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ラグビー南ア代表のお酒の付き合い方

今回は アルコールに関してです!
そう!年末年始は飲み会などでアルコールを飲む機会が多くなります。
もう手遅れになっている人はいるかもしれませんが、
このサマリーが考えるヒントになればと思います。

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それではここから無料noteです。

今回のサマリーはスポーツ科学、特にハイパフォーマンスに
関するポッドキャストPacey Performance Podcastです。

Episode 337に2019年のラグビーワールドカップ優勝国である
南ア代表のS&CコーチであるAled White(現 Head of Physical Performance, Leicester Tigers)が南ア代表時代にどんなことをしていたのかを話しています。

その中にアルコールピリオダイゼーションを話していたので、
ポッドキャストを運営するSportsmithにお願いして許可をいただきました。(Thank you,Rob!) 

Sportsmithの公式HP:

https://www.sportsmith.co

Pacey Performance Podcast URL:

https://www.sportsmith.co/listen/pacey-performance-podcast-337-aled-walters/

https://youtu.be/fDe1hW2rLss

ラグビーの文化でもあるアルコールの取り扱い方中心に書いていきます。

Disclaimer: このサマリーはSportsmithの許可を得て書いております。
このエピソードに関する全ての著作権はSportsmithに帰属します。
I do not own any copyright. This post is translated with the permission from Sportsmith and this information is for those who can't understand English in Japan. 


アルコールピリオダイゼーションの考え方

まず断っておきたいのはAledはどの日にどうしたか?は言っていません。
では、何をシェアしたのか?それはどれだけ飲んでいいのか、です。

アルコール摂取の3つのレベル

AledはRWC2019の準備に向けてアルコールの摂取もピリオダイゼーションに組み込みました。
というのもラグビーを知らない方は驚くかもしれませんがラグビーとアルコール、特にビール、は切っても切れない関係が文化としてあります。
なのでお酒が好きなラグビー選手は多いです。(もちろん大半の選手達は節度を持って飲んでいることも付け加えておきます。)

しかしながらアルコール摂取が睡眠を阻害したり、
次の日の筋力を下げるエビデンスもあるのでRWC優勝を目指す南アは
アルコールの摂取をコントロールしなければいけません。

Aledが就任した時は選手達は土曜の試合後にビールを2-3本、
月曜日に何本か、と言った具合に結構ちびりちびりと飲んでいたみたいです。なので、Aledは南ア代表コーチ達と3つのレベルを設定し、
ピリオダイゼーションの中に組み込んだようです。以下がその3つのレベルの意味です:

レベル1: Non/ Dry=断酒

読んで字の如く”飲んではダメな日”です。

まぁこのレベルの時は仕方がありません。おとなしく寝ましょう!

レベル2: Sociable/ Do with their misses。

このレベルは恋人と飲む時、つまり嗜む程度という意味です。Aledはここで(普通の)ワイングラス1杯分というふうにしています。

*ここで奥さんや旦那さんが酒豪で。。。
という揚げ足取りはやめておきましょう。勝ちたいんでしょ?

Level 2は嗜む程度。1杯程度で済ませておきましょう。

レベル3:S#*t to bed。

もうここは飲んで飲んで飲みまくれる日です。心ゆくまで飲んでください。

ただし飲酒運転や迷惑行為、違法行為などは絶対にダメです。
酔っていたからというのは言い訳にはなりません。

アルコールのピリオダイゼーションのおかげでチームに起こったこと

Aledはこうしたアルコールを制御することで起こったのは以下です。

  1. ベテラン選手はこの考えが大好きで、結構今日はどのレベルの日か聞いてくる。

  2. 年に数回あるLv.3の時はみんな外出してチームの仲が深まった。これは毎週末に出歩いていたら、今週行かなくても来週末があるとみんな思うが、年に数回しかない機会だからみんな外出していった。

  3. RWCの時はスポーンサーが試合後にビールを用意してくれていたので、多分3人は1本ぐらいで、それはそれで良かった。優勝した時はLv24

その他Aledのフィロソフィーや南ア代表でしていたこと


  • S&C コーチとしてのフィロソフィー: Keep the main thing the main thing. (メインのものをメインとしておく。)

  • 身体的準備で大事なこと: Most prepared, least fatigued.(試合に向けて準備万端で、疲労がない状態を作り出す)

  • S&Cプログラムに関して:Get players involved. (何が必要でどんなことをしていくのかを選手と一緒に考えていく。)

  • リカバリーに関して:どんなエビデンスがあろうと選手が必要とするなら準備するべき(特に氷に関してはパフォーマンス低下のエビデンスもあるが、選手が使って気持ちがよくなら彼は用意すると言っています。)

アルコールとアスリートパフォーマンスに関してまとめてあります。


以上!


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