根拠のある自信と根拠のない自信のどちらも必要な理由
こんにちは、コーチの中原です。
今日は自信がある自分になる方法についてお話ししていきたいと思います。自信をつける方法やコーチング、自分を変えるというテーマにご興味のある方は、ぜひ最後までお付き合いください。
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自信の定義と自己認識
ということで、本題の「自信がある自分になる方法」について解説していきます。
自信をつけると言うと、皆さんどうですか?
「自分は自信がある!」と言えるでしょうか?
おそらく、かなり個人差があると思います。
そもそも自信があるとは、自分の考えや行動を信じることができている状態です。
私のクライアントさんやコーチングを教えている生徒さんたちを見ていても、「いや、〇〇さんは自信がありますよね」という方でも「自分は自信がないです」とか「自信満々になる方法が知りたいです」とか「早くコーチングを使って自信満々になりたいです」と言われることがあります。
これってどういうことが起きているのかというと、おそらく、自信満々とか自信があるというイメージが、実際の自信がある状態とはずれているのかなと思うんですよね。
有名な2つの自信
ですから今日は、自信があるとか自信を持つと言った時に、よく言われる2つの自信についてお話しします。
それは「根拠のある自信」と「根拠のない自信」です。
この2つの自信、聞いたことありますか?
自己啓発やコーチング、心理学を学ばれている方であれば、一度は聞いたことがあるのではないかと思います。
根拠のある自信というのは、「自分は過去にこういうことをやってきた」「これはやったことがあるから、次も成功させることができるだろう」という自信です。
過去の実績や経験に担保された自信ということです。
これは一般的に言われている自信の方かなと思います。
学校や会社で「これ、大丈夫か?」と言われた時に「大丈夫です、自信があります」と言う時には、この根拠が必要になるかなと思います。
一方で、コーチングで重要とされている「根拠のない自信」があります。
これは、「これはやったことがないし、自分は今までこんな大きなチャンスに手を伸ばしたことは正直ありません」「正直、(根拠のある)自信もありません。でも、なぜかできる気がします」というものです。
これは、経験がない人や、こういう人が周りにいなかった人には理解しづらいかもしれませんが、非常に重要な自信です。
特にコーチングや新しいチャレンジをする時に必要になってくる重要な自信が、この「根拠のない自信」です。
現状の外側へ行くために必要な自信
根拠のある自信と根拠のない自信、コーチングを学んでいる人は「根拠のない自信の方が大事だ」とよく言われます。
なぜなら、私たちが目指すゴールは基本的に現状の外側、つまり今の自分では難しいと思えるところに行きたいからです。
そのステージで活躍したいという目標があるので、根拠のない自信が必要だというロジックです。
コーチングを学んでいる人にとっては、根拠のない自信を身に付けたいわけです。
これをコーチングでは「エフィカシー」と言います。
エフィカシーとはゴール達成に対する自己評価のことで、「自分はこのゴールを達成することができる」と信じて疑わない状態です。
エフィカシーが高いというのは、自信がある状態を指します。
今回の「自信がある自分になる」というのは、このエフィカシーを目指すのが一つの正解だと思います。
とはいえ、「自分はそんなにゴールがないんだけど」「ゴールはないけど自信がある自分になりたい」という方も多いですよね。
2つの自信はどちらも使える
ここからは私の経験に基づいた話になりますが、さっき言った「根拠のある自信」と「根拠のない自信」、コーチングをやっている人であれば根拠のない自信を欲しがると思いますが、実際にはどちらでもいいんです。
両方使えばいいわけです。
根拠があるなら、その根拠のある自信を使えばいいですし、経験がないことや新しいチャレンジに対しては、根拠のない自信を使えばいいんです。
根拠のない自信は新しいチャレンジで使う
例えば、私は1週間前から stand.fm の毎日投稿を始めました。
今日の投稿で8本目です。
8本目なので録音や編集に少し慣れてきたかなと思います。
ただ思っていたより再生数が伸び悩んだりして、自信が揺らいだりもしています。w
初めて自分の声を不特定多数の人に聞いてもらうのは一つのチャレンジですが、過去にやったことがないからといって自信が持てないと感じるのはもったいないです。
初めてのチャレンジ、つまり現状の外側へのアプローチには「自分なら出来る」という根拠のない自信が欠かせません。
それが無いと不安が一気に膨らみ、継続できなくなってやめてしまいます。
そこはエフィカシーや根拠のない自信という概念を学んで、チャレンジすることをやってみてください。
根拠のある自信は現状の中でしっかり使う
一方で経験があることに関しては、思いっきりその経験や根拠を活用すればいいです。
自分の中にある経験は文字どおり臨場感の高いリアルな体験です。
その臨場感を活用して軽やかに行動すればいいのです。
結局、使い分けが大事なんです。
現状の内側に対して経験があることには根拠のある自信を使い、現状の外のチャレンジには根拠のない自信を使えばいいということです。
歩みを止めないことが自信につながる
では、自信がある状態になるためにはどうすればいいのか。
一つ目は、さっきも言いましたが、使い分けることです。
現状の内側のことに関しては「これは大丈夫だ、今までやったことがあるから」と自分を信じて進む。
チャレンジに関しては「自信はないけど、私なら大丈夫だ」と思って進む。これが自信がある状態です。
自信がある時というのは、行動できるんです。
過去にやったことがあるから大丈夫と言って手を止めない。
現状の外のチャレンジに対しても、「どうだろうな、成功させる自信はわからないけど、自分なら大丈夫」と思って進む。
これが行動できている状態です。
脳は自分の行動を見ている
結局、行動できて動けているなら、それは自分を信じているということです。
自分が行きたいところや信じていることに対して歩みを止めない。
これができているなら、自分は自分を信じているんだと見なしてほしいです。
少なくとも脳はそのように自分を認識しています。
これができると、コーチングでいう強烈な書き換えになります。
新しいチャレンジをする時、最初の一歩は怖いものです。
どんなに自信満々な人でも最初の一歩は怖いはずです。
重要なのは、自分が行きたいところや信じていることに対して歩みを止めないこと。
いえ、止まっても構いません。
歩みを止めても再開できるなら、それは大成功です。
自分に自信があるというのは、自分の行動を見てチェックすることです。
行動が続いているなら、自分を信じていると見なしてほしいです。
行動できているなら、それは自分を信じているということです。
今回は自信がある自分になる方法について解説しました。
いかがでしたでしょうか?
皆さんそれぞれ、さまざまな大きさのゴールや目標をお持ちだと思います。
今回ご紹介した2つの自信を持つことができれば、どんなスケールのゴールにも自信を持ってアプローチできます。
これはすなわち自信を維持できるということでもあります。
2つの自信を使うことで自信の習慣化も念頭において、使ってみていただけると嬉しいです。
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