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限られた時間、権限の中で教える!

こんにちは!吉永です。

今回は
限られた時間
限られた権限(範囲)
のなかで教える!
について書いていきますね。

制限がある中で成果を出すことは
コーチだけではなく
全てのお仕事において大事なことだと思います。

プレゼンまでの準備期間が限られた中で
成果を出さなければならない時もあるだろうし
役職によって与えられている権限は違うと思うので
その限られた権限の中で成果を出さなければならないこともあると思います。

今僕はコーチとして
限られた時間と権限の中で成果を出すチャレンジをさせてもらっています。

これがめちゃくちゃ難しいんです!!
でもね!
チャレンジ!!
そう思うとドキドキ!!ワクワク!!しちゃいますよね
しかも今回は
制限がある中でのチャレンジ!!
楽しくてしかたありません😆

まだまだシーズン半ばで途中経過ですけど
限られた時間と権限の中で
どんなことに気をつけて教えているのか?
について書いていきますね。

僕に与えられている時間と権限

チーム練習の中で
15分〜20分間のドリルを
週に1回〜3回やらせてもらっています。
(もちろん全くない週も多々あります😂)
ドリルはチーム全体を対象にしたものと
ビッグマンのみを対象にしたものの
2種類あります。
どちらを対象に行うかは
ヘッドコーチの指示に従います。
内容は
ヘッドコーチから指定された内容

僕がチームに必要だと思うこと

与えられている時間と範囲はこんな感じです。
権限は
ヘッドコーチが目指すバスケットボールをさらによくする
です。
間違っても自分の好き勝手なことはできません。

この限られた時間と限られた範囲と限られた権限の中で
成果を出す!

みなさんならどのようにして成果を出しますか?

何を!教えなければならないのか?

これは
アシスタントコーチとして
最も重要なことです。

アシスタントコーチの僕が教えられる内容は
ヘッドコーチが目指しているバスケット!
です。
僕が好きなことを好きなように教えるのではありません。
もし僕が世界で一番優れたバスケットボールのシステムを持っていたとしても
(そんなシステム持っていませんけどね🤣ってかそんなもの存在しない)
それがヘッドコーチの目指すバスケットと違うのであれば
そんなもの何も役には立ちませんし
それを教えるなんてもってのほかです!!

ヘッドコーチが目指すバスケットをより良くするために
今まで僕が培ってきた経験やアイディアを
ドリルを使ってチームに教えていく

それがアシスタントコーチとしての僕が教えられることであり
教えなければならないことです!

ドリルを作る!

まず大前提に
成果を出さなければならない!!
ということを決して忘れてはいけません。

これを忘れてしまっていたり
成果が出なかったときに言い訳したりしていては
いつまで経っても成果なんて出ません!!

ちなみに今更ですが
成果というのは
僕がドリルを使って教えたことを
チーム(選手)が体現する!
ということです。

まず最初に
ヘッドコーチから依頼された内容(例えばピック&ロールを教えてくれと依頼)の中で
僕が教えられることは何か?
を考えます。
ピック&ロールひとつにしても
コーチそれぞれ考え方は違うので
上記したように
ヘッドコーチが目指すピック&ロールの使い方で
それをより良くする方法を考えなければなりません。

その考えがまとまったら
次に実際に行うドリルを考えます。

ドリルを考えるときに大事にしていることは
そのドリルが自チームのプレーに直結する
または
選手が自チームのプレーを想像しやすい
ことです。

何度も言いますが
成果を出さなければなりません!
ドリルをやることで
選手たちのスキルが上達したとしても
それが実際のプレーで体現されなければ意味がありません。

なので
いかに選手が自チームのプレーを想像できるか
自チームのプレーと直結させれるか
それがキーポイントとなります。

そしてもうひとつ!!
ドリルを作る上で最も重要なのは
そのドリルを使って自分が教えられるのか!
です。
どんなに素晴らしいドリルがあったとしても
それをそのままパクるだけだと
選手には何も伝わりません。
それを使って自分が教えられなかったら
全く意味ないです。

なので
僕はドリルを一から全て自分で考えて作ります。
どこかのチームやコーチがやっているドリルを
サイトやYouTubeなどから引っ張ってくることはほぼありません。

自チームの練習や試合を見て
何がどんなシチュエーションで上手くいっていないのかを理解し
それが上手くいく方法を考え
それを頭の中で何度も何度も想像し
そのシチュエーションを想定したメニューを考え出します

ドリルを考えているときの僕は
自分のデスクで
ペンを持って頭をポリポリ掻きながら
紙とずーっと睨めっこしてます🤣
(客観的に自分の姿を見たら。。。この人変な人やな!近づかんとこ!って思うやろな😅)

メニューが書かれた僕の紙は
めちゃくちゃ汚いです🤣
なぜなら
・ドリルを始める前に何を言うか?
・ドリルのポイントはどこか?
・いつ、どのタイミングで、どんなコメントをするか?
・ドリルのダミーディフェンスの強度は?
・成功体験を増やすか?それともミスを誘発させるか?
・どんなミスが発生するか?
・ミスが発生した時にどんなコメントをするか?
などなど
書かれているからです。

自分で考えたドリルだからこそ
そのドリルのポイントやコメントを導き出せるし
どんなミスが発生するかも想定しやすいです。
そしてそのミスが発生した時に
どんなコメントが必要なのかも考えることができます。
想定外のミスとか出たら。。。
嬉しくてたまりません😆
自分の想像力の足りなさを実感できるし
そのミスに対して
瞬時に僕はコメントができた☺️
とか
できなかった😭
とか
いろんな発見や成長につながります。

そうやって
ただのメニューが
僕のメニュー(自分が教えることができる)
になると思います。

もちろん
サイトやYouTubeでドリルを拾ってきてもいいんですよ!
そのドリルを自分のメニューにして
ちゃんと教えることができればいいんですから!

ただ残念なことに
どこかから拾ってきたドリルをそのまま使って
自分が思っていた通りにならなかった時
”こいつらにはまだ早かった!”
”どこどこのチームはできるのに!”
”こいつらはこれができないから下手なんだ!”
とか。。。
全て選手だけのせいにするようなコメントを
これまでにたくさん聞いてきました。。。
本当は自分が教えられなかっただけなのに。。。
それを聞くたびに
残念な気持ちになるし
このコーチは
テレビゲーム感覚でバスケットを教えているんだろうなぁ
って思ってしまいます。

大事なことは
このチームに!この選手に!
何が!!必要で
何を!!どのように!!教えれば
理解して実行してくれるか?
です。

そのためには
目の前にいる選手
自分が所属しているチームに
しっかりと向き合わなければなりません。

バソコンの中やデスクの上では
コーチングできません!

長くなってしまったので
続きは次回に持ち越しますね😅
次回は
実際に教えているときのポイントなどを書いていきます!

あとがき

偉そうに書いていますが
僕もたくさん失敗してます🤣
数ヶ月前にスペインピック&ロールを教えるチャレンジをしたんですが。。。
もぉ散々な結果でした☺️
選手の頭の上に「?」がずーっと出てる感じ🤣
もっと成長して
いつかまた絶対チャレンジしてやるー!!!

コーチングってすごく楽しいけどすごく難しいです。
上述したように
失敗もたくさんあります。
頭の中で理解できていても
それをコーチングするのは容易ではありません。
頭で理解していることとコーチングは別物だと思っています。

自分の中でどれだけ一生懸命わかりやすく丁寧に教えたと思っていても
実際に選手たちが体現してくれなかったら
それは教えたことになりません。
でも残念なことに
”ちゃんと言ったのに!”
”ちゃんと練習したのに!!”
”ちゃんと紙にも書いて渡したのに!!!”
などと嘆いてるばかりで
自分のコーチングに目を向けないコーチもいます。

対戦相手の映像をたくさん見て
対策を一生懸命考えて考えて考えて考えきって
相手はこんな攻め方をしてくるから
僕らはこんな守り方をしよう!!
相手はこんな守り方をするから
僕らはこんな攻め方をしよう!!
そう答えを導き出したとしても
実際に選手たちが体現してくれなかったら
それは教えたことになりません。
でも残念なことに
知識や映像の中の現象や数字だけに囚われてしまい
バスケットをテレビゲームのように
選手をゲームの駒のような感覚で捉えている人もいます。
もちろんですが
その人本人はそんなつもりはなく
結果的にそうなってしまっているんだと思います。

コーチングというのは
本当に難しいです。
だからこそ!!
コーチングを学ばなければならないと思います。
バスケットの知識なんて
コーチングに比べたら大したものではありません。
他の人より知識があったり
たくさん映像を見てたり
たくさんコーチ友達がいたり
コーチとして経験をたくさん積んでいたりすると
自分はコーチングできる!コーチングしている!!
そう錯覚してしまうことがあります。
きっとコーチじゃない人ですら
そんな錯覚に陥りコーチングしてしまっている人もいると思います。
そんな時は
一度自分を見返してください。
本当にコーチングできているのか?
自分はコーチとしてチームメートから認められているのか?
すごく大事なことだと思います。

僕はすぐに調子に乗っちゃうタイプなので
錯覚しまくってます🤣
だからこそ
ここでこんなこと書きながら
自分を見返すようにしています☺️

コーチングを学べ!
と言われても
どーすれば良いかわからないですよね😅
詳しくはまたいつか書いてみますね!
すぐにでもできることは
何をいうかより”誰”が言うか!
が僕は大事だと思っていて
自分がその”誰”になる努力をすることだと思います。
それと
常に!!
どのように教えたらいいのか??
それを自問自答し
チャレンジして成功体験と失敗体験を繰り返すことです!

あぁーあ!
結局またこんなに長くなってしまった。。。
ごめんなさい🙇‍♂️
今回もめーっちゃ長くなりましたが
最後までお付き合いしていただき
ありがとうございます!!
それではまた次回!!
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*このnoteに書いている内容は、僕のバスケットの考えなので、トヨタ紡織サンシャインラビッツのバスケットとは一切関係ありません。


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