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「ボレロ 永遠の旋律」 フランス映画は右脳で鑑賞すべし

映画を観てきました!

「ボレロ 永遠の旋律」。フランス映画です。
若い頃よくフランス映画を観てました。ハリウッド映画の対局で、ストーリーに起伏がなく起承転結ド無視なことが多いフランス映画。「この映画何が言いたかったのかな?」と思ったことも数知れずあります。

今回ボレロを観て、フランス映画はストーリー展開を楽しむより、五感を楽しむべきものではないかと思いました。
セーヌ川沿いの石畳に響く靴音、避暑地の海岸の乾いた空気、美しい茶器で入れるお茶の香り、サテンの手袋の衣擦れの音、そしてオペラ座に響き渡るボレロの旋律。
感覚を研ぎ澄ますと、音や手触り、空気感が伝わってきます。

そしてこれもアメリカ映画とは対極だと思うのですが、フランス映画の役者さんって決して分かりやすいイケメンや目も眩む美女ばかりではないんですよね。。。
50になった今、ボレロの円熟した俳優陣の魅力もよーーーーく分かります!

でも、あのヴァンサン・ペレーズさまがハゲ親父さまになっていたのには大ショック!

気づいたのですが、アートフィルムとはよく言ったもので、フランス映画は多くがアートなんですね。ハリウッド映画を「映画を観に行く」と言うのなら、フランス映画は「美術館に行く」と言っても良いぐらい、両者はかけ離れています。

最近ネドジュンさんの「左脳さん・右脳さん」に凝っている私。左脳さんの繰り出す永遠の独り言や答え探しに何とかストップをかけて、右脳優位にして今を感じることに集中しようと努力中。ちっとも上手くいかなくて嫌になることもしばしばです。でも、今回映画の見方が前とは明らかに変わったことに気づき、これは右脳さんが鍛えられている証かもしれないと嬉しくなりました。

右脳ベースでアートを鑑賞すると、「感覚が蘇り、神経が喜ぶ」ことが少しだけ理解できました。

かつて、まるで消費するように見た諸々の映画。もう一度ゆっくり右脳で味わいながら見てみようかと考えています。それにはネットフリックスより、やっぱり映画館がいいですね!

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