HC代行として戦った1ヶ月①〜ファーストミーティング〜
*いつも素敵なお写真ありがとうございます!今回も大事に使わさせていただきました。
こんにちは!吉永です。
今回から数回に分けて、HC代行として過ごした日々について書いていこうと思います。
1回目の今回はHC代行の話をもらってからファーストミーティングまでを書いていきます。
熊本戦後。。。
僕らは後半戦に入り10連敗し、その後奈良に2連勝したが次の熊本戦では2連敗してしまった。
熊本戦後。。。
GMに呼ばれて行くと
「明日お話があります」
と告げられた。
そして次の日。。。
「残りのシーズンは吉永さんがHC代行で戦います」
そう告げられた。
なんとなく予想はしていたけど。。。
この時期に引き継いで、チームに対して僕になにができるのか。。。
約9ヶ月間をかけて作り上げてきたチームなのに。。。
残り1ヶ月なのに。。。
それが正直な気持ちだった。
しかし僕にとってはチャンスでもある。
チームにとっても現状を変えるチャンスでもある。
いろいろ考えたが覚悟を決めた。
ファーストミーティングの準備
ファーストミーティングは残りのシーズンを戦う上で最も重要である。
そう考えていた僕は、ファーストミーティングまでの準備期間は1日しかなかったが、その1日をとても有意義に使った。
この1ヶ月を
・チームにとって得する1ヶ月にしなければならない
・選手にとって得する1ヶ月にしなければならない
・チームスタッフにとって得する1ヶ月にしなければならない
・会社にとって得する1ヶ月にしなければならない
・ブースターさんにとって得する1ヶ月にしなければならない
そして
僕にとって得する1ヶ月にしなければならない。
僕はHC代行というチャンスを与えてもらった。その時点で僕は既に得をしている。
しかし、与えてもらうだけではダメだ。
全員が得する1ヶ月にしなければならない。
ただそれだけを考えてこの1日をとても大事に過ごした。
1ヶ月後に自分たちはどうなりたいか?
最も大事なことはこれだ!
ただ闇雲に1ヶ月を過ごすのではなく、自分たちがどうなっていたいのかがとても重要だった。
そしてそれを決めるのがHCの仕事だと思う。
僕の中での答えはすでに出ていた。というより、常にこれしか考えていない。
それは
良いチームになる!
ただこれだけだ。
問題はどんな良いチームになるか。
ただ勝てば良いのか?
ただの仲良し集団でいいのか?
違う!
僕はチーム内でも試合でも常に戦う集団でいたい。
僕はチームメートを常に思い合う集団でいたい。
僕はチームのために常に行動する発言する集団でいたい。
それが僕が思う良いチームだ。
1ヶ月後このような良いチームになりたい。それだけだった。
良いチームになるための規律
上述したように
戦う集団でいたいし、お互いを思い合う集団でいたいし、チームファーストの集団でいたい。
それを達成するためには僕らはどのような行動や発言をしていかなければならないのか。
これがとても重要だ。
良いチームになりたい!
そんなことは誰にでも言えるし、誰もが考えること。
それを実現するためのには、その方法と具体的な行動指針が必要になる。
それが規律だ。
どのような規律かというと
・ハードワークする!
(いかなるチーム状況でも、いかなる心理状態でも)
・コミュニケーションをとる!
(いかなるチーム状況でも、いかなる心理状態でも)
・チームファーストの行動、発言
(いかなるチーム状況でも、いかなる心理状態でも)
この3つだ。
この3つをいかなるチーム状況でも、いかなる心理状態でも遂行する。
それができれば結果的に僕たちが目指す良いチームになれる。
こうして僕たちは良いチームになるための第一歩を踏み出せるし、迷子にならずに進み続けられる。
バスケットの変化
HC代行期間が1ヶ月。
このまま梅嵜さんのバスケットを変えずに進むのか。
それとも、梅嵜さんのバスケットに僕のバスケットを加えるのか。
それとも、完全に僕のバスケットに変えるのか。
3つの選択肢があったが僕は迷わなかった。
僕の答えは
完全に僕のバスケットに変える!
この1択だった。
昨シーズンもHC代行をしたが、その期間はたったの2週間。
流石にその期間でバスケットを変えることはできないし、変えたとしても混乱して終わるだけだと思い、やりたいバスケットは全くと言っていいほどできなかった。
しかし今回は違う!
1ヶ月もある!!
僕は大学を教えている時から1ヶ月でバスケットを落とし込む!というチャレンジをし続けてきたので、今回もやれる自信があった。
とはいえ、状況は大きく違う。
大学の時
1ヶ月後の試合に向けてバスケットを落とし込む。
今回
数日後には試合が迫っており、試合をこなしながら1ヶ月間でバスケットを落とし込む。
この差は大きいがチャレンジしたかった。
このチャレンジが僕をきっと大きく成長させてくれる!
新しいバスケットを展開することで、選手に新しい知識や経験を提供でき、選手を大きく成長させることができる!
チャレンジしてる姿を観てもらうことで、観てくれる人も楽しんでもらえる!
きっとこのチャレンジによって多くの人が得をする。
そう信じて僕のバスケットを落とし込む覚悟を決めた。
僕は僕のバスケットを信じているし、大好きだ。
そして僕のバスケットをみんな(選手、ブースターさん)に知ってもらいたいし、みんな(選手、ブースターさん)にも楽しんでもらいた。
その想いも込めて、僕は僕のバスケットを落とし込む覚悟を決めた。
こうして1日の準備期間を過ごし、ファーストミーティングを迎えた。。。
ファーストミーティング
ついに僕にとって勝負の日がきた!
この日に僕は、僕の口で僕の考えをハッキリとしっかり伝えることができるか。
それでこの1ヶ月が大きく変わる。
なぜなら僕はHCとして選手の心を掴まなければならないからだ。
ACの吉永から、HCの吉永に変わる唯一のチャンスだからだ。
それだけ大事なミーティングだと僕は感じていた。
しかしトラブルが起きた。
それは週末の山形戦が中止になったのだ。(理由はご存知だと思うので割愛します)
それによりその日の練習に参加できない選手が数名出ることになり、練習に来れない選手はリーモートでファーストミーティングに参加することになってしまった。
僕は顔を合わせて話したかった。
みんながどんな表情で僕のコメントを聞いているのか。
それはすごく大事なことだ。
僕の想いは、話し方や声量、間、そういったことから伝わると思っている。
僕の想いは、相手の顔を、目を、仕草を見ながら話すことで伝わると思っている。
そしてそれは逆も同じで
相手の想いは、相手の表情や聞く態度、どこを見ているかなどから伝わると思っている。
だからどうしても全員と同じ場所で向き合って話したかった。
とはいえ、こればっかりはどうにもならない。
1ヶ月という期間は刻一刻と過ぎて行く。全員が揃う日を待つことはできない。
現地+リモート数名という形でファーストミーティングを進めることにした。
ファーストミーティングで話した内容は、これまでに上述してきたこと全てだった。
この内容を力強く、間を取り、1人1人の目を見ながら、僕の想いを言葉や話し方に乗せて伝えた。
この時の選手の顔はきっと今後も忘れられない。
やる気に満ちた顔の選手。
これからのことに不安を感じている顔の選手。
不満を態度に表している選手。
様々だった。
本当に様々だった。
これをこれから1つにまとめると思うと、なぜか楽しみでしかなかった。
きっとそれは覚悟が決まったからだと思う。
チーム全員の前で、自分の想いを全部ぶつけたことでもう後戻りはできない。
ファーストミーティングで言ったことを僕が実行しなければ、僕は口だけのダメコーチのレッテルを貼られる。
しかし逆に実行し続けれたら、僕は吉永大器!というコーチとして認められる。
この瞬間から僕は僕自身との戦いが始まった。
ファーストミーティング前に準備した話す内容のファイルを添付しておきます。
実際にこのファイルを見ながら話しました。
興味がある方は是非!
↓↓↓↓
あとがき
この時期は試合もないですし、情報が発信されるわけでもないので、ブースターさんたちは次のシーズンまでなかなかチームのことを知ることができないですよね。
もし僕がブースターさんなら、それってすごく寂しい気がします。
もっとチームのこと知りたーい!
みんな元気かなぁ?
って僕だったら思うだろうなぁ。
今回の内容がブースターさんたちが読みたい内容かどうかはわからないですけど、少しでもチームのことを知ってもらえる機会になればと思ってます。(来シーズンまでの暇つぶしと思って読んでいただけたら幸いです🙇♀️)
もし何か聞きたいことがあったり、知りたいことがあれば、遠慮なく質問してくださいね!
◯◯のときのこともっと知りたいからnoteに書いて欲しいー!とかもあれば是非😆
試合のこと、練習のこと、チーム作りのことなど、今シーズンのチームで僕が感じたこととか、僕がやってきたことぐらいは書けるので😆
みなさんにライジングゼファーフクオカのこともっともっと好きになってもらいたい!
みなさんの自慢にチームになりたい!
もっともっと多くの人に知ってもらいたい!
僕はこれまで自分が関わったチームは、どのチームも全部大好きです!
だからどのチームもいろんな人に知ってもらいたいし、好きになってもらいたいな!
今回も長ーい文章に最後までお付き合いしてくださりありがとうございました!
それではまた次回!!
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