”教える”ということ
*写真は全て許可を得て使用させていただいています。素敵な写真を使用させていただきありがとうございます!ユウヤ(石塚選手)とソウ(藤高選手)の写真にしれーっと写り込んでました😁
こんにちは!吉永です。
いつかの記事で
”知っている”と”教える”は違う
ということに少し触れました。
今回は教えるということについて少し書いてみます。
上手く文章では説明できないので、先日の練習での出来事に触れながら説明していきます。
とある日の練習後。。。
ユウヤ(石塚選手)が僕のところにきて
「吉永さんのnoteで書いてた、ビックマンの合わせの動きだったでしょ😁」
とニコニコしながら話してくれました。
どういうことかというと、僕の投稿の中に”ビックマン!!”というシリーズがあります。その中の④,⑤,⑥ではドライブに対するビックマンの合わせ方や、ビックマン同士の動きの合わせ方について書いているんですが、ユウヤはそれを完全に再現していました。
その日の練習は。。。
チーム内で5on5の練習がありました。ビックマンのチーム分けは白がラキーム+ショーン。赤がユウヤ+ソウ(藤高選手)でした。
*マーカスがその日は練習に参加できなかったので、急遽ソウがビックマンをやることに😅
ユウヤとソウではラキームとショーンの外国籍コンビ相手に分が悪いと思って見てたんですが、いらぬお世話という感じでした。
もちろん1on1で得点を取るのは難しそうでした。しかしユウヤもソウもチームメートの動きに上手く合わせて得点を取っていました。
誰かがドライブするたびに。。。
僕は心の中でT'up!,Flat out!,Duck in!(用語はビックマンシリーズを読んでもらえればわかります😁)と叫んでいました。
すると。。。
ユウヤもソウも僕が心の中で叫んだ通りの動きをしていました😵
そうやってチームメートのドライブに合わせることで、2人でいくつもの得点を稼いでいました。
僕のnoteの投稿全てに、最後の一文でこのように書いています。
↓↓↓↓↓↓↓↓
*このnoteに書いている内容は、僕のバスケットの考えなので、バンビシャス奈良のバスケットとは一切関係ありません。
なので、僕は彼らにこの動き方を一切教えていません。
なぜユウヤとソウはその動きを完璧にできたのか。。。
これが今回のテーマ
”教える”
です。
僕のバスケットスタイルやコーチングのほとんどは、ある1人のコーチから学び形成されました。
ここで書いていることは、間違いなく僕のバスケットです。しかし、その元になるのは間違いなくそのコーチです。
そして、僕もユウヤもソウも、それぞれ時期は違うけど、過去に同じコーチの元でバスケットを学んだ(ユウヤとソウはプレーした)経験があります。
だから彼らはその動きを知っていたのです。
しかし”知っている”だけでは動きにならないです。
その”知っている”動きを、完璧に毎回毎回行うことで”教えた”になります。
ユウヤもソウも、それぞれ違う時期に違うチームで学んだのに、そのコーチがいなくても、バンビシャス奈良というさらに違うチームでもやるんだ。。。
ちゃんと教えてもらったんだな
と思いました。
こうやって同じシチュエーションがくるたびに、毎回同じ動きをする。動きが整理されている。
これが教えるってことなんだなって、改めて再確認できました。
先日戦った仙台もしっかりと教えられてるチームだなと思いました。
あのクロススクリーンは。。。
本当に上手かった!!
ちゃんと整理されていて、パターン化されていて。。。
仙台のクロススクリーンについてもっとたくさん書きたいけど、文字数が多くなっちゃうので我慢します😂
スカウティング中も試合中も、見ていてとても面白かったです!
(楽しんでる場合じゃない😂)
どうやって教えているのか。。。いつか桶谷さん(仙台のHC)の練習を見学してみたいな!
今シーズンもユウヤ頑張っています!
昨シーズン、ユウヤは自分のキャリアの中で初めての3Pを成功させて喜んでいました。そのユウヤが今シーズンはすでに4本も成功させています。
得点でも、昨シーズンのトータルスコアは42点、今シーズンはすでに36点!
ずっと苦手だったフリースローも、今シーズンは88.9%!
この成長の陰にはソウがいます。ソウの存在がユウヤに刺激を与え、ソウに追いつけ追い越せ!と頑張っているんだと思います。練習後にソウがユウヤを誘ってシューティングをしているのは、もう見慣れた光景です😀
僕が初めてユウヤを見たのは、Bリーグ初年度西宮ストークスにユウヤが合流してすぐの練習でした。その日の練習は当時僕がヘッドコーチをしていた芦屋大学で行われていました。
当時の西宮のヘッドコーチ天日さんに呼ばれて
「あいつのリバウンド練習見てて!おもろいから!」
と言われて。。。
バックボードにボールを当ててそれを取るだけの練習に、おもろいことなんてあんのかな?と思いながら、言われるがままに見ていました。
ボールを投げて。。。
バックボードに当てて。。。
ジャンプして。。。
キャッチして。。。
そのまま着地。。。
と思ったらそのままアリウープ!!
えぇー!!
「な!おもろいやろ!」
って言われたのが記憶に残ってます😵
そんなユウヤと今一緒のチームにいることが少し不思議です😁
どんだけ跳ぶねん😵
もちろんソウも頑張っています!
B1から来た選手、地元奈良の選手、3×3日本代表候補選手などなど、多くの人からの期待を受けてプレーしています。
その期待はどれだけのプレッシャーなんだろう。
僕はプロ選手の経験もないし、地元でもないし、ましては日本代表候補だなんて。。。それどころか何かに選抜されたことすらない。そんな僕には彼にかかるプレッシャーはわかってあげることはできません。
そんな想像もできないような莫大なプレッシャーの中、彼は必死に戦っています。
ソウのファンのみなさん!
大きなプレッシャーの中、チームの勝利のために戦っているソウを、これからも応援よろしくお願いします!
そんなこと言われなくても応援するわ!
って言われちゃいそうですね😁
バスケットが大好きな少年が、そのまま大人になったような最強のナイスガイですから😁誰からも愛される人気者ですよね!
あの笑顔はズルいですけど😂
イラついて(一応今のところはイラつくことはないけど)なにか言ってやろ!!と思っても、あの笑顔で全てチャラにされてしまいます😵
みなさん!あの笑顔にだけは注意ですよ😁
こいつもどんだけ跳ぶねん😵
ユウヤもソウも僕と同じぐらいの身長なのに。。。僕は人生で1度もダンクなんかしたことない。。。
この2人。。。イラつくわー😂
あとがき
”教える”について、練習で感じたことを通して書いてきましたが、ちゃんと伝えることができましたでしょうか?
文章って難しいですよね。。。
すごく大事なテーマなのに、僕の文章力が足りなくてちゃんと伝えられない。。。
情けないです😂
教えるためには、バスケットの知識やコーチングスキルが必要です。しかし、もっと大事なことがあると僕は思います。
それは
自分のバスケットスタイルをもつ!!
ということです。どれだけ知識があっても、どれだけコーチングスキルがあっても、自分のバスケットスタイルがなければ、教えることはできません。なぜなら、何を教えていいのかわからないということですから。それは教える以前の問題です。
どこかで拾ってきたプレーをやるだけ。。。
選手のアイディアに任せるだけ。。。
毎回毎回、日に日に言うことが変わる。。。
それだったら誰がコーチしても同じです。
僕というコーチ!あなたというコーチ!
それがコーチそれぞれの価値だと僕は思います。
とはいえ、駆け出しのコーチに自分のスタイルをもつことは難しいです。いろんなことをやってみて、いろんなバスケットに触れてみて、少しずつ自分のスタイルを確立していってほしいですね。
このnoteがその役に少しでも立てればと思います。
今回は本編でチームのことにも触れているので、いつもの最後のお話はなしということで😁
今回も文字数が多くなってすみません!
こんなダラダラとした文章を最後まで読んでいただきありがとうございます!
それではまた次回!!
質問などあれば、コメント、twitter、facebookでいつでもご連絡ください!
*このnoteに書いている内容は、僕のバスケットの考えなので、バンビシャス奈良のバスケットとは一切関係ありません。