勉強するなら「実学」から
どうも、こんにちは。
今年はおみくじに「学び方を考えよ」と書かれていたので、改めて学びについて知るために「学問のすすめ」を読んでみました。
その中で実学についての話が、興味深かったので共有いたします。
実学とは
実学とは、日常生活に必要な、”実用の学問”のことです。
具体的には、医学、工学、農学、法学、経済学、教育学などの経済活動に役立てることのできる学問全般ことを指します。
なぜ貧富の差がつくのか
学問のすすめの冒頭に「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。」という言葉があります。
「人は生まれた瞬間は同じ身分です。生まれながらにして尊いとか賤しいとかの差別はありませんよ。」という意味ですね。
ですが、世の中には賢い人がいたり、愚かな人がいたり、貧しい人がいたり、裕福な人がいたり、身分の高い人がいたり、身分の低い人がいます。これはなぜでしょうか。
それは勉強しているか、していないかの違いです。
世の中には難しい仕事もあるし、簡単な仕事もあります。
一般的には難しい仕事をする人は身分が高い人と呼ばれます。
お医者さん、政治家、大手企業の社長などは身分が高いとされていますよね。
そういった人は自ずと給料も良くなり、裕福な暮らしができます。
この身分が高い仕事をしている人というのは、それぞれの学問を修めた結果その仕事に就くことができたのです。
つまり、勉強をすれば裕福な暮らしができるというのが日本の社会の仕組みなのです。
生活に役立つ実学を優先しよう
「豊かな生活を送るために勉強しよう!」と書きましたが、勉強ならなんでも良いというわけではありません。
できれば、上記に記した「実学」を優先しましょう。
例えば、音楽や美術はもちろん人生を豊かにする大切なものですが、優先度はそこまで高くありません。
「お金を稼ぐためにアーティストになるぞ!」「お笑いで天下を獲るぞ!」と思っても成功できる人は一握りですよね。
なのでまずは、実学を学んで生活を豊かにし、その後で芸術を学ぶようにしましょう。
実学の学び方
実学を学ぶというと、大学で英語の論文を読むとかそういったものを想像しがちですが、まずは本屋で売っているやさしい参考書で十分です。
まずはその本の知識を仕事で活かせるようになりましょう。
これができれば、人はそれぞれの職業で自分の職務を果たし、生計を立てることができるようになります。
そこからはさらに専門性を伸ばしてもよし、芸術を学んでみてもよし、自分の好きなことを学んでいきましょう。
終わりに
以上、「学問のすすめ」より実学についてのお話しでした。
自分がなんのために勉強するのか再認識することができたような気がします。
私の解釈でアレンジしている部分もあるので微妙にニュアンスが違う箇所があるかも知れません。
なので、「学問のすすめ」を読んだことがないという人は、この機会に読んでみてください。
それでは、さようなら。