日帰りパリと買ったものとスリ対策に思うこと
どこへ行っても市へ行きたいわたくし、前回のパリでヴァンヴの蚤の市を逃してしまい、
次とその次も土日を挟まなさそうな予定なので(そして夏はバカンス)、ええいたまらん!とひとりで日帰りしてきました。
結婚して良かったことは? と聞かれると「旅行のトイレが楽(荷物見張り番がいるから)」と答えている私ですが、ひとりも楽やねえ。
好き放題の1日でした。
蚤の市目的なので、できるだけ早く到着したいではないですか。
5時すぎに家を出たら10時前にパリのGare de Lyonに着きます(駅まで歩く、待ち時間など込み)。Genèveからだと3時間。便利だわー。
Gare de Lyon のHall2に、笑うほど小さいオリンピックショップができていて笑いました。5歩で通り抜けられる。
◯ヴァンヴの蚤の市
パリの3大蚤の市の中で1番行きやすいと言われているヴァンヴ。品揃えも生活寄りで1番わたし好み、のはずなんですけど、ちょっと雰囲気変わったかも。
アジア系インバウンドを意識しているのかなーみたいな想像をしてしまいました。現に日本の隣国の方も多かったし(エキゾチックな大きい置物がお好きね)(あと売り物と写真撮るのお好きね(買いなよ))、
たぶん大使館の安全講習の次くらいに日本人も多かったです。業界っぽい人とか。
ちょっとしたかわいいガラクタの流行はフェーヴからブルボンキーホルダーに移った気がする! 前はあんなにフェーヴ売ってたのに。
市の端と端にトイレあります。壊れてるのと長蛇の列だったけど。駅中の八百屋は健在でした。
私はラベンダーと、グラッパのグラスと、エリックさんのところでイヤリングなどを買いました。エリックさん、ギフトありがとう!
◯ Nomad's Land
モロッコのバブーシュが欲しかったんです。今使っている室内履きはくつ下を履かないと気持ち悪いので、暑くなってきて困っていたのです。
スイスで探すよりパリの方が見つかりそう、とInstagramで探すとこちらのお店がヒット。狙っていきました。
素敵な店主とお洋服、愛やらなんやら溢れんばかりのお店です。バブーシュ探しているならぜひどうぞ。たぶん知ってないと入りにくいかも。
その前に寄ったカフェも居心地良かったよ。
◯Vide greniers, rue Oberkampf Paris 11ème
Républiqueへ向かってぷらっと歩いていたら市発見!
蚤の市検索サイトで調べると表記の市らしい。検索サイト便利ですよ。
途中で雨が降ってきたので、たぶん15時くらいで仕舞ったでしょう。この市にも多かったんですけど、よく使いかけの(変色した)香水を売ってますけどあれ何に使うんだろうか。
◯Monoprix
どのタイミングでモノプリへ行くかは考えどころ。なぜならバターを買うからね!
ちょっと早いかなと思いつつ、Républiqueで。次の目的地Jourdainでもよかったな。
バターとチーズ、ボンヌママンのレモンマドレーヌを買い出し。
◯ BAAN
かっこよバングルを買いに。スイスにはなかなかない(日本にはよくある)無駄のないおっしゃれーーーなお店でした。こちらのマダムもかっこいい。
ゴールドとブルーの色合わせはとても好きだな。
最寄り駅は 11番線 の Jourdainです。
2018年に来た時は11番線の終点のアパートを借りていて、ちょっと親しみのある路線です。
が、延伸したようで Mairie des Lilas は終点じゃなくなってました。たしかにあの時でっかい工事してたわ。
◯ Tambour Paris
昨年日本にて。
ちょっとしたパーティで同席したマダムが見たことのないような繊細ですてきなアクセサリーをお召しになっていて
「それはどうなっているのですか?」とお伺いし教えていただいたお店です。
あなたスイスにいるならパリへは何度も行くでしょ?ぜひお行きなさいと。やっと訪問。
すてきマダムえつこさんのアトリエ兼お店です。
夢のようにおっしゃれー!です。お嬢様にも丁寧な接客をしていただきました。ギフトもいただいちゃった。
最寄りはLedru-Rollin (8番線)
もっと複雑で見たことのない編み物のアクセサリー、夏は名古屋タカシマヤへ行かれるそうなのでぜひ。
◯その前に近くの Ernest & Valentin でパンとお菓子
ここ、以前 Farine & O というクロワッサンで有名なパン屋さんだったと思うのです。
というのも前回泊まったホテルの近くにもFarine & Oがあって、わんわん流行っていたけど食べられなかったので次行こうとチェックしていたのですが、2店舗ともErnest & Valentin に変わっている。
店名変更か、経営譲渡か、なんなのか...
Farine & O を食べていないので味が変わったのかどうかは分かりませんが、Ernest & Valentin はおいしいですよ!
バゲット トラディションとクロワッサンとパンオレザンとエクレアとタルトシトロン。
お店の方もチャーミング!
で、歩いて Gare de Lyon へ。
電球あったでー!!!
途中のカフェで何か食べようと思ったんですけどあまりメニュー豊富でなく、
でも涼しい風が(やっと)ふいてきて、昔の線路を活かした(たぶん)風景もすてきで、ああまた来ようと思いました。
帰りは雷雨と共に。ご存知の通り、わたしはラベンダーとバターとパンを持っていますが、手持ちのビニール袋と段ボール、マステなどで保護して無傷。
1時間遅れるとか連絡が来ていたんですけど、結果予定通りに家につきました(23時前)が、家の近くで建設中の学校が若干事故現場風になってました(翌日撮影)。
◯パリ(に限らず)のスリ対策
スリに気をつけろーとみんな言ってるし、実際に「きっとあなたたちはスリますよね?」と思われる集団を見たこともあるけれど、幸いにもやられたことはありません。
いろんなところでスリ対策のレクチャーをされていて参考になることもたくさんありますが、「目立つ格好をするな」についてちょっと思うところあり。
たぶん日本人が思う「目立たない格好」は、パリでは目立つと思うのです。
あえていうならおダサいから。
極端に言うと、全身ユニクロ(地味)よりは、少しアフリカンテキスタイルを入れたり(インドやタイじゃない)、派手なアクセサリー(貴金属宝石ではなく)をつけたりしたほうが馴染むと思います。
少なくとも日本のオフィススタイル(甘め)やデートスタイルとかはやめた方がいいと思う。あれ独特だもの。
加えて、落ち着いた動作を心がけるとか、
むき出しの花とか野菜を持つとか、カバンから段ボールとかプチプチをはみ出させるとか、どう?
やはりそもそもの体つきが違うし、髪の色も違うから、いわゆるイキったパリファッションみたいなのを真似てもこれはこれで目立つと思うんですよね。ヘソ出したりさ。
でもまあなんにせよ、堂々としていること。これに越したことはないのではないかと思います。動作を大きく、ゆったりと。ちょこちょこしない。
あとヨーロッパ全体的に、女3人できゃっきゃしている大人なんてめったにいないから、むしろひとり旅のほうが安全な気がするんですけどどうだろう。