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【細野さんへ:154ページ目】ユング心理学の「ペルソナ」という考え方


ひまわりの画像も季節外れに思えるほど、一気に涼しくなってきましたね。僕の大好きな夏がいってしまいます。。。寂しい。

でも夏のうちに鎌倉に行けたのでよかった^^


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さて、前回僕が細野さんに伝えた「組織全体の視点をいつも持っている」という❝フィードバック❞が、思いのほか気づきを提供したみたいで。

こんな風に、他者の何気ない視点から気づくことって多いですよね。

人間は集団のなかで生きる存在なので、集団に自分は「どう捉えられているか」はどうしても気になってしまいますね。これは、誰にでもある特徴なんじゃないかと思っています。


ただ、細野さんの記事の中で、

私は「相手がどうしてほしいのか」を考えすぎてしまう性格だと思っているので、その時々で最善だと思っている行動をとり続けていると、自分同士で板挟みになるというか、それぞれの立場での自分の行動や考えが乖離して悩んでしまうことがあります。

という部分があったのが、ちょっと気になりました。

相手がどうして欲しいかを考え、それに応えることはとても大事なことです。だけど相手によって違う自分の板挟みになったり、それが乖離することで悩んでしまうことがあることは悩みのひとつになりそうですね。

心理学には「ペルソナ」という言葉があります。

ペルソナとは「仮面」のこと。人は社会という場所に置いて、その場にふさわしい「仮面」をつけて日々行動します。

会社では、その組織のメンバーとしてふさわしい立ち振る舞いを。
友達との間では、その場に合った立ち振る舞いを。
そして家庭では、家庭の中での役割を果たすための立ち振る舞いを。
(ちなみに男らしく、女らしくなんていうのも、ペルソナのひとつです。夫らしく、妻らしくも)いい悪いは置いておいて。


ペルソナは社会性を保つためにはとても必要な能力で、人間が人間たる所以でもあると僕は思います。だけど一つ注意が必要なのは、「ペルソナは本来の自分ではない」ということ。

ユング心理学を解説する長尾剛さんによると、ペルソナと本来の自分があまりにもかけ離れていた場合、葛藤を抱えることがあるといいます。また、過度なペルソナ化が進むと「本来の自分とは何か」が分からなくなり、葛藤を抱えてしまうそうです。


相手の期待に応えるというその場その場での判断の大元に、「自分はこんな人間でありたい」という本来の自分が明確にあれば、葛藤も少なくなるのかなぁと考えたりしました。

今日の話がそのまま細野さんに当てはまるかは分からないですが、ひとつ参考になりそうなので紹介してみました^^



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