはコチラをお読みください。
ブラジルで日系移民の歴史に関する博物館に行きました。そこで「日本人が移民するまで、ブラジルでは『収穫を増やす=作付面積を増やす』だった。日本人移民はそこに『同じ作付面積から収穫を増やす方法』を持ち込んだ」という旨の説明を見ました。つまり、ブラジル農業に「土地生産性」という概念を導入したのは日本人移民なのです。(「ゆるく考えよう」P181)
理由は「ブラジルは広く、日本は国土が狭いから」です。農業における最も重要なインプットのひとつである土地が日本では非常に狭く、大半の小作農は勝手に耕作地を増やすこともできませんでした。だから自然と、一定の土地からいかに収穫を増やすかを考えたのです。(同 P182)
けれど一方のブラジルでは、土地は無限と思えるほど広がっていました。そうであれば、耕す土地=インプットを増やせばいい、となります。土地の生産性なんて気にする必要がなかったのです。
ここでわかることは、インプットが無制限にあれば、人間は生産性をあげようとは考えない、思いつかない、ということです(同 P182)
だ、そうです。
つまり人間は限定された条件に置かれない限り、生産性を上げる努力をしないし、そもそも思い付きもしない、と。
これって、育児中にも当てはまると思いませんか?
育児していていると手持ちの時間がすっごく限られてきますよね。正確にいえば、皆平等に24時間ですが、タスクに対して使える時間が圧倒的に少ない。
つまり、移民に置き換えると、持てるインプットに恵まれていなかった日本人ってことになります。
とすると・・・
私たち「時間がないない人」は、限られた時間での生産性を上げる能力がめっちゃ磨かれている黄金期にいるともいえないでしょうか?!
私自身もTIME IS MONEYの感覚、鋭くなったな、って感じています。
夫に子供を頼んで遊びに行けるなら本当に会いたい人と会いたい。
10分間あればでできることも多いってことにも気付けました。
いくら頭で「時間大切。効率的に動かなきゃ」って思っても、よほど意思の強い人でなければ、実際に時間がない状況に追い込まれないと必死にはなれないものです。
ということで私は、
育児中の今は、自分の処理能力、CPUがバージョンアップするいい時期なのかも!!
って捉えることにしています。
きっと、限られた時間でタスクをこなす能力がゴッシゴシ磨かれている。
それは、これからの人生で活きてくるはず!
今は時間が足りないけど、少し余裕ができてきた頃、その余裕を最大限使って今の多忙を巻き返す力が発揮できるはず!
そう思うと、イライラキリキリも「黄金期きてるわ…」とポジティブになれませんか?
とはいっても、いつもいつもそんな前向きではいられないし、生産性だけが人生ではないです。
でも、子供がかわいいってことだけじゃなく、この忙しさも自分にとってプラスに働く面があるのだ、ということに、たまーーーに意識を向けるだけで、口角が10度くらい上がりませんか?
どうかな?どうかしら。
少しでもみなさまの心のゆとりの一助になりますように。