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タスク管理に悩む人へ 「タスクシュート総決算2024」が伝えた、2つの重要なメッセージとは?【ユタカジン】

タスクシュート総決算2024の2つのキーワード

タスク管理について話を聞くとき、いつも違和感がありました。

それは

「そのやり方は、結局のところ
あなた1人がうまくいく「だけ」ではないですか?」

ということです。

僕はその違和感があって、以前このような記事をnoteに書きました。

https://note.com/coachingoffice/n/n3e77c9f1fbb6

ここでのくみさんの話は

「自分1人だけが
うまくタスク管理をすることが
家族全体にとってよいことにつながるとは思えない」

という考えからだとおもうのです。

僕は、これはとても
健全な考えと感じました。

なので、ときどきタスク管理について
やり方やツールの話を延々と聞かされても

「それは、結局のところ
自分がスッキリするだけでしょう?」

という気がして
(それはそれで大切なことかもしれません)

本当に申し訳ないけど
僕にはほとんど関心がなかったのです。

タスクシュート総決算2024では
それに対する鮮やかな答えがありました。

キーワードは

「波に乗ろう」

「誰かのため、人と一緒に、仲間と共に」

の2つです。

参加された方も
参加されてない方も
ぜひこのキーワードがわかると
来年以降も、楽しい1年が過ごせると思います。

タスクシュート総決算2024


タスクシュート総決算2024とは
12月14日(土)に、ほぼ丸1日をつかって
行われたイベントです。

今年一年間を通じて
タスクシュートについて
アップデートされた考えなどを
主にタスクシュート協会の理事3人が
リアルタイムで講演をするというものです。

リアル&オンラインと
ハイブリットで開催され
タスクシュート協会の認定トレーナーや
一般の方も多数参加されていました。

10:00 イベントスタート

TaskChute for Notion開発者&タスクシュート認定トレーナー
かめりんさん オープニング講演

10:10〜 メイン講演 前編

理事 佐々木正悟さん 講演
代表理事 大橋悦夫さん 講演

12:00〜 お昼休み

13:00〜 メイン講演 後編

理事 jMatsuzakiさん リモート講演

14:30〜 グループディスカッション
15:30〜 全体Q&A
16:00 イベント終了

16:30〜 懇親会
18:30 懇親会終了

こんな流れです。

僕はオンラインで
リモート参加をしました。

予想との差異の耐性:リズムの波に乗ろう!

かめりんさんの話は

「何か関係のないものに
意味を求めてしまいがちですよね。

その思いこみが
なんだかうまくいかない原因かもしれない。

何かおこったときに、意味を考える1歩前で
立ち止まってみてはどうだろうか。

タスクシュートをやっていれば
おもいがけない予期せぬ
「リズム」が発生しても
なんとかなるって思えるようになる。

そうすれば
意味の前で立ち止まって
起こったことを味わうことができる。

それでセンスが
磨かれることになるとおもう」

という話でした。
(かなり僕の解釈ですけど…)

かめりんさんは
「リズム」という表現をしていました。

そう。

リズム=波 

といえるとおもうのです。

タスク管理って

予期せぬこと=よくないこと 

と考えたら
だいたいうまくいきませんよね。

予期せぬことを
どうポジティブに扱うか?
というのがポイントだと思います。
(まぁ、起こったことは
良いことでも悪いことでもないですけどね)

そんな中で
予想との差異の耐性をつくるのに
タスクシュートっていいよ、センスが磨けるよ
リズムの波を楽しみましょうって話は納得でした。

1人でいるのが好きで、自分のことだけを考えていたら悪化した

次の佐々木さんの話は
難しい言葉がでてくるのです
話の内容はとてもシンプルでした。

佐々木さんは
アメリカに留学して自分が
「ジゾイド気質」だと気づいたそうです。

誰かと濃密な時間を過ごすより
1人でいることを
とても強く好む気質だとわかったそうです。

だから、タスクシュートを使って

「自分がやりたいことをやる時間」

をどんどん増やしていった、と。

そうすると
なんと、さらにジゾイド気質がすすみ
1人の時間をどんどん増やしていって
世の中でよいと言われること…

「朝型にする、運動する
やることリストをつくる、など」

をやればやるほど
事態が悪化していったということです。

僕はこれ、とても
重要な示唆だとおもうんです。

1人の時間を増やして
世間でよいと言われている
読書や運動をやったら
どんどん不幸になっていったってことですね。

彼女は首を振った。

「それで、一生そんな風にやってくつもり?」

「おそらくね。誰にも迷惑をかけずに済む」

「本当にそう思うんなら」

と彼女は言った。

「靴箱の中で生きればいいわ」

村上春樹著『1973年のピンボール』 より

ちょっとこのフレーズを
思い出してしまいました。

佐々木さんはそこで

「別に現実を怖がって
ジゾイド気質を促進することなど
ないではないか。

現実が自分を迫害なんかしないから
大丈夫だと、決めつけてしまう」

と考えます。

そうして

「他人を全肯定して
他人のためのタスクだけやる」
と決めたら、とてもうまくいきはじめた。

とお話されました。

自分1人のためにやるんじゃない。

他人のために
自分の時間をつかったら
うまく「波に乗れた」って話でした。

いい話です。

タスク管理を
自分のためにやると
事態は悪化するんですよ。

わかる。

波乗り!最適なスロープは常に変化する

大橋さんの話で
一気にタスクシュートの
イメージがアップデートされました。

それまで、タスクシュートは

「1日のはじめに
やるタスクを決めてしまえば
あとはウォータースライダーを流れ落ちるように
タスクを順番にこなせば、1日が終わります」

というものでした。


でも、現実はそうじゃない。

現実には
1日のはじめに決めたことが
予定通り終わることなんてなく
「波」があります。

だから

タスクシュートのイメージとして
ウォータースライダーではなく
波乗りのイメージのほうがよいのでは?

という話でした。



「最適なスロープは常に変化する」
ということですね。

これはとってもしっくりきました。

実際に、サーフィンを始めようかと思ったくらいです(関係ないか…)

ただ、毎回毎回
その都度波乗りをするのではなく
ルーチン部分とアドリブ部分を
うまくつかいわけようって話でした。

大橋さんは
「しきたり」と「つもり」
という言葉をつかって

「しきたり、とは
やることになっているからやっていること。
例えばリピートタスクなど」

「つもり、とは
やりたくてやっていること。
例えばカフェでチルとか」

という説明をされていました。

僕は、佐々木さんと
同じような話だなと感じたんです。

やっぱり
自分で決めたことを
決めたとおりにやるのが
タスクシュートの本懐ではないですね。

波にのろうという話は
最初のかめりんさんの主張とも
通じるものがありますね。

大橋さんと佐々木さんは
この後2人で漫才(?)のような
楽しい話をかけあいで披露してくれました。

画面ごしですけど
なんだか2人はまるで
小学校からの同級生みたいに
仲良しで幸せな雰囲気でしたよ。

聞くところによると、この日の数日前に
タスクシュート手帳を購入者のために
理事のおふたり、御自ら
すべての梱包作業や発送作業などを
丸一日かけてやられたそうです。

2人だけで
文化祭の準備みたいな
1日を過ごされたので
連帯感が深まったのかもしれませんね。

やっぱり、プロジェクトは
1人でやっちゃダメなんですよ!

誰かのための仕事を
仲間と一緒にやると、幸せになるんですね。

まさに理事のおふたりが
主張していることを
体現されているような瞬間でした。

期待されてなくても自分の責任で。Jの熱意!

午後はjMatsuzakiさんが
ドイツからリモート講演です。

Jさんの話は
かなりボリュームが多くて
なかなか一言ではまとめられません。

でも、僕が印象に残ったのは

「あんまり期待されていなくても
これは自分の責任でやってみよう
ということに時間をつかうと豊かになれるよ」

という話です。

これもここまでの話と似ていますね。

責任ってレスポンシビリティ
つまり反応とか対応ってことですから

「誰かや世の中の
要請や依頼に、うまく反応しましょう」

ってことだとおもうんです。

そうやって波に乗りましょうって話ですね。

Jさんの講演は
予定時間を超えてお話があり
Jの熱意!を感じましたよ。

イベントの成功の要因は「誰かのため、人と一緒に、仲間と共に」

最後に、運営をした
タスクシュート認定トレーナーの人たちから
講演された理事の方向けにサプライズで
オリジナルラップ動画の披露がありました。

完成度が高いものでしたよ。

ここでも

「誰かのため、人と一緒に、仲間と共に」

が体現されているなと感じました。

波に乗ろう!誰かのため、人と一緒に、仲間と共に!

「波に乗ろう」
という話は、大橋さんの話で
具体的にイメージされましたが
結果的にその日にお話した全員が主張しているものでした。

また

「誰かのため、人と一緒に、仲間と共に」

とは、直接講演で
いわれたわけではありません。

でも、そもそもこのイベント自体が
そのような主張を体現するようなものだったと思います。

実際、会場では
認定トレーナーのまるさん
グラフィックレコーディングをやられていて
これがまたすごくいい!


素晴らしすぎでした。

Keiさんは「タスクシュート流行語大賞2024」という
とても楽しい企画をやれて好評でした。

僕が推している「プレ着手」は第4位でした。
なかなか上位に来たぞ!と思いましたよ。

また、リアル会場の設営や
リモートとハイブリット環境での
完璧なセッティングを
たくさんの認定トレーナーの方々が
担当されてやってくれていました。

どうやっているのか、まったく
わからないくらいストレスなく行われていました。

懇親会でも

「タスクシュートコミュニティに
魅力を感じて参加しました」

という方もいらっしゃいました。

2025年は
自分のために時間をつかうのではなく

「誰かのため、人と一緒に、仲間と共に」

波に乗って過ごしていきたいと思いましたよ。

ほぼ丸一日
タスクシュートに浸った時間でした。

ずっと浸り続ける一日っていうのは
細切れ時間の寄せ集めでない
なんだか余韻みたいなものが格別にあるなー
とか思いました。

以上です!

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