後?アフター?いやいや
こんにちは。コーチの三木未希です。
こんな仕事をしておりますので、ごくたまに
「コロナ後って、どうなるんですかねえ」と聞いてくださる方がいます。
まず、わたしは「言葉は心をあらわす」だけでなく
「言葉は心をつくる」と思っていますので
(だって、ブスブスブスって言ってたら、ブスになるでしょ?)
コロナ後、とか、アフターコロナ、とか、ウィズコロナ、とか
COVID-19 主体の言葉は、やめようよって思います。
せめて、気づいた人だけでも、人間主体でいきましょうよ。
でね、ペスト流行の後にルネサンスが隆盛をきわめたから
今回もそうなるでしょ?
だったら今なにをすべき?
どうしたら乗り遅れない?
みたいな話もされる方が多いのですが
ペストが流行していた時代の人々が、
その後のことを意識して生きていたと思いますか?
ペストの流行が収まったら、こんな絵が流行るぞ、とか考えていたと思う?
わたしは、そうは思いません。
では、この時期の人々がなにをしていたか。
おそらく、
目の前のことをひとつずつ真剣に
できることを一生懸命やっていたと思うんです。
これは、時代がどうだから変わるものではなく
いつでも。平時でも乱世でも。同じことだと思うんです。
(ちょっと前に書いた「心配は先に」も読んでみてね)
コーチングの原則にものっとっているのがおもしろいなあと最近思いました。
まず、1 thing でいきましょう ということ。
現代人はパラレルで物事を進めなくてはいけないことが多いですけれど
パラレルでも、その瞬間は 1 thing です。これは、どんな時でも同じ。
そして、一生懸命にやる、ということ。
やりたいことを、誰に言われたものでもなく、
信念に従って、夢中になって一生懸命やる。
これはよく、学生さんや、お子さんを持つ方のコーチングをするときに話すことです。
彼らが大人になって、なにをしたらいいか分からなくなった時に
きっかけの糸になるのが、
自分から進んで一生懸命やったこと なんですよ、と。
意味のないことでも、ばかなことでもいいんです。
いま大人のみなさんも、思い出してみてください。何か、気づきますか?
それと、耳タコな、できることをみましょう、ということ。
できることをみて、一生懸命やっていたら
その後の不安は他人事になってくることも多いですよ。
それに加えるとしたら、
変化に敏感であること
柔軟に行動すること(思い込みを取っ払うこと)
心と体が健康であること
今やっておくことって、こういうことじゃないですかねえ。
なるほどな、と思ってくださったら、ぜひコーチングをお試しください。