見出し画像

2024年8月 読み終わった本・読んでいる本

アプリ「記録」

読んだ本や観た映画を簡単に記録できるアプリ『記録|読書も映画も』を、この1月の初めから使い始めました。簡単なので、この一ヶ月間、無理なく、そこそこ楽しく使っています。

記録をつけるのも簡単だし、記録を振り返るのも簡単なので、せっかくだからその記録を生かしたいと思いました。ひと月ごとに、note に記録を起こしてみます。今年のチャレンジにします。順調に続くかしらね。

とりあえず、読んだ本を振り返ってみます。

1月~7月に読み終わった本はこちら


9月も終わりかける頃になって、やっと酷暑が落ち着き、涼しさを感じる時間が出てきましたね。すっかり秋になる前に、暑い暑い日々に読んだ本を紹介します。


8月に読み終わった本

2024年8月 読み終わった本


実は、今回の2冊については、それぞれ個々にテーマを設けて記事を書きたいと思っているところです。なので、今回はあっさりめの紹介です。




『リーダーシップに出会う瞬間 成人発達理論による自己成長のプロセス』


こちらの本は、コーチングの学びをきっかけに出会った本です。

副題にあるように「成人発達理論」をベースにとある女性の物語が語られており、その女性の成長を目撃しながら、成人発達理論を学ぶことができるという本です。

「成人発達理論」では、次の考え方が大前提になっています。

人間は、知識やスキルを獲得することだけではなく、
質的な成長を継続的に実現しうる。
成人以降においても私たちの知性は成長・進化し続ける。

『なぜ部下とうまくいかないのか』加藤洋平 より


私は40代に入ってからコーチングを学び始めました。一緒に学び始めた仲間のほとんどが私より年下でした。一回りどころか二回りも年下の仲間もいました。そんななかで、私は自分自身の可能性や伸びしろを疑っていたのです。

この「成人発達理論」の考え方を知ったとき、私は救われた思いがしました。人は一生かけて成長しますよ、と言われた気がして嬉しかった。

『リーダーシップに出会う瞬間』は、成人発達理論の学びにももちろん役に立ちますが、理論は抜きにして読んでも十分楽しめます。学びの本ですが、楽しめるんです。

先に「とある女性の物語」と書きましたが、訂正します。登場人物は複数おり、それぞれが物語を持ち、この本の中で成長をしています。主人公に共感する読み手が多いと思いますが、他の登場人物に惹かれる方もいらっしゃるはずです。

私は会社員を辞めてからこの本を読みましたが、今になって思えば、会社員時代に読んでおけばよかったです。私だけではなく、同僚や上司と一緒に読みたかったと思う本です。会社という組織の中で必死に頑張っている人にお薦めの本です。

また、表題にある「リーダーシップ」について深く考えるきっかけになった本でもありました。リーダーシップは仕事や誰かとの関係性において発揮するだけでなく、自分自身の人生において発揮するものであるという気づきがありました。そのあたりはまた別の記事で。




『アンの娘リラ』


4月に紹介した『虹の谷のアン』の続編です。アンシリーズの完結本でもあります。この本を読むことになったきっかけは、こちらの note にも書いてあります。


『赤毛のアン』好きが高じて、村岡花子さん訳、松本侑子さん訳、そして原書をそれぞれ読み比べているんです。これでひと通り読み終えたことになります。

『アンの娘リラ』はその名の通り、アンの娘であるリラが主人公の物語です。アンもしっかり出てきますが、メインとしてではなくサブの立ち位置になっています。『赤毛のアン』では11歳で登場したアンが、この本ではもう50歳に差し掛かる年齢になっています。

そして、アンの娘時代には想像もできなかった事態が『アンの娘リラ』において展開されます。第一次世界大戦です。英国についたカナダからも多くの若者が出征します。アンの息子たちも出征し、アンと家族たちの銃後の守りの様子が描かれたのがこの本です。

100年前の世界大戦に対する当時の人々の考えや思いを知ることができます。人々は大義ある戦いであると信じ、犠牲を尊び、さらには戦争反対と声をあげる者を敵視さえします。

それでも読み終えると、この本は「反戦小説」であることが分かります。

そして、先にアンの娘であるリラが主人公の物語であると書きましたが、注目すべき登場人物がもう一人と一匹います。アンの家の家事を担うスーザンと、アンの長男の犬のマンディです。彼らの存在が笑いと涙を誘い、戦時下という重いテーマの物語の救いになっています。

さて、アンシリーズの最後の巻まで読み終えたところで(これまで何度繰り返し読んだことか・・・)、実は最近また最初の巻である『赤毛のアン』を読んでいます。村岡花子さんの訳本です。手元にあるのはもうボロボロだったので、また買い直してしまいました。


最近買ったの(左)と26年前からの愛読書(右)


『赤毛のアン』シリーズ、心からお薦めします。




今現在、読んでいる本、積んでいる本

9月に読み終わった本


次回に紹介するのは上の3冊であるということです。

ちなみに積読になっている『宇宙のカケラ』と9月に読み終えた『自分とか、ないから。』は、似通ったテーマを全く違うテイストで扱った本でした。この2冊を一緒に紹介するのもありかもしれないですね。また考えてみます。

今回もお読みいただきありがとうございました。時間的には既に10月に入ってしまいました。ただいま深夜1:35。気持ち的には9月30日の夜中です。


いいなと思ったら応援しよう!

ワカナ/コーチング/キャリアカウンセラー
ここまでお読みいただいたことに感謝です。毎回生みの苦しみを感じつつ投稿しています。サポートいただけたら嬉しいです!