不要な通報をする人と必要なのに通報しない人
どうも、こんにちは。
1月10日は110番の日ということで、近くのショッピングセンターで警察の方が正しい110について呼びかけるイベントが行われていました。
というわけで、今日は正しい110番通報について調べてみました。
緊急対応が不要な内容について
イベントを行っていた警察の方も言っていたのですが、緊急対応が不要な内容の通報が増えているそうです。
その数は全体の約2割を占めています。
例えば、
運転免許の更新の仕方がわからない
家にゴキブリが出た
自動販売機で当たりが出ない
などが挙げられます。
このような不要な通報が増えてしまうと、本当に緊急の対応を要する通報が滞ってしまう可能性が上がります。
普通の人はこの程度のことで通報しないと思いますが、通報する前には本当に緊急対応が必要か今一度考えて見ましょう。
必要なのに通報しないパターンも
不要な通報はニュースなどでよく聞きますが、イベントでは緊急事態で110番通報が必要なのにも関わらず通報されなかった事例についても紹介されていました。
昨年7月にJR名古屋駅の中央コンコースで包丁を持った男がうろついた事件があったのですが、この時110番通報は無かったそうです。
通報しなかった人の心境として以下のことが考えられます。
誰かがすでに通報しているのではないか
通報した事なんてないから詳しい人に任せた方が良いだろう
事件に関わりたくない
特に多いのは一番上の「誰かがすでに通報しているのではないか」というものだと思います。
すでに通報されている事件に対して「自分まで通報してしまったら警察側が混乱してしまい、逆に迷惑なのではないか。」と考えてしまいがちです。
ですが警察や消防庁では複数人からの通報を推奨している部分もあるそうです。
複数の通報も警察のシステムがしっかりと処理してくれるので、混乱することは起こりません。
他にも複数の人から同じ事件の情報が入ってくれば、それだけ状況を正確に判断することができるというメリットもあるそうです。
緊急対応が必要と判断したら躊躇することなく110番通報を行いましょう。
通報するか迷ったら#9110
通報するかしないか微妙な場合は#9110電話をかけましょう。
この番号にかけると電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながります。
相談内容に応じて関係する部署が連携して対応し、指導、助言、相手方への警告、検挙等、必要な措置を講じてくれます。
こちらも不安なことがある場合は積極的に利用していきましょう。
当然ですが悪戯で#9110にかけるのは絶対にやめましょう。
終わりに
以上、正しい110番通報についてでした。
正しい通報のルールを知って、もしもの時に慌てないようにしましょう。
それでは、さようなら。