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そこにただ居るというまなざし

最近読み返した本。 精神科医の星野概念といとうせいこうの共著2作「ラブという薬」「自由というサプリ」と星野概念の単著「ないようである、かもしれない」。 この3作品は大学生の時に出会って、気持ちの浮き沈みが激しかった自分、福祉の勉強をしていた自分にとって大きな影響を受けたバイブルと言える。当時と今とで違う状況・視点で読んでハッとすることや思い出したことがあったので、言葉にして残しておきたいと思う。 「ラブという薬」は主治医とカウンセリングを受けている患者という関係性(バンドメ

    • 海を見に行こう(2023.5.11-12)

       2連休はじめの朝、起きて、海を見に行こうと思った。大学の近くに海があったので当時はよく散歩しに行ったり、部活の皆と集まる場になるくらい身近なものだったけど、関西に越してきてからしばらく海を見ていない。  2時間ほどかけて電車で神戸へ向かう。乗り換えのために降りた駅はすぐそこが海だった。思っていたより早く遭遇してしまい、嬉しくてマスクを外していっぱい息を吸った。潮の匂いときらきら光る水面がまぶしくて懐かしくて目を細めた。乗り継いだ山陽電車の窓からはずっと海が見えていて、音楽も