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わたしは未来に夢を見れるか - 櫻坂46『何歳の頃に戻りたいのか?』
大人になるって、もっとマシな人生になると思ってた。
こんなことだったら、学生時代の方がよっぽどよかったじゃん。
なんて、思ってる大人はそれなりに多いであろうと、わたしは思っている。
わたし自身は「大人っていいな」と思えているひとりだけれど。それでも、あの時って楽しかったなあ。なんて振り返ることはあるのだ。
過去って往々にして美化して思い返すものであって、そこにその時のかすかな歪みまでもを鮮明に再生できるとは限らない。
最高の日々は終わった?
幸せな日々は消えた?
輝いた瞬間は遠く
この先に幸せな未来なんて待ってないんじゃないか。そもそも、先のことなんで考えている場合でもなくて。
あるのはただ、掴めなくなってしまった日々が、確かにあったという事実だけ。
こんなに不安になるのは、今現在の自分が、思うような毎日を送れていないからで。
だって、大人になった自分って、もっと仕事ができて、優秀で、それなりにうまく人生を生きている。そんなはずじゃなかった?
自分が 何歳の頃に戻りたいか
記憶の目盛りの合わせ方を忘れた
でも、現実はそうもいかなくて。
途方に暮れるような気持ちで戻りたいと願う過去は、果たして本当にいいことばかりだった?
そう、過去は往々にして、美化して思い返すものだから。
こんな話こそが、ありきたりだけれど。
でも、ありきたりであるだけ、みんなが感じてきたってことでしょう。
じゃあ、わたしたちはいつまでも、過ぎたはずの綺麗な過去にすがればいいの?
今が過ぎる足音が聴こえなくて
(目の前の景色に 意識を奪われて)
こんな今もいつの日か輝くんだ
(大人への階段)
違うんだ。今この瞬間が次の一瞬には過去になるというなら。
最低最悪の今日だって、振り返れば「戻りたい過去」じゃないか。
過去に 戻れやしないと知っている
夢を見るなら 先の未来がいい
わたしは未来に夢をみれるか。分からない。そんな明るい明日がやってくると思えるような気分にはなれない。
でも、
明日の自分がこのnoteを書いた自分を褒めたくなるような、いつの日かそんな未来がくるっていうなら。
明日も生きてやろうじゃないか。
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