だいぶ本が揃ってきました。どうぞお越しください。本屋「ココドコ」の話。
先月末に投稿した記事では、本屋「ココドコ」始めますという報告と、「ココドコ」という屋号の由来について触れました。
今回は、少し詳細情報をお知らせしてまいります。やっと本の搬入が落ち着いたので、そろそろ私の知り合いの方にもお越しいただきたく、よろしくお願いします。
シェア型書店「本店・本屋の実験室」について
まずは、私が棚をお借りした本屋さんをご紹介します。
JR高円寺駅近くの「本店・本屋の実験室」(ほんてん・ほんやのじっけんしつ)というシェア型書店です。今年の8月にプレオープンし、9月に本格始動、そして11月に私も仲間に入れていただきました。
最近ホームページができあがりました。どうぞご覧ください。
こちらの大きな特徴は、私たち棚主がお借りする棚が7段もあるということです。ひとつの大きな本棚をまるっとお借りするようなものです。単行本や文庫本を取り混ぜて約200冊ほど収納できるキャパがあります。
シェア型書店は日本全国に少しずつ増えてきていると聞きますが、私の知る限り、ほとんどのシェア型書店において棚主がお借りできるのは30~40センチ四方ほどのスペースです。せいぜい20~30冊ほどのキャパでしょうか。本棚だと一段、またはよく一箱と表現され、箱主さんと呼ばれたりしていますね。
ひとつの大きな本棚をまるっとお借りするということは、そこに並べる本だけでなく、費用も気持ちもたくさん用意する必要があります。そのあたりについては、また追って記事していきたいと思います。
ここでお伝えしたいのは「本店・本屋の実験室」は、他のシェア型書店とはちょっと違った趣があるのですよ、ということです。
さて、JR高円寺駅からの地図を作成してみましたので紹介します。公式のものではないので、もしかしたらいつか削除することになるかもしれませんが。ご参考までにどうぞ。
本屋「ココドコ」について
屋号の紹介とともに、どんな本を並べるのかは書きましたが、やや抽象的で漠然としていました。
私も実際に本を並べてみるまでは、そのようにしか表現できなかったんです。でも、私のスペースに本たちを並べてみて、ちょっと分かってきました。
ざっくり分類してみると、海外文学、日本現代文学、絵本、ときどき漫画です。写真をご覧になるとよく分かると思います。
本を並べてみて気づいたことは、私の癖でした。どんな癖かというと「綺麗に並べてしまう」癖なんです。出版社ごと、作者ごと、本の装丁ごと、何か共通した部分に倣って、並べてしまうんです。おうちでもそうなんです。うちの本棚が引っ越してきたみたい。
でも、あまり綺麗に並んでいると、本って手に取りにくいものですよね。何かテーマを設定して、そのテーマごとのコーナーを作ろうと試行錯誤中です。
もうずっと本は好きでした。僅か3ヶ月程ではありますが本屋さんでバイトをしたこともありました。それでも、本屋さんで本を売るために自分で選書をし陳列するのは初めてです。本屋さんについては素人なんです。
10月30日から少しずつ本の搬入を進めて、本日11月9日までに約127冊の本を並べました。そのうち、6冊が売れました。これからもっともっと多くの方に私が並べた本を手に取っていただけるようになりたいです。
同じ「本店・本屋の実験室」の他の棚主の方から、私の棚はごくごくスタンダードな小説が並んでいる、読みやすい本が並んでいる、と評していただきました。本当にその通りだと思います。そして、その言葉がとても嬉しかった。
私は本好きの方はもちろんのことですが、本はあまり読まないという方に、本を手に取ってもらいたいと思っています。読書って堅苦しい趣味でも、勉強のためでもなく、「ここではないどこか」へ行くことなんです。多くの方にそういう体験をしてもらいたいと思っています。
そのために、ごくごくスタンダードな、読みやすい本を並べてお待ちしております。
どうぞお越しくださいませ
というわけで、そろそろ私の知り合いの方にもお越しいただきたいと思っております。お近くにおいでの際は、どうぞお立ち寄りくださいませ。そうでなくても、高円寺って面白い街ですよ。古本屋と古着屋があちこちにあります。食べ物屋さんも飲み屋さんもたくさんあります。
シェア型書店なので、棚主が交代交代で店番をしています。私は11月後半から店番に加わることになっています。店番に入る日はまた何らかの形でお知らせします。
また、今のところ2025年3月までの契約の予定です。その先はどうなるか未定なのですが、ぜひぜひ3月までにお越しくださいませ。それまでがんばります。
ではでは、また近いうちに、準備とか、その他もろもろにつきまして、記事を書いていきたいと思います。またどうぞお越しくださいませ。