はじまりました
月曜日、今週から2~3人での蜜を避けた調理実習スタート。約2ヶ月に渡り行います。
まず、事前に作りたい主菜、副菜、汁物、を提出してもらいます。班分けは職員でしておいて、それを知らせた上で記入してもらいます。
ここにまず1つの狙い。なぜその人と同じチームなのか?を考えて欲しい。
次に、その週に実習するメンバーで話し合い、レシピを考えてもらいます。それぞれ作りたいものは違います。さて、どうやって1つに決めていくのか?
この話し合いで私は基本的には、はじめに5分ほど話をして、後は話が脱線した時の戻し方を伝えたり、まだ通所し始めたてで意見を出しにくい利用者さんのフォローをしたり。そんな程度。
でも、何かの打ち合わせ(実行委員形式や自分たちで組み立ててもらうこと多いです)の際、いつも3つだけお願いをしています。
①人の意見を否定せず、最後まで聞く。
「でも」「いやいや」はなし。「そんな意見もあるんですね、私の場合は‥」といったん肯定する。そして、耳できくのではなく顔を向けて、リアクション(頷くなど)をして「相手が聞いてくれている」と感じる聞き方をすること。
②必ず全員1回以上発言をする。
人に結論を委ねず、自分の思いを出す。正解不正解はない。①をすればどんな意見もいったん肯定されます。
③必ずしも多数決で多い意見を採用しない。
多数決はあくまでも参考。最終は誰のために何の目的でするのか、を踏まえて少数派意見でもやりたい理由があるなら、とことんねばればいい。
そしてこれはお願いではなく、必ず守ることとして伝えているのは、「時間配分」と「時間内に結論をだす」こと。
スタートは10時、結論を昼の12時までに出すとして、私の説明にまず5分。間に休憩時間が15分。
今回の調理実習に関して言えば、メニューそれぞれ何にするかに何分さくのか。材料を決めるのに何分さくのか。作り方を調べるのに何分必要なのか。を5分程度で決めてもらいます。実際その配分になるかどうかは別として、時間内に必要な内容を決めて確認する。これ、普段の作業でも必要なこと。調理実習に関しては行事というより「社会実践」ととらえています。
みなさん仕事をされていたとして、納期があったり、◯日までに完成させて、と言われたりしますよね?それに対して「頑張ったんですけど、できませんでした」て、通りますか?
間に合わないかもと見通せた時点で相談されるはずですし、そうやって期限内に仕上げるはずです。
就職を目指す上で、期限や時間を守ることは原則当然で、「信頼される人」になれるかどうかにもなります。
なので、時間配分は任せますが、時間内に決めると自分たちが言った以上、できなければなぜ決められなかったかについて振り返ってもらいます。
結局、話し合いはコミュニケーションの練習、時間配分は信頼を得る練習、調理実習は実践や経験をつむ練習。
そして、うちの事業所にいる間にとことん失敗してもらえればとも思ってます。社会に出ての失敗は失敗体験どころでは済みません。なので、うちで失敗や成功を繰り返し自信をつけ、社会にでた際には少々の失敗は事業所の時よりまし。と思えるようになっていて欲しい。
これはあくまで私の進め方。同じ生活支援をされている方でやりようは違って同然です。もちろん私のやり方に疑問をもたれる方もおられるでしょう。ただ、何をするにおいても目的や目標はもっておくべきで、どれだけ達成できたかを自己評価し、他者の評価を参考に取り入れるのか、それがその利用者さんのこれから先の人生に大きく影響すると思っている。というのはご理解いただければ。
さて、かたい?話をタラタラ書いてきましたが、この件については追々投稿していきます。
では、月曜日の夕食。
花束みたいなサニーレタスをいただいたので、何に使おうかと考えていた、例のドレッシングで和えることに。
サニーレタスは水で洗ってちぎり、50度のお湯で再度洗います。ご存知の方も多いと思いますし、「50度洗い」で検索すると山ほどでてきますが、水洗いだけよりシャキッとなるんです。初耳の方はお試しあれ。
シャキッとサニーレタスと自家製ドレッシングで簡単サラダ完成。
子どももよく食べてくれました。
玉ねぎとジャガイモのみそ汁。日曜日にダシダスープ作っていたので、元々作る予定なかったのですが、意味あって作りました。理由は金曜日にご説明します。
あとは、4割引きで買ったサワラの煮付けと、日曜日に作り置きしていた人参しりしり。これで月曜日の夕飯完成。
さーて、調理実習、買い物にもこだわりながら進める予定。楽しみだな。
それでは火曜日も皆様にとって、「自分頑張った」と自分をほめられる一日となりますように‥
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