【個人の見解です】目的は母乳を飲ませることじゃない、生かすことだ
「母乳が少ないと悩んでたけど、母乳にこだわらなくてよくない?赤ちゃんは粉ミルクも液体ミルクもたくさん飲むよね」というだけの話を長々と書いています。
二児の母です。2020年8月の今、第二子を母乳と粉ミルク・液体ミルクの混合で育てています。
一人めも母乳と粉ミルクの混合でした。
混合の理由は、母乳がたくさん出ないからです。
「母乳足りないんじゃない?粉ミルク足したら?」
と言われるのが本当に辛かったです。
なぜ辛いかというと、「母乳が足りない」というのは「母親失格なんじゃないか」と考えてしまうからです。
落ち着いて考えれば、母乳で赤ちゃんがお腹いっぱいにならないから粉ミルクを足してお腹いっぱいにしてあげる、というだけなのですが、「この子の母親なのに赤ちゃんをお腹いっぱいにさせてあげられないなんて…」と猛烈に悲しくなってしまうのです。
一人めの子の時はほとんど出ていないおっぱいを30分以上長々と吸わせ、お腹が満たされないから結局泣かれてしまう…ということを繰り返していました。
母乳はもう出るわけないよな…でも吸わせ続ければ疲れて寝るかも…と考えて吸わせ続けてしまいます。
結局お腹が満たされずギャン泣きしている赤ちゃん…。
やっぱり足りないよね…ごめんね…とメソメソしながらミルクを作っていました。
そしてその横で「ほら、母乳足りないんだからサッサとミルク作ってあげないとかわいそうよ」という人がいる。しょんぼりです。
二人めが産まれてすぐ、分娩台で体を休ませている時助産師さんに「一人めの時、母乳があんまり出なかったんです」と言ったら
「母乳が出なかったら粉ミルクを飲ませればいいんだから大丈夫」というようなことを言われて、すごく気が楽になりました。
「今の粉ミルクはどんどん良くなってるんだから、母乳にこだわらず飲ませて」と心強いお言葉。
でもまだ不安な私は「私の母は母乳がたくさん出たようで、よく『母乳足りないんじゃない』と言われてたんです」と続けました。
そしたら助産師さんは
「あなたはお母さんのコピーじゃないんだから、お母さんと同じなわけない。気にしちゃダメよ」
と言ってくれました。
当たり前のことなんですが、そう言われて「あ、そっか」とものすごく納得できました。
母乳最高、母乳が一番という母乳神話に呪われていたんですが、助産師さんのおかげで呪いから解放されました。
確かに母乳は栄養満点かもしれないし、夜中急に泣き出したときにサッとあげられるし、粉ミルクのように飲ませる間隔をあけなくてもよいから楽ではあります。
でも粉ミルクも液体ミルクも、早さでは母乳に負けますがサッと用意できます。
粉ミルクはお湯を沸かして冷ますだけだから数分でできるし、最近よくある液体ミルクは開けて哺乳瓶に入れればすぐです。アタッチメントの吸い口を買えば哺乳瓶に移し変えず缶または紙パックのまま飲ませることができます。
便利…。液体ミルク、すごく楽です。ありがたい…。
話がそれますが、「液体ミルクってどうなの?お湯を沸かして粉を溶かした方がいいんじゃない?」と言ってくる人がいます。
私が言われた経験だけなので全く統計とれてませんが、それを言ってくる人はたぶん液体ミルクを使ったことがない人な気がします。知らないから心配なだけ。
私は産後の入院中に液体ミルクのメーカーの方が液体ミルクについて説明してくれる機会があったので、使い方だけでなく開封してからどのくらいの時間まで飲ませてよいかなどなど教えてもらえたので何の心配もなく使えました。
自宅に置いている防災バッグにも液体ミルクを入れています。
液体ミルクに感動してるので話が長くなっちゃいました。
とにかく、我が子は母乳だろうが粉ミルクだろうが液体ミルクだろうがグビグビ飲みます。一気にたくさん飲めてるはずなので、作ったミルクのほうが好きかもしれません。
赤ちゃんはこんなにグビグビ飲むのだから母乳にこだわらなくてよいのです。
赤ちゃんを生かすことが最優先なのです。
母乳を出すことが目的ではなく、赤ちゃんのお腹を満たすことが目的なのです。
それにやっと気づいた今、我が子は離乳食を始める時期に入りました。
もう母乳で悩むこともなくなるんだな…とほっとするようなさびしいような、相変わらず情緒不安定です。