ゲー選かけ流し(追憶編) vol.2 『スーパーマリオランド』
ゲームの選評を気の向くままにチビチビとかけ流す、ぬるま湯スペース。
今回はNintendo Switch Onlineでプレイできるようになった『スーパーマリオランド』。久々に遊んだので、記憶を辿りながら本作についてまとめていく。
<筆者のマリオシリーズプレイ歴>
・2Dアクションタイプのマリオは全作クリア済み
・『スーパーマリオランド』はゲームボーイでクリア済み
・Switch版では裏ワールドクリアまでプレイ
いつもとちょっと違う?スーパーマリオ
本作はサラサ・ランドを舞台に、マリオが冒険を繰り広げる2Dアクションゲーム。敵はクッパ軍団…ではなく、宇宙人タタンガ。さらわれたのはピーチ…ではなく、デイジー姫。
ゲームボーイ(以降、GB)初のマリオという事で、今までとは一味違う冒険を演出しようという意欲を感じる。
マリオの姿は『スーパーマリオブラザーズ3』で垢抜けたグラフィックから先祖返りし、初代スーパーマリオのテイストに近くなった。この辺りはGBのローンチタイトルとして、ハード性能を活かすノウハウがこなれていなかった時代であり、やむを得ないところか。
マリオのパワーアップも画面を跳ねまわるスーパーボールとなり、独特の操作感となっている。
とは言え、2Dマリオとしての操作感はまずまず良好。潜水艦マリンポップ号や飛行機スカイポップ号を駆使した横スクロールシューティング面も新機軸で、歴代GBソフトの中でトップクラスの売上本数を記録した。
クリア後タイトル画面に戻るとスタートできる裏ワールドがあり、こちらを含めて攻略するのがささやかなやり込み要素となる。今では少なくなったスコア表記もあるので、残機をつぶしながらスコア稼ぎに明け暮れるのもまた良し。
まとめ
80年代のゲーム業界において確固たる地位を築いたスーパーマリオのIPを用いて、新しいハードであるGBでできる事を示すベンチマークとしての役割を果たした『スーパーマリオランド』。ビジネス上の側面もさる事ながら、デイジー姫というキャラクターを生み出した功績は大きい。
マリオ界でピーチに次ぐ姫ポジションを確立したデイジーは今も人気キャラクターの一角として様々なゲームで活躍している。そんなデイジーがデビューした本作に触れてみるのも良いのではないだろうか。
本作の選評は以上。次は通常の選評に戻る予定。
次回もよろしくお願いします。