コミュンケーション~感情編2 共感
共感とは
共感をしてもらえることによって、人は自分の気持ち、状況をこの人は理解してくれてる、この人にもっと話したい、と思えるようになります。といっても、これは理系の自分にとっては一番の難関でした。だって、共感できないんだもん。なぜそんなこともわからないの?と心の中で呟いていたことも多々ありました。そこで今回はサイコパスでもできる共感術をシェアします!
共感と同情の違い
よく間違えられるのですが、この二つは180度違います。下で例を見てみましょう。
A「仕事のストレスのせいかな?流産しちゃったんだ」
同情「私なんて妊娠できるかどうかもわからないんだから、妊娠できただけいいじゃん」
共感「仕事辛かったんだね。流産大変だったね」
同情は不幸中の幸いを見つける行為。共感はあなたのことを本当に思っているよと伝える行為です。あなたがAの場合、同情された後、どう言葉を続けますか?「確かにそうだね」で会話がそこで終わります。共感の言葉をもらったらどうでしょう?「そうなの、残業がね…」という形で、自然と詳細を話そうとなりませんか?
二つの違いの例は以下の動画がとても分かりやすく解説しているので、お時間があるときにぜひ!
共感の法則
さて、共感をすれば相手からさらに話を引き出し、また、相手にこちらの話を聞いてもらいやすくなることはわかりましたが、具体的にはどうしたら相手に共感してもらえた、と思ってもらえるのでしょうか?
共感力ゼロのサイコパスでもできる共感してるっぽく聞こえる法則が以下です。
事実と感情をセットで復唱する
復唱できるだけの情報がなければ質問してみてください。「それで今、どんな気持ちなの?」「どうしてそんな気持ちになったの?」
例文
「この前の意味の提案通ったんだって![←事実]今すごく興奮しているんじゃないの?[←感情]」
「メールのCCに入ってなかったんだね。[←事実] のけものにされたようで悲しい気持ちになるよね[←感情]」
応用:子育てにて
実は子育て、しつけにおいて共感が一番大事な要素なのです。
以下の例文をもとに、子供に何かしてもらう前に必ず共感を一言挟むと自分から行動できる子供に育ちますよ!
定番パターン
子「自転車の補助輪外すの怖いよ」
親「怖くないよ。ほらママも乗れているでしょう?さあやってみて!」
共感を挟んだパターン
子「自転車の補助輪外すの怖いよ」
親「補助輪がないと、こけてしまいそうで怖いね。ママも外すとき怖かった」(共感+共有)
子「外したくないよ」
親「そうだね。外すと怖いね。じゃぁ、どうする?」(共感+協力)
子「…やっぱり頑張ってみる」
いかがです?共感者は特に新しい情報を話してはいませんが子供が気持ちよく次を話し、自分で何をすべきか気づかせるよう聞き上手に徹しています。ほとんどの場合、子供のいやいやは、本当にやりたくないのではなく、親が理解してくれないところから発生します。
部下、友達や家族との会話でぜひ役立ててくださいね!