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大宮球場つめかけます 僕らはじぃーんとしびれます 2023年06月06日(火)

コブ山田です。ようこそいらっしゃいました。

今回は、昨日の中日ドラゴンズについて、記します。

2022年11月08日(火)。2023年のプロ野球交流戦日程が発表になりました。
私は例年通りチェックします。中日は福岡ソフトバンク、埼玉西武、東北楽天の対戦相手になることはわかっています。

さっそく交流戦初日の5/30(火)にソフトバンク - 中日 PayPayドーム 18:00の表記がありがっかりはしたものの(結局観に行きましたが)、
視線を落とすと大注目の文字がありました。

6/6(火)西武 - 中日 県営大宮

まさかの中日戦が埼玉県営大宮公園野球場開催。私の居住地は東京都なので観に行けます。
2009年に同じように中日戦があって和田一浩がホームランを打ったのは覚えているのですが、さすがにもうないだろうと思っていたら開催決定。
次回いつあるかはわかりません。秒でスケジュールに埋め込みました。

年が明ける前から楽しみにしていました。

2023年04月24日(月)

チケットは一般発売で買えました。同日12:00すぎにローソンに行きLoppiを操作して買いました。
結果的にですが当日券なしの人気ぶりだったので、この判断は大正解でした。

2023年06月06日(火)

東京都から荒川を渡って埼玉県に入り、16:30ごろに大宮駅に着きました。事前に軽く地図で見て歩き始めます。
一般的なのは東武アーバンパークラインに乗り、大宮公園駅で降りることではありますが、私は歩いていくことにしました。大宮駅の東口を出て左に折れ、大宮銀座商店街を歩きます。大宮アルディージャののぼりが多くあり、地元のプロサッカーチームを応援したい空気が出ています。さいたま市内にはもう1つ、旧浦和市エリアに大きな存在感があるレッズがありますしね。

北の方角に歩いて行くと県道2号線が見えてきました。右に曲がり、すぐの大栄橋交差点を左に曲がって再度北の方角へ歩いて行きます。
東武アーバンパークラインの線路の右側にいればいいので間違ってはいないはずです。しかし歩いてもそれらしき目印が出てきません。
不安になってきましたが、それは杞憂でした。

東武アーバンパークライン・JR宇都宮線の線路が見えてきて、道路を横切ります。その手前の交差点には裏参道通りの文字が。
間違いなく大宮公園へ続く道です。安心できました。

左右に住宅が広がる道を歩いていき、大宮公園の中に入っていきます。

公園の中を歩いて行くと、見えてきました。時計塔の横を歩くと、大宮公園野球場の三塁側内野席入り口です。
三塁側内野席は埼玉西武のホーム側なので埼玉西武のユニホームを着た人が多くいました。と言ってもちらほら中日のユニホームを着た人もいて安心しました。

一時期必須だった埼玉西武ライオンズファンクラブ会員証の提示も任意に変わり、手荷物検査を済ませて中に入ります。

人生初の埼玉県営大宮公園野球場。地方球場にはいくつか行っていますが、NPB公式戦が開催される中では年季が入っている感じはしました。
と言っても岡山・倉敷や愛媛・松山が立派すぎると感じ、相対的にそう思っただけです。

さて、売店をいくつか見て、自分がチケットを持っている外野席へ行こうとしましたが通路がつながっていません。
スタッフさんに聞くと、外周を歩いて行くことを勧められました。再入場証をもらって外に出て、少し歩いてライト側外野席のゲートから入ります。
外野席に座席はなく、傾斜に木でできた座面があります。
リニューアル前のベルーナドームは傾斜のある芝生でしたが、座れるように段ができています。

私は最後部の平坦なところに陣取りました。

開放的な、単層構造の屋外球場。関東圏だと明治神宮野球場と雰囲気は似ていますが、周囲に高層ビルが建ち都会の真ん中の異空間という表現になります。埼玉県営大宮公園野球場は公園の中にあり、違った趣があります。これを味わえただけでも良かったです。

17:30にスタメン発表がありました。これはベルーナドーム開催と同じですかね。

埼玉西武
(遊)源 田
(二)外 崎
(左)鈴 木
(三)マキノン
(一)渡 部
(指)栗 山
(右)川 越
(捕)古 賀
(中)若 林

(投)與 座

中日
(左)大 島
(中)岡 林
(右)細 川
(指)石川昂
(三)高橋周平
(一)ビシエド
(二)村 松
(捕)木下拓
(遊)龍 空

(投)鈴 木

さて、埼玉県営大宮公園野球場は2023年も単色LED(黒地にオレンジ色の文字)の電光掲示板です。
最近では2012年までの横浜スタジアムがこのスタイルでしたし、埼玉西武ライオンズの本拠地西武ドームも似た形で2007年までありました。

ただ、私が思い出したのは1996年までのナゴヤ球場です。ちょうど中日が一塁側、埼玉西武が三塁側という点も相まって、醸し出す雰囲気からも、打ち勝ってほしい!と思いました。

小雨がぱらつきますが試合開始。中日先発は鈴木博志です。
5回表に岡林勇希と細川成也の連続タイムリーヒットで中日が先制します。細川はライトからの強肩でアウトをもぎ取ったこともあり、攻守両面の活躍です。

7回表開始前はお楽しみの『燃えよドラゴンズ!』が流れますが、粋だなと思いました。
2番をカットしたのです。

「虎を倒して鯉釣って」

の部分は省略され、本編の1番とパ・リーグ相手の3番(獅子を捕まえ鷹を狩り)がつながって流れたのでした。
対戦相手のチームですし、1番だけ流れるスタイルが多い中で、3番も流してくれたのは埼玉西武球団の懐の深さを感じました。

また、埼玉県営大宮公園野球場でしか演奏しないチャンステーマ(Vorale)を聴くことができ、よかったです(逆転されなかったので書けることですが)。
YouTubeで聞いていて知ってはいましたが、生演奏はそうそうあることではありません。

テンションが上がってきたところで、8回裏!私は大きな拍手をしました。
中日のピッチャーとして、埼玉県深谷市出身であり2017年花咲徳栄高校甲子園優勝時の背番号1、清水達也がコールされました!!

所沢市も埼玉県ですが、故郷の近くで投げてほしいと思っていたら本当に投げるシーンを見ることができました。
清水は気負ったか?村松開人の守備ミスもあり失点してしまいましたが、リードを保ったまま8回裏を投げ切りました。

最後9回裏は絶対的守護神ライデル・マルティネスが抑えて試合終了。

鈴木博志のヒーローインタビューのあと、2次会で1-9、岡林、汎用応援歌(細川)を歌い、最後にサウスポーを歌い踊って終了。
中日戦を観れただけでもレア経験なのに、勝利し一生の思い出となりました。
ニコニコしながら球場外に出ます。

帰りは公園敷地東側の県道35号を南下し、東町交差点を右折すると再度大宮駅東口にたどり着きました。徒歩30分強でしたが歩ける距離でしたし、大宮公園駅での電車待ちや近くでのバス待ちを考えると大きく時間は変わらないと感じました。

最後に

埼玉西武ライオンズとしては西武グループ全体の収益性を考えると極力西武球場前駅まで西武鉄道を利用してほしいのが本音のはずです。
チケット収入、運賃収入の両面で埼玉県営大宮公園野球場は年間数試合しかできないのは重々承知です。

それだけにとてもいい機会でした。人生の後悔をひとつ減らせました。
そしていつかまたさいたま市の空のもと、『燃えよドラゴンズ!』を歌えますように。

ありがとうございました。

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