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中国全省の旅を終えて | 刈谷洋介@COACHING-L

【Japanese】
※Chinese and English follow Japanese

【中国全省の旅を完遂しました】

2023年9月10日にチベットに足を踏み入れ、これで中国内陸全省、全ての自治区、直轄市、港澳台への訪問を終了しました。

思い返せば、2007年に初めて上海の地に足を踏み入れてから16年以上が経過しました。
多くの時間、お金、エネルギーを投下してきたこのPJT、完遂したらさぞかし興奮するのかなぁと思いきや、不思議と心は落ち着いています。

2019年の秋、前職で役員を退任した後、意を決して始めた中国全省の旅、2020年の一月にコロナが原因で外国人はチベットに入境できない日々が続き、最後の訪問地であるチベットには結局入境が叶わず、起業準備の為に日本へ帰国しました。その後も中国になかなか入国できない日々が続いたのですが、先日3年越しでチベットへ訪問し、全省の旅を完遂しました。

2019年の秋、中国のIT都市である深圳を拠点に旅を始めようと思った以下は以下の3つです。

①中国人の妻の生まれた国を、この目で全て見たかった。
②毎年の長期休暇を使った訪問では、定年になっても回りきれないほど中国は大きい(日本の25倍の面積)。
③経営のプレッシャーや母の急逝でボロボロになったメンタル、欠乏していた”好奇心”を取り戻したかった。

2019年から約1年半使った旅では、陸路で17,000km以上中国を回りました。日本の25倍の面積である中国ですが、実際にこの目で見て、体験することで、物理的にも心理的にも、以前より”大きい”という感覚はなく、距離感も近くなったという感覚が強いです。”知る”と”知らない”では、心理的距離にこれほどまでに大きな隔たりがあるということを身を持って感じています。

僕は、中国通になりたいからここまで多くの時間とお金を使ってきたわけではありません。ただ、好奇心があったのです。ただ”見てみたい”という感覚に素直に従ったのです。現代社会では”言語化”という言葉が主流ですが、何もかも言語化しようとするから、行動に制限がかかる時があります。思考ばかりに頼り、直感に蓋をして言語化に偏ることは、時に自分自身の行動を制限することも繋がりかねません。

僕はコーチングを仕事にしています。人の心理や行動に関わる中で、多くの方々が思考、つまり考えることに時間を使いすぎていると感じます。僕たちは幼児期、言葉が話せませんでした。喜怒哀楽を体全体で表現することで、望むものを手に入れてきました。それが発達の過程で、親や教師、周りの大人たちの価値観、社会のルールや他人の評価に囚われ、自分を喜ばせることよりも他人を満たすことに多くの命を投下することがあたり前の世の中に身を置く中で、愛や承認を得るための対価として”順応すること”ばかりに命を使い、幼少期に大切にしていた”自由と好奇心”を犠牲にすることに疑いをもたず、知らず知らずのうちに自分の精神を痛めつけている方が多くいます。かく言う私も、以前はその一人でした。

そのような”依存型社会”の中で、今なお、多くの人々が、”自分の人生とは何か”という命題、正解のない解に自ら責任を負い、答えを出すという態度を避け、他者からの承認、お金、地位、名誉といった安直な世俗的欲望に身を置くことで、どんどん自分らしさから遠ざかるとう負のスパイラルに陥っています。挙げ句の果てに、その負のスパイラルを解消する為に、過度なアルコールや糖質の摂取で、一瞬の快楽を得る代償として、自分の体を痛めつける方も多くいます。

僕は、そんな人たちの力になりたい。その為に、自分が一人の人間として、一人のコーチとして、他人に依存するのではなく、自分で自分を評価し続ける自分であり続けたい。自分を貫く過程で出会った人じゃないと、きっと本気で応援できないし、不器用であっても、それが自分であると受け入れられているからそれでいいと、いや、そうありたいのだと強く思います。

僕は、ただ、ありのままでいたい。その為に、自分の哲学を持ち、心身の声に耳を傾け、自分の周りいる人たちを全力で応援していけるよう、精進し続けます。

これまで応援してくださった皆様には本当に心から感謝しています。

自由気ままな不良中年の私ですが、これからもどうか、宜しくお願いいたします!

COACHING-L
刈谷洋介

※写真はチベット自治区、海抜4400mのヤムドゥク湖(奥に見える雪山はヒマラヤ山脈、海抜7200mのNoijinkangsang)

【訪問都市一覧】
※順不同

1 上海
2 北京
3 江苏省昆山
4 江苏省苏州
5 江苏省南京
6 四川省成都
7 四川省乐山
8 四川省崇州
9 四川省都江堰
10 四川省绵阳
11 四川省阿坝藏族羌族自治州汶川县
12 四川省阿坝藏族羌族自治州九寨沟县
13 四川省阿坝藏族羌族自治州松藩县
14 浙江省杭州
15 浙江省 嘉兴
16 福建省厦门
17 福建省龙岩
18 广东省深圳
19 广东省广州
20 海南省三亚
21 山东省青岛
22 内蒙古自治区呼和浩特
23 黑龙江省哈尔滨
24 天津
25 香港
26 澳门
27 陕西省西安
28 陕西省宝鸡
29 台湾台北
30 台湾台南
31 広東省东莞
32 広東省惠州
33 広東省汕尾
34 湖南省 长沙
35 江西省 南昌
36 福建省 福州
37 广东省 汕头
38 广东省 潮州
39 广东省 梅州
40 广东省 珠海
41 广东省 中山
42 广东省 佛山
43 湖南省 郴州
44 湖南省 湘潭
45 湖北省 武漢
46 安徽省 合肥
47 河南省 洛阳
48 河南省郑州
49 山西省晋中
50 河北省石家庄
51 河北省秦皇岛
52 辽宁省丹东
53 吉林省长春
54 广西壮族自治区桂林
55 重慶
56 贵州省贵阳
57 贵州省安顺
58 宁夏回族自治区银川
59 宁夏回族自治区中卫
60 内蒙古自治区阿拉善盟阿拉善
61 青海省西宁
62 青海省海南藏族自治州
63 青海省海西蒙古族藏族自治州
64 甘肃省敦煌
65 甘肃省嘉峪关
66 甘肃省酒泉
67 甘肃省张掖
68 甘肃省白银
69 四川省简阳
70 甘肃省兰州
71  四川省德阳市广汉
72 新疆维吾尔自治区乌鲁木齐
73 新疆维吾尔自治区克拉玛依市乌尔禾区
74 新疆维吾尔自治区阿勒泰地区布尔津县
75 新疆维吾尔自治区阿勒泰地区喀纳斯村
76 新疆维吾尔自治区阿勒泰地区禾木乡村
77 广东省大埔
78 湖南省桂东
79 新疆维吾尔自治区阿勒泰地区北屯
80 云南省丽江
81 云南省大理白族自治州
82 西藏自治区拉萨
83 西藏自治区卡子县羊卓雍错

【Simplified Chinese】

【我已完成了中国全省的旅行】


2023年9月10日,我踏入了西藏,至此,我已访问了中国所有的内陆省份、自治区、直辖市以及香港、澳门和台湾。回想起来,从2007年我第一次踏入上海开始,已经过去了16多年。我曾经认为完成这个PJT会让我非常兴奋,但不可思议的是,我现在感到非常平静。

2019年的秋天,辞职后,我决定开始这次全中国的旅行。然而,在2020年1月,因为新冠原因,外国人不能入藏,所以我没能进入这最后的目的地。为了准备创业,我回到了日本。尽管后来很难再入境中国,但我终于在三年后访问西藏,完成了这次旅行。

我决定开始这次旅行的原因有三:

1. 我想亲眼看看我妻子的故乡。
2. 中国的面积是日本的25倍,如果仅仅使用每年的长假来访问,恐怕即使到退休我也不能游遍全中国。
3. 在经历了公司经营压力和母亲的突然去世后,我希望重新找回我失去的“好奇心”。

我用了大约一年半的时间,在陆路旅行了超过17,000公里。中国的面积是日本的25倍,但通过亲身经历,我不再只是感觉它的“大”,而是感觉它更近了。知道和不知道之间,在心理距离上有很大的差距,这是我亲身感受到的。

我并不是因为想成为一个中国通而花费了这么多时间和金钱和精力。我只是出于好奇。我只是想去“看看”。现代社会中,“语言化”是主流,但试图将一切都转化为语言,有时会限制我们的行动。

我是一名Coach。在与人们的心理和行为打交道时,我感觉很多人花太多时间去思考。当我们还是婴儿时,我们不会说话。我们用整个身体来表达我们的情感,以此获得我们想要的东西。但在成长过程中,我们接受到了父母、老师和周围人的价值观、受到社会规则和他人评价的影响,而逐渐牺牲了自己的“自由和好奇心”。

在这种“依赖型社会”中,许多人为了获得认可、金钱、地位和荣誉,逐渐远离了真实的自我,进入了一个负面的循环。最后,为了从这个循环中解脱出来,他们过量饮酒或摄取糖分,付出了健康的代价。

我希望成为这些人的帮助,为此,我希望一直是那个不依赖别人的评价,坚持自己的我。即使不够聪明,甚至有些笨拙,但那就是真正的我。

我希望保持真实的状态。为此,我拥有自己的哲学价值观,倾听自己的身体和心灵的声音,我相信只有这样我才能继续全力支持帮助我身边的人。

感谢所有一直支持我的人们,真的非常感激!

COACHING-L
刈谷洋介

※照片是西藏自治区,海拔4400米的羊卓雍错(远处的雪山是喜马拉雅山,海拔7200米的Noijinkangsang)。

【English】

【I Completed My Journey Through All Provinces of China】


On September 10, 2023, I set foot in Tibet, marking the end of my visits to all provinces, autonomous regions, direct-controlled areas, and Hong Kong, Macau, and Taiwan. Reflecting back, I realize it has been over 16 years since I first visited Shanghai in 2007. I poured so much time, money, and energy into this project. I thought I'd be exhilarated upon its completion, but surprisingly, I feel calm.

In the fall of 2019, after resigning from a board position at my previous job, I began my journey through every province of China. However, by January 2020, due to COVID-19, foreigners were prohibited from entering Tibet. Ultimately, I couldn't visit Tibet, the last place on my list, and returned to Japan to prepare for a new business venture. It was quite some time before I could re-enter China, but recently, after a three-year wait, I finally visited Tibet, completing my journey.

My decision to start the journey from Shenzhen, a major IT hub in China, in the autumn of 2019 was based on three reasons:

  • I wanted to see the country where my Chinese wife was born with my own eyes.

  • Considering the vast size of China (25 times the area of Japan), I realized that I wouldn’t be able to visit the entire province using just my long annual vacations, even if I continued until retirement.

  • After facing the pressures of management and coping with the sudden passing of my mother, I was mentally exhausted. I wanted to reignite the "curiosity" that I felt was lacking in my life.

During my journey, which spanned about a year and a half, I traveled over 17,000 km across China by land. Although China is 25 times larger than Japan, after seeing and experiencing it firsthand, I no longer feel overwhelmed by its vastness. Instead, I sense a closeness. There's a vast psychological difference between "knowing" and "not knowing".

I didn’t spend all this time and money to become an expert on China. I was simply curious. I just wanted to "see for myself". In modern society, there's a focus on "articulation", but sometimes trying to put everything into words limits our actions. Relying too much on thought, suppressing intuition, and leaning heavily towards verbal expression can sometimes hinder one's own actions.

I work as a coach. In dealing with human psychology and behavior, I've noticed that many people overthink things. As babies, we couldn't speak. We expressed joy, anger, sadness, and pleasure with our entire bodies, and in doing so obtained what we desired. However, as we grow, societal norms, values of parents, teachers, and other adults around us start influencing us. We often sacrifice our "freedom and curiosity" without question, and unknowingly harm our own spirit. I was once one of those people.

In such a "dependent society", many continue to drift away from their true selves in a downward spiral, seeking external validations like money, position, and fame. Some even harm their bodies with excessive alcohol or sugar to momentarily escape this negative loop.

I want to help these people. I want to remain true to myself, to continually self-assess without depending on others. I strongly believe that only by staying true to myself can I genuinely support others.

I want to be true to myself. For that, I'll maintain my philosophy, listen to the voices of my mind and body, and continue to support those around me wholeheartedly.

I'm truly grateful to everyone who supported me throughout.

※The photo is of Yamdrok Lake in the Tibet Autonomous Region, at an altitude of 4,400m. In the distance, you can see the Himalayas, including Noijinkangsang, standing at 7,200m.

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