梅田 写真報告
5月21日、大阪の緊急事態宣言は解除された。その前日、5月20日の梅田の様子を写真で報告する。全体として飲食店以外のアパレル、雑貨など商店が開き始め、一時期よりは人通りも回復しつつあるものの、通常より7~8割ほど減っている印象だった。
(13:37 御堂筋線北改札口直上)
(13:44 JR大阪駅中央口改札前)
(時間と場所によっては人混みが戻りつつある)
駅周辺では、通勤客などが多く見られるが、店舗の多くが閉鎖中の商業施設内では、まばらな人出となっていた。
(14:14 JR大阪駅前、時空の広場)
(人が集中する場所は限られている)
JR大阪駅ノースゲートビル11階、風の広場では昼食を摂る人たちが見られた。ただ、会社員は少なく、若い年齢層に偏っている。ネズミ色のジャケットのみ軽装のコンサル風、投資系大学生風、クラブが縄張りの弱ヤンキー風といった人たちがグループとして集まっていた。10人前後が入れ替わりでたむろし、梅田周辺を拠点とする一種のコミュニティがあるようだ。
梅田の人出がめっきり減ってから、カフェや風の広場といったオープンスペースに、特定の行動様式を持つグループが集合している姿が目立つ。この日も、以前見かけた人と、おそらく同じ人がいた。マスク率が相対的に低く、自粛をしない、または生活習慣としてできないと思われる。
(昼時に休憩する人)
パチンコ店やカメラ屋、アパレルショップなども再開している。ヨドバシカメラでは、店員がフェイスシールドにマスク姿で出入り口に立っておりマスクの着用とアルコール消毒を呼びかけている。入店の注意書きには「必ずマスクの着用」と書いており、出口と入り口を分けて誘導するなど工夫がみられた。店内でもフェイスシールドの店員が目立つ。
商店街では、各店舗で店員が扉の前で消毒を呼びかけたり、靴の消毒のお願いをするなど、それぞれ感染対策の工夫が見られる。
(15:11 大阪屈指の待ち合わせ場所、ビッグマン前)
(15:18 茶屋町 ジュンク堂など、一部再開している店舗もあった)
(人通りが減ったことで、献血が減っているという。呼びかけの声に深刻さがにじむ)
(15:31)
(15:38 ホワイティうめだ)
(お礼を言うのは良いことだと思うが、途中でお礼を言われると断りづらくなるので逆にプレッシャーにもなる気もする)
筆者はこの日、久しぶりに知らない場所へ行きたくて外出していた。海を見に鳴尾浜へ向かう途中には、物流拠点の倉庫群が並んでいる。17時過ぎになるとパートのおばちゃんたちが自転車で帰宅していた。夜には梅田に戻り、乗り換えがてら写真を撮っている。
(20:11 阪神百貨店地下前の通路)
(ここでたむろする人を見るのは久しぶりな気がして、ほっとした)
(20:19 阪急百貨店1階通路)
映画館再開
最後に、22日からついに各地の映画館が再開するので大阪府内の館を紹介しよう。ちなみに新世界国際劇場は、一足先に20日再開した。是非足を運んでほしい。
22日再開
シネ・リーブル梅田
テアトル梅田
大阪ステーションシティシネマ
シネマート心斎橋
なんばパークスシネマ
MOVIX堺
MOVIX八尾
ユナイテッドシネマ枚方
ユナイテッドシネマ岸和田
イオンシネマ茨木
イオンシネマ四條畷
イオンシネマ大日
イオンシネマりんくう泉南
(文・写真 有賀光太)