時短をめぐる冒険 【ユタカジン】
理想的な1日とは?
これは、現実に僕に
コーチングで相談があった話です。
でも、僕はすぐに答えがわかりました。
僕がこの方に提案してみたのは
「毎日の忙しいことを
半分の時間でできる方法を
考えてみませんか?」
ということでした。
例えば
夕食をつくる時間を
5分短縮する方法だったら
今すぐでも思いつくかもしれません。
でも、半分にする方法だったら
何か大胆にやることを削るか
やり方を大幅に変えないと
半分にはなりません。
僕が伝えたかったのは
「丁寧にやることは
必ずしも時間がかかる方法では
ないのかもしれませんよね?」
という問いかけでした。
丁寧な方法 ≠ 時間がかかる方法
かもしれませんよ?ということなんです。
もしかしたら
何かムダなことをやっていて
それで時間がかかっている。
実は、時間がかかっていることが原因で
充実した1日がおくれていない
可能性はないでしょうか?
ということなんです。
やる時間がないと感じる理由。
例えば
「ブログを書くのに4時間もかかりました」
と言っている人が、ブラインドタッチを
やってなかったらどうでしょうか?
もし、いくつもブログを書く予定なら
ちゃんとブラインドタッチを練習するべきです。
そうすれば、実は
4時間もかからないかもしれません。
料理をやろうとするとき
ちゃんと包丁の使い方は
マスターしているでしょうか?
きちんと研がれた包丁で
正しい使い方をマスターすれば
料理の時間はすごく効率的になると思うのです。
つまり、あなたが毎日
やりたいことをやる時間がなかなかないな
と感じてしまうのは、実はシンプルに
「非常に効率が悪いやり方を
なんとなくずっと続けているから」
の可能性があるってことなんです。
イタリア料理店の話
僕は、以前
イタリア料理のチェーン店の
コーチングをやったことがあります。
そこの社長から
「あるお店の店長がとても落ち込んでいる。
何か話をしてあげて、やる気をださせてほしい」
と依頼があったのです。
その店長さんは
「毎日一生懸命
仕事も丁寧にやっているけど
なかなか売上があがらない。
他の店長はうまくやっているのに
自分だけが取り残されている。
もしかすると、この仕事は
自分には向いていないのではないか」
とかなり後ろ向きな気持ちを
全然隠そうともしていませんでした。
僕は、まずは何はともあれ
このお店のパスタを食べてみることにしたのです。
すると
「あれ?なんだか全然美味しくないぞ…」
明らかになんだか美味しくないんです。
一緒に来ていた
別のお店のベテラン店長にも食べてもらうと
「本当ですね。
なんだか美味しくないな…
原材料の保管状態がよくないのかな…」
と言って
厨房や倉庫のチェックにいかれたんです。
僕は、しばらく食べてみて
原因がわかってきました。
僕は、ベテラン店長に
「申し訳ないのですが
まったく同じメニューを
この厨房でつくってくれませんか?」
とお願いしてみました。
そして、できあがったパスタを食べてみると
もうめちゃくちゃ美味しいんです。
原材料が原因ではないんです。
落ち込んでいる店長は
「いや、つくり方は
自分とベテランの店長とまったく同じなんです。
何が違うのでしょうか…?」
と聞いてきました。
実は、答えは明らかなんです。
つくる速度が違うんです。
だいたい時間にして50秒ぐらい。
1分に満たない時間なんです。
それを聞いてベテランの店長が
「あ!なるほど!確かに遅いです。
何か、違和感を感じたんですけど
すぐには、わかりませんでした。
そうか、遅いのが原因なんだ…」
本格的なパスタになればなるほど
時間がたてば、材料の温度が変わってきます。
混ぜ合わせる温度が変われば
当然味も変化します。
ベテラン店長は
ピークになればなるほど
もっとはやくできるそうです。
しかし、このお店の店長は
ピークになればなるほどさらに遅くなり
オーダーも混み合ってしまうそうなのです。
ベテラン店長は
「なるほど!
売れない原因はこれだよ。
1つ1つの動作が適正な動きをしていないんだな。
だから、疲れるし、効率も悪いし、味もおちる。
当然、売上も落ちるから、頑張っているけど、成果がでないんだな」
とすぐに理解したのです。
最初は、あまり理解していなかった
このお店の店長も、後日ベテラン店長から指導をうけて
徐々にスピードアップして意味を理解したのです。
調理が遅いから、オーダーがたまる。
だから、スタッフもピリピリする。
客足も悪くなる。
意味なくお客さまが店内に残るので
洗い物も時間がかかる。
駐車場も長く空かない。
時間がかかるので
整理整頓がおろそかになり
掃除がきちんと行われない。
片付いていないから、発注ミスも増える…
これらはすべて
「遅いから」
起こっていたことです。
遅い状態では
いくら一生懸命丁寧にやっても
成果がでないスパイラルになっていたのです。
時短は急ぐことではない。
「時短」というと
なんだかやみくもに効率化とか
急ぐことのように考えがちです。
でも、充実した
丁寧な毎日がおくれないのは
「1つ1つのやることの
時短をまったく考えていないから」
が原因かもしれません。
ブラインドタッチをせずに
「書くのに時間がかかるなぁ」
と嘆くように…
実は調理に時間がかかる
自己流のやり方で遅くなっているのに
「一生懸命、丁寧に
やっているのにうまくいかない」
と落ち込んでいる店長のように…
あなたが
「充実するには、丁寧にやること。
丁寧にやるのは、時間がかかる」
と考えているのなら
もしかすると必ずしも
そうではないかもしれません。
丁寧にやる方法でも
はやい方法が見つかるはずです。
だから「時短」をあきらめては
いけないとおもうのです。
きっと
急ぐことなく
シンプルで効率がよく
やってみると爽快で
気持ちの良い方法があるはずです。
あなたも、時短をめぐる冒険にでかけませんか?
実は今「時短クエスト」という
イベント(?)をやっています。
X(旧Twitter)で
「昨日1秒だけでも、時短をしたことを
#時短クエスト のハッシュタグをつけてポストする」
だけです。
実は僕は、これが毎日
楽しくて仕方ありません。
そう、時短って
なんかワクワクして
楽しいんですよ。
ぜひ、参加してみてください。
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