グレートマザー2007
コブ山田です。
ようこそいらっしゃいました。
今回は、中食について、記します。
私は、2009年に、同志社大学にて食文化の授業を受けており、その時に中食という概念を体系的に学びました。
ようは、惣菜など、できあがった料理をテイクアウトして自宅で消費するものです。外食と家庭料理の中間になるので中食、というわけです。
当時は、確か食品添加物による生活習慣病の発症リスクをポイントにし、理想は職住接近の田園都市であるという展開にしました。日本でも多摩田園都市が提唱され、東京急行電鉄が云々…というファクトを添えました。例としては阪急電鉄の方がふさわしいでしょうが、その内容で平気で同志社大学に提出したものでした。しかも、神奈川県に住んだことすらないくせに、です。
今回、話題になったのは、以下のものです。
そのあとに餃子や唐揚げといったメニューも、同様の事態となっています。
私としては、高齢男性の心境と背景には一定の理解もできますが、現代社会において面識のない人物に対する発言としては、想像力を欠いてしまったものだと思いました。
女性活躍が叫ばれ、徐々に女性が職場に進出してきています。令和の現在は、徐々にどころではないですね。
しかし、ビジネスパーソンだけならまだしも、加えて妻や、母の役割もある女性だと、仕事して家事してとするには大わらわです。時間が足りなくなってしまいます。
中食のメリットは、時短効果とそのコストパフォーマンスです。外食ほどはお金がかかりません。
私は、自身で料理をすることが頻繁にあります。終業後にスーパーマーケットに行き、固形ルーのカレーと各種野菜に肉を買い、自宅にて19:00ごろから野菜を切り始めたのですが、カレールーが煮詰まって食べられるようになったのは、03時間近くしたあとでした。
そのプロセスを楽しめる人ならいいと思いますが、私は楽しむことができず、もう手製のカレーは作れん!と思ったものでした。
それ以降、オリジン弁当のカレーを何回食べたか。お金がないときはレトルトにしましたけれども(笑)
それと前後して、私は実母が作る料理に対して、一切ネガティブな発言をしなくなりました。それどころか、スーパーで惣菜を買ってきても文句は何もありません。天に唾する行為です。
男女関係なく1日に24時間しかない中で、さまざまな活動をしていて、その中で料理をするのは、本当に大変なことです。
私は、小学生の時に、粉ふきいもやじゃがバターを作りましたが、あれよりさらにプロセスが増える料理が、ポテトサラダです。
専業主婦が主流の社会であれば、妻(に加えて母も)の役割がある女性は、家庭にいながらですので、料理に費やせる時間は比較的長くとることができます。
そうであれば、家庭で女性がポテトサラダを作るのは自然なことだと思うこと自体は、おかしいことではありません。私がその高齢男性に一定の理解を示せるのは、このためです。
ただ、これを働いているであろう女性に対して向けるのは、やはり、好ましいとは言えないかなと思いました。
これまで書いてきた自身の人生からも、私はそんなことを軽々しく口にはできません。
最後に、Twitterに書いたインスタント味噌汁について。
私がかつて、実家での朝食にて、“あさげ”をいただいたと高齢の方に話したことがあります。
その際に、
「お湯かけるやつ?お母さんに手作りの味噌汁作ってもらい」
と言われたことがありました。
同様です。味噌汁も簡単そうで、そうではありません!
大学進学のタイミングで、私を実家から出してくれた両親に対する謝意が、改めてわいてくるきっかけになった、ポテトサラダの件でした。
ありがとうございました。