中之島~心斎橋~難波の人通り 写真報告
4月25日の午後を人のいない中之島の芝生で優雅に過ごそうかと思っていたが、似たような発想をする人は多いようで、中之島は混んでいるとも呼べるほどの人出だった。鴨川のカップルよろしく、川を望む芝生には一定間隔を置いて人がいる。筆者も端っこに陣取り、初夏とも言える日差しを受けながら、少し早いが冷麺(200円程度)をいただく。食後は佐木隆三著『娼婦たちの天皇陛下』を読む。街路樹は背もたれには向かないようだ。
さて、後はどうしようかと思ったが、せっかくカメラを持っているので心斎橋~難波あたりの様子を見に行くことにした。結論から言うと、梅田のように店はだいたい閉まっていたが、場所によっては梅田の倍程度には人がいたように感じる。以下、写真と共に報告する。
中之島(14時頃)
(13:56 中之島バラ園)
梅田の駅周辺は予想通り人が少なかったので、中之島の人手に驚いた。平日の昼間だと昼食を摂る会社員が多いが、この日は家族連れやカップルが目立つ。バラ園という名の通り、中之島の東側では毎年初夏にバラが咲き誇り、大勢の人が集まる。バラもないのに集まった人々は。私のように陽気に誘われたようだ。
心斎橋(16時半頃)
店が閉まっているので、人手はかなり減っている。一部アパレルショップや飲食店は開いているので、観光客の分が減りながらも地元周辺の人が来ている印象だ。グループが多い。
(噂に聞く、マスクの路上販売だ。普段は別の商売をしていそうな人が売っている)
(閉鎖された商業施設)
(まばらな人通り。巡回する警察官もマスクを着用している)
(メインストリートをはずれると、店の関係者しか見なくなる)
道頓堀(17時前)
(Uber Eatsの配達員(左下)の姿だけがあった)
観光地の色が強いエリアのせいか、御堂筋をはずれるとアメ村一帯よりも人通りは少ない。おそらくここ数十年で一番少ない通行人に、懸命にビラを配るメイド喫茶店員の姿があった。4月に開店したばかりというメイド喫茶は、この日1人も客が来ていないという。「今、来てくれたら貸し切りですよ!」。好きな人には良い機会かもしれない。
(心斎橋でも道頓堀でも、外国人だと思われる人を見かけることは珍しくなった)
難波(17時頃)
この日の夕方は、コロナ禍以前の始発直前程度の人通りだった。梅田の人の少なさのために、人通りの感覚が麻痺し始める。
(南海なんば駅改札前でこの人の少なさだ)
(残念ながら店は閉まっている。梅田でも閉まっている店で文字通りウィンドウショッピングをする人がいる)
閉まっているため、なんばパークスの人通りはほぼない。通路としての役目が残っているだけだった。
枯れ葉が、荒廃している雰囲気を醸し出す。
(千日前商店街では、店が少ない割に人が多い。つい望遠レンズで撮りたくなった)
言い訳
もともと記事にする予定ではなく、単に記録用だったので雑になってしまった。徹夜での梅田撮影を載せようとして、時系列としては先にそれまでの写真も載せたほうが、と思った次第。この記事も記録以上の価値はなさそうだ。なお、トップの写真は中之島で咲いていた花だ。
(文・写真 有賀光太)