なぜ人は会話をするときに「えーと」や「あのー」というのか
どうも、こんにちは。
誰かと会話をしていると「えーと」や「あのー」と無意識に言ってしまいますよね。
あれは一体なぜでしょうか。
答えは「自分の発言権をキープするため」です。
実は「えーと」や「あのー」には名前がついていて「フィラー」と呼びます。
フィラーは英語で「満たす」「埋める」という意味の「fill」が元になっています。
では、このフィラーを使うタイミングを考えてみましょう。
例えば、何か質問をされた時に「えーと」と言ったとします。
この時の「えーと」は「頭の中で答えを探している」というアピールになります。
これを言うことで、周りの人は「この人は今考えているんだな」と思い、考えを妨げないように黙って待ちます。
その結果、自分の発言権を保つことができるのです。
もし、何も言わずに考えていると、周りの人から「聞こえなかったのかな」とか「変な質問をしてしまったかな」など色々と考えさせてしまいます。
そうすると、「あ、ごめん変なこと聞いちゃったね」といった形で自分の発言権がなくなってしまいます。
そう言ったことが起こらないようにフィラーを挟んでいるのです。
「あのー」も同様で「自分が今何かを思い出そうとしている」と言うことをアピールできます。
「発言権をキープすることができる」というと難しい感じがしますが、要は「相手と円滑にコミュニケーションをとるためのクッション」と言うことです。
質問をしたときに相手が急に黙ったら、なんだか不安になりますよね。
相手を不安にさせないために「今考えてるよ」ということを伝えるのがフィラーの役割なのです。
以上、フィラーについてでした。
それでは、また次回お会いしましょう。