泣ける教育本「励ます力」
わかっちゃいけるけどできないこともある
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
おつかれさまです。
こかちです。
早速ですが、子供への接し方で
こんなやり方よくないって、わかっちゃいるけどやってしまう…、ということありませんか?
私はすごいある。
昨日は娘に怒り散らかしてしまいました。
叱る意味や叱り方を意識することもできないくらい、
プッツーンとキレて、声の大きさも勢いも激しめにオコ。
娘も煽られるように逆上逆ギレし、一層の盛り上がりをみせ、
世間はアラフェスで大いに沸いていたようですが、我が家はイラフェス(イライラフェス)が最高の熱気でした。
私はこのnoteで、本読むと育児と家庭にいいことありまっせー、とか偉そうなことを書いてますが
私も日々トライアル&エラーの繰り返しで、自分をコントロールできなくて「やっちまった…」ってことは多いもんです。
それに、今現在自覚的じゃなくても、子供によくない影響を与えていることをやっている可能性も高い。
あー、こうしてあげればよかったなーって将来思うことは絶対あると思う。
育児書や自己啓発本、ネットで見つけたノウハウは「なるほど!」「やってみよう!」って思うんです。
叱るときは自分イライラをぶつけるのではなく、言い聞かせよう~、とか
ポジティブな声かけをしよう~、とか
怒りを感じたら各種アンガーマネジメントのやり方を取り入れる~、とか。
でも、いざワガママを爆発させられたり、何回優しく言い含めてもやめてほしいことをやめない/やるべきことをやらない、なんて場面になると
いいかげんにしなさーーーーい!!
娘は
今やろうと思ってたもん、おかーさん、大きい声やめてー!もう知らない!ふん!
こっからは、もうバトル。
で、あとからよくなかったな、また自分をコントロールできなかったな、って落ち込んで反省してしまう。
素敵な育児、効果的な育児の方法はある程度情報を得られる。
じゃあそれを日常に取り入れる冷静さを失わない方法ってあるんですか、
ないんだったら私は結局全然ダメじゃないですか。
そうやって落ち込んでいたとき、心がほどけて泣けちゃう本を読みました。
昨日、たまたま読んだのに、すごいいいタイミングだった。読書ってそういうことありますよね。
心に沁みる泣ける育児本
昨日、ささくれだった心でたまたま読み、心が凪いだ1冊はコチラ。
Z会の先生が書かれていたブログをまとめた本です。
Z会の先生だからといって、お勉強メソッドだけが書かれているわけではありません。
子供に接する心構えや考え方が、先生ご自身の経験を軸に穏やかに優しく書かれている本でした。
でも内容=「情報」としては、すごく目新しいことは書いてないんです。
感謝をする、怒鳴らない、褒めよう、とかね。
コンテンツの要点だけ絞れば「それができたら苦労しないぜ」ということが書いてあるのですが
素敵なのはその筆致です。
先生のお人柄があらわれるような、優しくて穏やかで、優雅で、品があって、ユーモアもある文章。
「こういうことしましょう!」という圧力はなく、言葉をことり、とそばにそっと置いてくれるような文章でした。
わかってるけどできないこともある、でも、自分と子供を信じて許して、ここからまたやっていこう、と思えて、泣けた…。
長いけど、一部引用しますね。
お子さんへの声かけについて。私は昔から言葉というものは「心の舟」だと思っています。こちらからあちらに舟を出している。
ある王国からべつの王国に舟が着く。相手の港の状態も何も考えずにぼろぼろの舟が乱暴に入港してきたらいやでしょう。荒っぽい言葉遣いというのは、そうしたものだと思います。「ばかじゃないの?」「いつもいつもだめなんだから」「最低だな」--相当乱暴な運転ですね。
私はーー生徒に対してもそうですがーーぼろぼろの舟で乱暴に相手国に入国していくのはこちらの恥だと考えています。乱暴な言葉遣いをしないいちばんの理由はそれです。一国の王として自分が恥ずかしい。
舟に積んでいるものがゴミみたいなものであれば、さらに相手国に迷惑がかかります。積んでいるもの=言葉の内容でしょう。できるだけ宝を積む。喜んでもらえるものを探し出してお贈りする。相手が子どもでも大人でも同じです。
人生の選択権を自分の手に取り戻してください。ただしこういうことは上品にやらないといけません。下品にがつがつやること自体が自信のなさを表しています。それでは運が味方してくれません。
友だちやパートナーであっても他者をあなたが支配することはできません。またあなたを支配させてもいけません。きちんとした個として向き合う。すべてが同じになるわけがありませんし、ことさらに対立する必要もありません。また「絶対にうまくいかせなければならない」という信仰(?)を持つのも不自然と言えば不自然です。あなたはあなたのペースで成長すべきであり、相手も相手のペースで成長する権利を持つからです。
無常と言いますが、変化しないものはないですね。その中で自分がうまくいかない原因だけは不変であるなどと妙なことを考えないようにしましょう。ここからですよ、人生は。
頭を撫でてもらっているような読書でした。
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